太鼓台文化・研究ノート ~太鼓台文化圏に生きる~

<探求テーマ>①伝統文化・太鼓台の謎を解明すること。②人口減少&超高齢者社会下での太鼓台文化の活用について考えること。

〝太鼓台文化と向き合う〟交流会が開かれました。

2022年01月08日 | イベント

2021年も押し迫った12月26日(日)、坂出市白金町の内濱会館で「太鼓台文化に関する交流会および講演会」(通称:太鼓台ファンの集い)が、開催されました。2年続きのコロナ禍で各地の太鼓台祭りも皆無となり、「停滞するモヤモヤ感を少しでも払拭できたら」という、主催者両氏(Y・T氏&T・T氏)の想いの籠った周到な準備と計らいで、人数限定で開催されました。当日は、過去に行った各地の地歌舞伎衣裳や古い太鼓台の調査行を共にした30名弱の懐かしい仲間たちが〝再会〟し、和やかな内に講演会や座談会が開催されました。

参加の皆さんからは、〝現状のコロナ禍からの脱却と、コロナ後の太鼓台文化に対する熱い想い〟が口々に発せられていました。参加した皆さんの地域は香川県中・西讃から愛媛県東予地方でしたが、この地域は太鼓台文化圏の中でも自他共に認める〝太鼓台先進地〟です。にもかかわらず、案の定〝地域の活性化と太鼓台文化の継承〟に黄信号が灯っていることを、何人もの方々が吐露されていました。そして交流会では、「地域活性化と伝統文化の伝承とは別のものではなく、表裏一体のものである」と考えられている方々が多かったように思いました。ただ、このところ聞こえてくる〝人口減少・超少子高齢化・コミュニティーの高齢化〟など、どちらかと言えば負の要素が余りにも大きく紹介され、皆さんの前向きで積極的な気持ちに大きく影響を与え、地域活性化も太鼓台の継承にも、個人の力だけではなかなか手が打てず、思いあぐねている〟のだな、と強く感じました。

そういう私自身も、何とかして、間もなく訪れるであろう地方やコミュニティーが立ちいかなくなる前に、〝地域活性化と伝統文化の後世への継承の両立ができないものか〟と、日々悶々としているところです。私たちのエリアやコミュニティーでは、一体どのような手立てがあるのでしょうか。全ての地方にまんべんなく押し寄せてくる〝人口減少・超少子高齢化・コミュニティーの高齢化〟の波。そのような状況の下、地域と伝統文化とを両立させ、どちらにも都合の良い画期的な〝解決への妙案〟があるのでしょうか。しかも、ごく普通の生活者である私たちにでも〝身近に取り組める〟ことが必須でなければなりません。私の当日の発表は、この妙案獲得に対する〝突飛且つ大風呂敷的な意見提起でした。ただ、本人は決してそのようには考えていませんし、コミュニティーの誰もが身近に且つ気軽に取り組める、両立させるための〝唯一無二の妙案〟であると確信していますが‥。

以下に当日のプロジェクター画像を、見にくいとは思いますが、投影した順にコマ送りで紹介します。(当初予定の番号とは、一部変更しています)

最後に、プロジェクターと重複する部分もありますが、当日配布したレジメを添付します。(5枚)

(終)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする