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~球児たちの あしあと~

2017 蘇夏 第99回全国高校野球選手権兵庫大会4回戦 村野工業vs明石商業~3年目の夏~前半戦

2018-01-14 | 2017 夏☆甲子園


7月19日 清々しい夏空広がる明石トーカロ球場

第1試合に村野工業と明石商業との4回戦が組まれた。
いつも試合開始前1時間は早く到着するように余裕を持って出発するが、
この日は逸る気持ちからか・・・予定より早く出発したものの事故だったか
大渋滞に巻き込まれてしまいギリギリの到着となった。
それでもシートノック開始には間に合い、今日も笑って帰りたい・・・
そう思って、この対戦は初めからいつも観る場所へ座らせていただいた。

両校2回戦が初戦の夏の始まり
村野工業は2回戦 夢野台に8-3、3回戦 鳴尾に5-1で勝利し4回戦へ進出。
明石商業は新チームとなった2016年秋県大会
県を優勝し選抜へ出場した神戸国際大附属との3回戦 延長11回3-4で秋を終え
報徳学園が優勝した2017年春県大会では育英との3位決定戦を対戦し4強。
選手権では92回大会から96回大会までの5大会全て8強 
160チーム以上ある兵庫の中でそれだけでも凄いこと。
97、98回大会には2年連続の準優勝を誇る。
この2大会には中学からよく知る選手が居たこともあり明石商業の夏も追いかけてきた。
今度こそ・・・秋、春の悔しさを持って挑む夏
2回戦 須磨東に13-3(7回コールド)、3回戦 豊岡に6-0と快勝し4回戦へ。

夏の記憶を残す時まで撮影した写真は見返さないのですが、
この試合は書き出す前にあの日に残した写真を開けてみた。
カメラとは不思議な道具で・・・
撮る側、撮られる側 両者の気持ちが映る。
自分の気持ちの揺らぎを感じるものばかりだった。
写真を見終えて少しまた気持ちが苦しくなってしまったが、残すことに意味がある・・・
そう思うので、この対戦もあの日に戻りたいと思います。

第99回 全国高校野球選手権兵庫大会4回戦 村野工業vs明石商業~3年目の夏~前半戦

両チーム スターティングメンバーです











村野工業 先発 道才投手

明石商業 先発 加田投手

村野工業の5回までを振り返る。

1回表
1番奈良選手 加田投手三振の立ち上がり





2番小滝選手をサードゴロに



2死から3番中根選手がセンター前ヒットで出塁するも山本捕手ナイススロー!
盗塁を阻みスリーアウト







2回表





4番吉村捕手 5番道才投手をショートゴロに











6番肥塚選手



2Bからセンターオーバーの特大ヒット!







あの鳴尾戦での攻めたフルスイングに、やっぱり繋がったと嬉しい一打だった。
そしてこの一打は肥塚選手の高校野球最後のヒット
またひとつ私の中に大きく記憶に残る一打が生まれた。
肥塚選手は三塁を狙うが返球が勝り惜しくも阻まれる。









3回表

先頭は7番志水選手 レフトフライに









8番海津選手がレフトヒットで出塁するも三振、セカンドフライに



















4回表







2番小滝選手 ファーストゴロに

3番中根選手の打球にはミスを誘い、4番吉村捕手の進塁打







初めて2塁へランナーが進み2死2塁 5番道才投手をセカンドフライに









5回表には三振、セカンドゴロ、ピッチャーゴロと加田投手の好投が続いた。





















一方、対照的な隙のない攻撃が観られた明石商業の5回までを振り返る。

1回裏

1番倉見選手をレフトフライ、2番田淵選手をライトフライに捕り2死













3番藤本選手が粘りの四球
ファウルにレフト余田選手がナイスファイト!





4番右田選手をファーストファウルフライに



2回裏









先頭5番山本捕手 ショートフライに





6番後藤選手が内野安打で出塁

7番来田選手のセカンドゴロにWプレイ!















2回までは両チーム1安打づつ、守備でも良いプレイが観られました。

試合が動いたのは3回裏

先頭8番宮下選手のセンター前ヒットがチャンスメイク!

PBで二進、9番加田投手の犠打で1死3塁







1番倉見選手 死球で出塁









2番田淵選手
吉村捕手のファイトプレイが観られた。
田淵選手の思い遣りプレイも素晴らしい。









エンドランにミスを誘い宮下選手が先制のホームへ。



その後 三振、センターフライ 1得点を先取した3回の攻撃でした。











ビックイニングを作った4回裏

先頭5番山本捕手がレフト前ヒットで出塁すると、6番後藤選手が初球を送る。

7番来田選手が死球、8番宮下選手2安打目 センター前ヒット!



1死満塁となり9番加田投手
初球スクイズを試みるもファウルとなるとヒッティングに切り替えセンター前へ2点タイムリー!









1死1、3塁 1番倉見選手がスクイズを試みるも結果四球を選び再び1死満塁











2番田淵選手を三振に取り2死満塁となるが、3番藤本選手が死球押し出しで1得点。4-0





2死満塁は続き4番右田選手 四球押し出し 5-0



続く5番山本選手 初球をレフト前へ2点タイムリー!7-0





さらに6番後藤選手 ライト前へ連続タイムリー!8-0

ここで道才投手からライトを守る志水選手がマウンドへ。

志水選手が投手をするということを聞いてはいたけど、
春から練習試合も観れていなかったので志水投手を観るのは初めてのことだった。
道才投手はファーストへ
もう一度マウンドに戻ってくるかもしれないな、戻ってきて欲しいな・・・そう思った。







公式戦初登板で2死1、3塁の場面
投球準備が無い中での継投は難しいものもあったと思うけれど
志水選手なら託された場所で「熱男」を魅せてくれるだろうと頼もしさも感じた。

この時の志水「投手」の心の声は後に新聞記事で聞かせてもらった。

「あいつのために流れを引き戻す」

打席には7番来田選手
Bが3つ先行し、私にも緊張が走ったがセンターフライに捕り猛攻を切った。
気持ちを感じる5球だった。
しかし7得点を挙げた4回 大きな8得点差となった。



5回裏

先頭は8番宮下選手、9番加田投手の打球にはミスが重なり無死1、3塁

1番倉見選手がサード前へ絶妙なスクイズで1得点を追加 9-0







ここで再び道才投手がマウンドへ



道才投手の再登板にふとベンチの監督さんへ目を向けた。
「精一杯頑張って来い」
そんな監督さんの心の声が聞こえたようで前が見えなくなってしまった。
道才投手の大好きな言葉「自分らしく」 どう自分らしく表現するかな・・・
大きくひとつ深呼吸をする姿が印象に残っている。

1死2塁 ピッチャーフライ、三振に取り切り抜けた。
大きく上がったピッチャーフライ サード肥塚選手が懸命に追ってくる。
4回に起こったファウルフライの不運
グラウンドにポケットが空いていたかのように足を止められてしまった。
そこから猛打の7得点。
あの一球の悔しさがこの懸命な守備に現れていたように思った。







前半が終了し9得点の差を持って後半戦へ

まだ5回 まだまだある・・・
今までの道才組をずっと観てきたから・・・きっとどこかで「らしく」チャンスを作るはず。
そんな気持ちが私にはあった。
私の前方にあった美安選手のお父さんの後ろ姿にも、
まだこれから!一枚でも多く選手たちの記憶を一緒に残そう!そう思ったことを記憶している。

そろそろ後半戦が始まろうとする時、
ベンチ前では田中選手が打席に入る準備をする姿が目に入り思わず笑顔になれた。
スタンドのみんな気付いているかな・・・

大きく開いた得点差に残されたイニングもよぎる。
まずは1得点 得点差を縮めて9イニング最後まで観たい!
そう願い後半戦の始まり・・・

後半戦の様子は2017 蘇夏 第99回全国高校野球選手権兵庫大会4回戦 村野工業vs明石商業~3年目の夏~後半戦



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