7時30分 成田着。
相変わらずほとんど寝られずに、超寝不足状態で日本到着。
今回は成田~新千歳の便が満席で予約取れなかったので
羽田までリムジンバスで移動。3000円。
ネパールとタイの物価に慣れかけていたので3000円がとても高く感じた。
上野公園近くの老舗ウナギ屋で、久々の日本のご飯。
ネパールの食事も美味しかったけど、やっぱり日本食は美味いね。
余裕を持って飛行機の予約を取っていたので
上野の美術館のペルシャ帝国展を見に行った。
いつかイランにも行ってみたい。もっと気軽に行ける国ならいいのだけど。
早めに羽田に着いたので、飛行機の便を早めて貰って17時の新千歳行きに乗った。
一番安かったので、スカイマークエアラインに初めて乗った。
搭乗率は60%くらいだったろうか。
出発してからここまでですでに8回飛行機に乗っていて、しかもすべて満席だったので
空いている機内の居心地は最高だった。
ぐっすりと眠りながらあっという間に新千歳へ。
めちゃくちゃ食べたくなったラーメンを食べて、自宅に戻った。
朝5時にロビー集合。
最終日の今日はエベレストを見るためにヒマラヤマウンテンフライトを申し込んでいた。
1人180ドルとのちょっと高いが、ほとんどの観光客が申し込むそうだ。
6時過ぎのブッダエアーの飛行機に乗り込む。
数社がマウンテンフライトを開催しているが、ナビンさんの話だと
ブッダエアーが一番人気があるそうだ。
雨が降ったらエベレストが見えないのでフライトが中止になるらしい。
曇りだったが雨は降らずにいてくれた。
雨季の最中だが、結局1度も雨に遭遇しなかった。
飛行機が飛び立ち、しばらくは曇り空で何も見えなかったが
高度を上げ、雲を通り抜けたとたんにヒマラヤの山々が目に飛び込んできた。
下のほうは雲がかかっているが、上のほうは全く雲が無くはっきりと見える。
ネパールの国内線はみな操縦席扉が開いていて、操縦室が丸見えになっている。
マウンテンフライトのときは、乗客を順番に操縦席に入れてくれて
目の前に広がる景色を見せてくれる。これがこのツアーのウリのようだ。
自分の番になって操縦室に入ると、トムクルーズのような端正な機長が
正面の山を指をさして教えてくれる。
「マカルー」「ローチェ」「エベレスト」
8千メートルを超える山々が目の前に見えた。
中国との国境ギリギリまで近づいてくれて、エベレストもはっきりみることが出来た。
人が登っていれば見えるのではないかと思うくらいの距離だった。
機長によっては「カンチェンジュンガ」の近くまで行ってくれる場合もあるらしいが
そこまでは今回は無かった。エベレストの頂上を見ることが出来て十分に満足だった。
10時過ぎにホテルを出発してカトマンズ空港へ。
国際線ターミナルには相変わらず客引きが大勢待ち構えている。
入り口までナビンさんと運転手さんが見送ってくれた。
本当にお二人ともお世話になりました。
13時40分発 バンコク行き タイ航空便で出発。
タイの現地時間の18時10分にバンコク到着。
成田行きまでは5時間もある・・・・
23時10分 成田行きタイ航空便で日本へ。
タイ航空の飛行機には過去も含めて何度か乗ったけど
機内食が美味しくない。はぁ。
朝食はホテルのテラスで。
白人の年配のご婦人が先客で食事をしていた。
僕らを見ると、しきりに「おめでとう」と言って来る。
最初は「????」だったのだが
どうやら秋篠宮様に子供が生まれた事に対して「おめでとう」と
言っている事が分かった。
カトマンズへ向かうためにポカラ空港へ。
ポカラ空港は手荷物や預け荷物の検査機が無く
トランクやカバンは全て空けて見せなくてはならない。
預け荷物をカウンターでチェックされた後に
一人ずつカーテンを閉められた密室状態で手荷物をチェックされる。
イエティエアライン8時45分の便でカトマンズへ。
今度は左側の席を確保してヒマラヤの山々を眺めた。
今日も素晴らしい天気で遠くまではっきりと眺めることが出来た。
本当に今回の旅行は天気に恵まれている。
30分のフライトでカトマンズに到着。
運転手さんが空港で待ってくれていて
そのまま「ブッダアイ」で有名な「スワヤンブナート」へ
スワヤンブナートは小高い丘の上にある仏教寺院だ。
造られたのは2500年以上前との事で、どうやらはっきりとした事は
わからないらしい。
次にパタン市街の観光へ。
パタンは日本にいる時に雑誌などでよく写真を見かけた。
古い寺院が並び、素晴らしい景色の街だった。
ここでもマオイストの集会が行われ、
物乞いの子供に付きまとわれた。
今日はカトマンズでは大きなお祭りが行われた。
旧王宮に国王がやって来る。それと生き神で有名な「クマリ」が
山車に乗って街の中を練り歩いた。
今日の宿泊場所は「ホテルグランド」
ネパールに来てから一番ホテルらしいホテルに泊まった。
飲んだビールは「ツボーグ」
朝4時半に起床。
今日はアンナプルナ山群の朝焼けを見る為に早起き。
5時過ぎにホテルを出発。ポカラ郊外のサランコットの丘へ。
ネパールの朝は早い、
まだ暗闇の中を沢山の人が行き来しているのが見えた。
車で30分ほどで丘の中腹に到着。そこから少し登って展望台へと移動。
薄っすらと日が昇ってきた。雨季にしては珍しいくらい快晴になりそうだ。
雲が無いのを確認して、丘の頂上まで一時間ほどのハイキング。
ハイキングと言っても全て登り・・・。
普段運動のしていない僕にはキツい。やっとの事で頂上へ、
標高は1592m。
ポカラから800m登った計算になる(途中まで車だけど)
空は雲がほとんど無い状態で青一色だ。
目の前に広がるマチャプチュレを中心としたヒマラヤの山々がはっきりと見えた。
ナビンさんは「本当にラッキーだ」と何回も言っていた。
しばらく頂上で過ごしていたが、
何時まで見ていても飽きないくらい素晴らしい景色だった。
朝4時半起床。
早く起きたのはヒマラヤの朝焼けを眺めるためだ。
5時半に屋上の展望スペースに行くと、既にナビンさんが待っていてくれていた。
昨夜の雨が小降りだったので雲が少し残っていた。
雨季のこの時期は、夜に大降りだと翌朝は空から雲が消えているらしい。
ただし、雲が無い快晴になるのはマレだと教えてくれた。
ランタンレンジの山々が雲の間から見え出してきた。
親指の形のようなチョババムレは綺麗に見える。
残念ながらエベレスト方向には厚い雲がかかっていた。
9時過ぎにカトマンズ空港の国内線ターミナルに到着。
国内線旅客税を1人169ルピー支払って
10時発、イエティ航空の飛行機で空路ポカラへ。
カトマンズ~ポカラの飛行機では右側の席がよいと
教えてもらったので飛行機まで走って右側を確保( ̄∇ ̄*)ゞ
遠くにヒマラヤの山々を眺めながら、30分ほどでポカラ空港に到着。
今日からポカラに2泊。
レイクサイドにある宿泊先の「ホテル トレック オテル」の送迎車に乗ってホテルへ。
ポカラは標高800m。カトマンズより標高が低い分少し蒸し暑い。
フェワ湖という湖に沿って街があり、レイクサイドとダムサイドの
2つに大きく分かれている。
10時半発のタイ航空便で空路、ネパールの首都カトマンズへ。
約3時間後、現地時間で12時半にカトマンズ空港に到着。
現在、ネパールは政治情勢が不安定だ。
外務省の渡航情報でも「渡航の延期をお勧めします」が出ている地域もある。
これが観光地にも出ていると日本の大手旅行代理店では
ツアー自体をキャンセルしてしまうそうだ。
実際8月15日までは大手各社ともツアーを中止しており、
僕らもOKが出たのは出発日の6日前だった。
国王政権が失脚し、新しいネパール政府が立ち上がったが、
共産主義を掲げるマオイストという組織との間で武力衝突が頻繁に起きていて、
既に1万人が命を落としているそうです。
今は停戦が合意され小康状態との事のようだが
それでも日本や欧米の旅行者は今年は激減してしまったそうです。
迎えに来てくれたのは「C & K Travels & Tours & Treks Pvt. Ltd」という
日本人の旅行を数多く手がける旅行会社の運転手さん。
すぐ後に「ナビンさん」というガイドさんも現れた。
2手に分かれて探してくれていたらしい。
ネパール滞在中に我々が大変お世話になったお二人である。
その後古都バクダプルへ。
数百年昔、マッラ王朝時代にカトマンズ盆地を統治していた王は
自分の3人の息子に国を分割してそれぞれ与えたそうだ。
カトマンズ、パタン、そしてもう一つがバクダプル。
その後はヒンドゥーの聖地チャングナラヤンへ。
今日の宿泊地ナガルコットへ。ナガルコットは標高2100メートルの丘の上にある村。そこに宿泊施設が点在している。ヒマラヤ山脈の東側、エベレスト方向を遠望できる場所だ。今夜の宿は「ニヴァ・ニワ・ロッジ」というホテル。こじんまりとした素敵な建物だ。ビールはネパールの製の「サンミゲル」を飲んだ。
九時集合に大幅遅れ。去年の秋に来たときは物凄く並んでいてへき易したが、新しくなってJALとANAが分かれてから手荷物検査も出国審査もスムーズで一安心。