10月17日㊋の朝日新聞朝刊に、豊後水道入口に浮かぶ宿毛市の孤島・鵜来島の〝太鼓台復活劇〟のユニークな記事が掲載されていたので、転載させていただいた。
この活性化支援策は、島の内外の人々の、大きな力がもたらした「ビッグニュース」だと思う。太鼓台文化圏では、鵜来島のように島の人口が激減し、伝統文化が途絶えてしまった地域が数多くある。復活の方法は「まだまだいくらでもあるのではないか」を教えてくれる、素晴らしいニュースで、各地のお手本となると思う。
なお、鵜来島を含む高知県下の太鼓台事情については、このブログの別稿にて紹介していますのでご参照ください。
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下記投稿は、近々母校の同窓会報に掲載される予定のもの。常々「太鼓台文化との付き合い方」を模索している個人的想いを、発信しました。
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過日開催された標記の写真展は11月30日で終了しました。
観音寺市・琴弾公園内の総合コミュニティーセンターの会場には、大勢の方々にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
我田引水ではない「真に確かな太鼓台のルーツを知る」ことは、この文化圏に生きている私たちにとって、とても重要なことだと考えています。私たちの地方(中・西讃~東予~西阿)は、有り難いことに津々浦々の太鼓台を凌ぐ巨大で豪華な太鼓台を、縁あって伝承してくることができました。このことは、ややもすると自慢話に繋がりますし、他の地方よりも優れている・勝っているとの優越意識を持つことになってしまいますが、それでは駄目です。豪華な太鼓台を有する地方であるからこそ、どこよりも謙虚に物事を捉えなければならないと思います。また、文化圏を代表して取り組まなければならないことも多々あると思います。
今回の小展は、過去に見学した「ルーツ的で素朴な各地の太鼓台」をご紹介しました。(以下が展示物です)
①総括
②祖型
③櫓型
④四本柱型
⑤平天井型
⑥丸屋根型
⑦切妻破風屋根型
⑧蒲団型の由来
⑨本物蒲団型
⑩鉢巻蒲団型
⑪枠蒲団型の初期段階 明石と奈良
⑫枠蒲団型 伊吹島と櫛生(旧・愛媛県長浜町櫛生)
⑬枠蒲団型 各地
⑭絵画史料
⑮その他
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