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~球児たちの あしあと~

2014 春季高校野球 兵庫県大会 決勝 ~報徳学園vs姫路南~観戦記

2014-05-15 | 2014 春季高校野球





2014春 兵庫の頂点に立ったのは4年ぶり8回目、昨秋、今春と連覇し二冠に輝いた報徳学園

報徳学園の選手のみなさん 優勝おめでとう






そして秋の王者に挑んだ姫路南ナインのがんばりは、夏へと大きく繋がる春の大会だったのではないかなぁと思います。

夏の自分の立ち位置を確率すべく、全ての選手に最後の夏への意気込みを感じる春だった様に感じました。





3位決定戦では、東洋大姫路が加古川北を4ー2で降し東洋大姫路が3位、加古川北は4強と、

今夏、甲子園きっぷを賭けての戦いは、どのチームが掴むのか・・・とても楽しみです。




決勝を戦った報徳学園にも、姫路南にも野球の息子が在籍していて、みんなのそれぞれのポジションでのがんばりを

見ることができて、私にとってとても思い出深い2014年春の大会となりました。

その思い出を形に観戦記を書きたいと思います。





2014年 春季高校野球 兵庫県大会決勝  報徳学園VS姫路南 観戦記



 
先攻 報徳学園、後攻 姫路南

姫路南先発は左納投手



左納投手の先発を観るのは、練習試合を含めても初めてで、楽しみいっぱいに観戦させてもらいました♪

まずは報徳の前半戦を振り返ってみたいと思います。

1回表 先頭比嘉選手を見逃し三振、死球も絡みましたが、2回は三者凡退に討ち取り、

立ち上がりいいスタートが切れた左納投手だったと思います。


3回報徳の攻撃は、8番端岡選手のセンターオーバー2ベースヒットを主島投手が送り、その後2死3塁と先制の機を与えてしまいましたが、

次打者に見逃し三振と、制球力抜群のピッチング、ここを締めれたのはとても大きかったと感じました。



主島投手 ナイスバントでした^^





4回にも4番岸田選手と5番東本選手(18)の2連打で1死1.3塁と報徳は再び先制の機。



6番土谷選手を三振に取り2死1、3塁

7番門野選手(12)はセンターフライに討ち取り、報徳は再度先制の機を逃し、姫路南は再度ピンチを凌いだ・・・

一つひとつのプレイから、姫路南の夏への力を感じたチームの立ち上がりでした。



 


それでも2巡目3巡目に入り、やはり報徳打線は素晴らしい力を発揮していきます。

5回の攻撃

先程センターオーバーを放った8番端岡選手が今度はライトへ運び、9番主島投手が初球を送り1死2塁







打席には3巡目の比嘉選手

2B1Sからライトオーバー3ベースヒットで先制





更に1死3塁となり、2番大畑選手(5)がレフトフライでタッチアップ 2-0





理想的な形で2得点を挙げました。

ここまで2打数2安打の端岡選手は、後半この対戦に大きく貢献する素晴らしいバッティングを魅せてくれることとなりました・・・




そして姫路南の前半の攻撃は・・・

報徳学園 先発は、準々決勝で高校球児となり初の公式戦初マウンドで堂々たるデビュー戦を飾った1年生の主島投手



主島投手は、以前私がお邪魔していたヤングリーグ加古川倶楽部の出身(現、兵庫加古川)

当時、2、3年生に帯同していて、1年生だった主島投手のことを、実は記憶にないのですよね・・・

先日、主島投手が高校入学前、チームの練習見学にお邪魔した時に、たまたま来ていたので会って話したのが初対面のようなもの。

身体にも恵まれ、落ち着いた雰囲気を感じ、古豪報徳学園での彼の野球が楽しみだなぁ~と思っていたら・・・

まさかこの春、先発する主島投手を観ることになるとは・・・その時は想像もしていなかったのが正直なところです。

兵庫加古川の選手は私にとっては、みんな野球の息子^^。

準々決勝先発の一報を受けて、思わずコーチに緊急連絡したくらいです・・・もちろんご存知でしたけどね

そして迎えた決勝で、まさかの先発・・・本当驚きました。

・・・が、1年生ながら大舞台での先発に起用されるということは、それだけの期待が彼にあるからこそ。

今後への大きな経験をさせてもらったなぁと、嬉しい気持ちで観させて戴きました。



1回裏の攻撃

3番長澤選手のセンター前ヒットでランナーが出るものの、4番左納投手も三振に取られ残塁。

長澤選手のヒットを挟み、1、2番、4、5番と4者へ三振を取り、主島投手の立ち上がりは素晴らしかったです。


2回には6番藤森選手のレフト前からスチールを決めて1死2塁

7番福本捕手に死球を与えて1死1、2塁

先制のチャンスで、9番大田選手のショートゴロがグラブを弾き内野安打満塁となるか・・・でしたが、

カバーが素晴しく、ここは二者残塁となり、報徳の堅守が光りました。


更に3回、4回と三者凡退に取る主島投手の好投は続き、動いた5回裏。

先頭、7番福本捕手が2回目の死球で出塁



福本選手には痛い死球でしたが^^;チームにとってこの死球が欲しかった1得点へと繋がっていきました。

8番三好選手の送りバントに送球ミスが重なり無死1、2塁

更に9番太田選手が送りますが、ここはサードフォースアウト・・・

先のランナーを無くし1死1、2塁

3巡目に入り1番中島選手がセンター前! 1死満塁の大チャンスがやってきました。



打席には野球の息子 2番玉田選手



ここで出るか~と、もうドキドキでしたが・・・1B2Sからライトオーバーのタイムリー!

もうこの一打は本当、嬉しいの一言でしたね~♪

私にとっても忘れられない最高の打席になりました^^





更に満塁は続き、もう1得点2得点欲しかった場面でしたが、3番長澤選手のショートゴロから本塁死と三振で三者残塁



ここはとても残念な場面となってしまいましたが、選手のみんながフルスイングする姿に、

これは攻めた結果、後半戦へこのフルスイングが良い形となって現れたらいいなぁと思いました。


前半が終了し、対戦後吉本監督さんがコメントされていた、もう1得点取りたい場面での走塁ミスや確実なバントの打球方向などは、

夏に向けて課題の見つかった前半戦だった様に感じました。




そして1得点差から始まった後半戦。

前半2得点を奪われましたが、左納投手の要所でのナイスピッチングが後半でも発揮され、

6回は三者凡退、7回には7番門野選手はライトへ3バースヒットのナイスバッティングで無死3塁



8番端岡選手が初球をセンターフライでタッチアップか~と思いましたが、

走者走れず、ここは南センター哲の守備光った場面、報徳にとっては突き放したい場面で残念な結果だった様に感じます。



その後、三振と死球が絡み2死1.3塁とチャンスは続きましたがセンターフライで二者残塁となり、

南の踏ん張りが見られた7回裏でした。


そして8回3番石垣選手への死球と送りバントで1死2塁となったところで・・・

宮田投手の登場です。



準決勝の好投が冷めやらぬ中、決勝はリリーフとしてどんな展開に持って行くのか・・・

宮田投手の投球は観ていてワクワクする投手なんです♪

立ち上がり三振、Pゴロで8回を終え、最終回を迎えます。







9回表



先頭をファーストゴロに取り、打席には8番端岡選手 初球をセンターへ3ベースヒット!



もう追加点はやれない場面で宮田投手・・・さぁ~勝負の時。



9番は6回より継投した報徳エース中村投手



S、S、B・・・4球目をライトへ運び3得点目のランナーが返り、P対決は中村投手に軍配が上がりました。



南の後半の攻撃は、中村投手に替り、単打3本、9回終了し14人の打者に対し5奪三振。

先発 主島投手の好投に対戦後、「1年生にいい球見せられたら打たれるわけにはいかない」と語った様に

観ていて気合い溢れる力強い投球をしていたと感じます。



また、8番端岡選手は2年生選手で公式戦2度目のスタメン起用だったとのこと。

4打数3安打、5回、9回の2得点に絡む大活躍^^



決勝は大きくスタメンも替り、新戦力の力強いプレイにまた夏の報徳学園が更に楽しみとなりました。

そして姫路南、2得点を追う最終回・・・

6番藤森選手のレフト前ヒット、8番三好選手のセンター前ヒットで1死1、3塁まで詰め寄りましたが・・・







最後は代打川崎選手がショートゴロWプレイ



後半は中村投手の好投を前に3安打、2得点が遠い展開となり、結果3-1で報徳学園が優勝を掴みました。





報徳学園は5月24日から行われる春季近畿大会で、25日 滋賀代表 北大津との対戦が決まりました。

近畿春の頂点を目指しがんばって下さい



あと一歩のところで準優勝に終わった姫路南でしたが、今春の戦い振りは本当素晴らしく、

夏が楽しみな、そして追われるチームに成長を遂げた選手のみんなに大拍手です。



報徳学園の近畿大会での健闘、優勝を祈り、また両校の更なる前進のために、戦い終えた同志たちのエールの交換です。

素晴らしい応援に感動しました♪ 





三年生は、この仲間と一緒にプレイするのはラスト2ヶ月余り・・・

そして甲子園きっぷを掴むべく、更に一人ひとりが最高の夏になるようがんばっていくことでしょう。


2014’野球の息子たちのLast year

この年をどれだけ楽しみにしてきたことでしょう♪

表彰式を見ながら、まだ見ぬ夏の光景を重ねてしまい、何だか胸熱くなるものがありました。

高校野球の集大成、それぞれのあしあとを良い形で残していけるようがんばって欲しいなぁと思います。



兵庫球児たちの、もうすぐ始まる暑い熱い夏を楽しみに2014年春 観戦記を終えたいと思います。

兵庫球児のみなさん お疲れさまでした!

素晴らしい対戦をありがとう♪

そして、最後の夏、チーム一丸となって甲子園きっぷを掴んで欲しいなぁと思います。

One for all! all for one!

兵庫球児のみんな!かんばれ~


2014年 春季高校野球 

兵庫県大会地区大会 姫路南戦歴

1回戦 対 神崎 13-0 (5回コールド)
2回戦 対 姫路商業 7-0 (7回コールド)
代表決定戦 対 姫路飾西 8-1

兵庫県大会

1回戦 対 甲南 6-3
2回戦 対 篠山鳳鳴 10-3 (7回コールド)
準々決勝 対 滝川第二 4-1
準決勝 対 加古川北 1-0
決勝 対 報徳学園 1-3
 


PS・・・春の大会で撮りためた写真は、またmy Photo albumにUPしていきたいと思いますので 
    
    球児たちのがんばりをぜひ見てあげて欲しいなぁと思います



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