先週末の土曜日は、梅雨が明けたかのような夏らしい天気だった。
気温が高いので凍らせたポーラーボトルを2本、ケージに入れて自転車で出かける。
多摩川へ行き仲間と連光寺や尾根幹を走った。
あまりにも気温が高かったので久しぶりに百草園の「アルティジャーノ・ジェラテリア」でアイスクリームを食べる。
ただでさえ美味しいアイスも暑い中、自転車で走ったので美味しさが何倍にもなって最高!
帰り道、ボトルもドリンクも少なくなったので自動販売機でコーラを買って飲む。
自転車で思いっきり走った後の最初の一口が本当に美味い!
最後は、田園調布の山岳ステージ(?)に行きでアップダウンを走ってから帰宅。
シャワーを浴びてさっぱりした後、電車で銀座へ
観たかった映画「天然コケッコー」の公開初日なので「CINE SWITCH」へ
チケットを買い上映開始まで一時間ほどあったので近くにある「煉瓦亭」に行き夕食。
魚のフライとサラダを食べる。
腹ごしらえをすませ「CINE SWITCH」へ入る。
(館内に飾られていた出演者の子供たちの直筆落書き入りポスター)
この「天然コケッコー」という映画ついては何の知識も無かったのだがある日、この映画のロケ先が僕の育った町に近いという事が解りそれ以来、とても観たかった作品のひとつだった。
原作は、くらもちふさこの漫画。
小中合わせて全校生徒6人という小さな田舎の学校に東京から一人の転校生がやって来るというところから映画が始まる。
まあとにかく全編を通してのどかな雰囲気で僕の耳には懐かしい方言を出演者が使うので少々恥ずかしい。
だって映画を観ているのは銀座のど真ん中だから・・・
だけど映画に出てくる山や海が綺麗でとても懐かしくそれらを眺めているだけで心の奥がほっとする。
「あ~僕は、田舎の人間なんだなぁ」と改めて認識。
主人公の女の子が修学旅行で東京に出てくるシーンがあり雑踏の中で戸惑っている姿が印象的だった。
僕は、いつから東京の街の歩き方を覚えたんだっけな?
劇中では観ている僕には大した事が起こるわけでもなく、しかし子供たちにとっては大きな大きな出来事の連続。
映画が終わり、流れてきた(くるり)の曲も良かったな。
映画を観終わり幸せな気分で映画館を出る。
すぐに電車には乗らず新橋駅まで歩く事にする。
今頃、僕の田舎は、真っ暗で外を歩いている人なんて殆どいないだろう、だけど東京は、昼間のように明るく、街を歩く人で溢れている
少し前に、テレビを見ていたら中央線沿線を歩くという趣旨の散歩番組が放映されていた。
その中でジブリ美術館の入り口の近くで自転車に手作りのワッフルを入れた箱を載せて販売している女性が出ていたのだが玉子も牛乳も使わない植物性の玄米ワッフルがとても美味しそうで販売している女性の笑顔も素敵でワッフルを載せた年季の入った自転車も存在感があったのでとても興味を惹かれた。
そして先日、自転車で三鷹のジブリ美術館まで足を運ぶとテレビで見た自転車(夕焼けこやけ号)とお店の看板を兼ねる手作りの旗が立っているのが見えて店主の角井愛さんがワッフルを販売していた。自転車を停めて夕焼けこやけ号の前に行くと本を読んでいた角井さんが顔を上げて「こんにちは」と明るい笑顔で応対してくれた。
3種類のワッフル(黒ごまはちみつ・くろみつきなこ・プレーン、一個¥200)を一つづつ包んでもらい、その場で(くろみつきなこ)のワッフルをほおばる。 甘さが控えめで素朴な味だがモチモチとしていて噛めば咬むほど玄米の甘さが美味しくどこか懐かしい味が口の中で広がる。
派手さは無いが作り手が食べる人の事を考えている事が伝わるような優しい味。
思わず「美味しいです」と言うと角井さんが笑顔で「良かったぁ」
その後、写真を撮らせてもらおうと思いデジカメを取り出すと電源が入らない。予備のバッテリーを入れてみても電源が入らない。この日は、いつもと違うデジカメを久しぶりに持ってきたのだがここのところ使っていなかったからバッテリーが放電したようだ。
翌日、再びワッフルを買いに行く為、中道通り西公園前へ
角井愛さんと夕焼けこやけ号
強い日差しの照りつける下、公園の入り口付近にカラフルなパラソルを取り付けた(夕焼けこやけ号)が開店していた。
旗が立っているのを発見するだけで何故だか嬉しくなってしまう。
早速、くろみつきなこのワッフルを買ってその場で食べながら角井さんから色々な話を聞かせて貰う。
くろみつきなこ ¥200
話していて思ったのだが本当にポジティブなパワーに溢れた女性で話を聞いているこちらまで元気になってくるから不思議だ。
いつも夏は、長い休みを作ってインドやネパール、ヴェトナムなどを旅行するらしいのだが今年の夏は、休まずに「夕焼けこやけ」を営業するとの事。
味も体にも優しい心のこもった手作りの玄米のワッフルに惹かれるのは勿論の事、角井さんの佇まいや人柄も人を惹きつける魅力があるのだろう。
ワッフルを食べているとひっきりなしにお客さんが来てはワッフルを買っていき角井さんは、一人一人のお客さんに笑顔で応対し心のこもった会話をしていたのがとても印象に残った。
ジブリ美術館に寄った際に、井の頭公園の散策の途中に、玄米ワッフルは、いかがですか?
自転車移動販売 『夕焼けこやけ』
販売場所 ジブリ美術館入り口付近(土日、月、水曜)
中道通り西公園前(木、金曜)
販売日時 12時~売り切れまで
帰り道に馴染みの猫たちを発見する。
みんな暑いからベンチの影でグッタリ・・・
草むらだから蚊なども多くとても快適とはいえない環境だけどみんな頑張っている。
最近は、栄養のある物を沢山食べているのか体がひとまわり以上大きくなっているように見える。
梅雨明けまであと少しの辛抱だぜ
久しぶりの青空の下、洗濯物を干してから自転車で多摩川へ出かける
水色の煙突が青空に映える
ここは、多摩川でも一番思い出深い区間
まるで深海にでもいるような気分になるコバルトブルーの空
新六郷橋から15号に入り横浜方面へ
大さん橋入り口に着き「パイロット・カンパニー」のある場所へ
やはりカーさんのいないこの場所は、まだまだ違和感があり寂しさも漂う。
象の鼻地区へ行くとこのエリアのシンボルでもあるクレーンのアーム部分と中にあった膨大な量のゴミなどが一箇所に集められていた。
操縦部に入ってみると今まで見ることの出来なかった計器類などが見れた。
このエリアは、再整備が始められるようだがこのクレーンも撤去してしまうのだろうか?
54年間もの間、この地区を見つめ続けた老クレーン
最初は、ただのクレーンだったのだが仕事を終え、風雨に晒され全体に錆が回り朽ち果て始めてその存在は、ひとつのモニュメントと化していった。
こんな年季の入ったクレーンをそっとしておいた横浜の行政に懐の深さを感じていたのだが時代も移り変わり横浜も東京のように「使える土地は、何でも使え」といった方向に転換するのだろうか?
そうだとしたらやるせないし何とももったいない。
出来るならこの地区のシンボルとして遺して欲しいものだ。
このエリアは、古いものを大切に再利用しているから訪れる人々に愛されているのだという事を忘れないで欲しいなぁ。
晴れた!
さっき天達が言ってたけど東京は、8日ぶりの青空が戻ってきたらしい。
感覚的にはもっと長かった気もするがグズグズしていた天気が長く続いたせいで青空が見れるという当たり前のような事が嬉しくてたまらない
洗濯機もフル稼働中!
それ、後で使うから・・・
日曜日は、朝早く起きて多摩川へ
雨が少々降っていたが多摩川に着く頃には止んだので助かる。
友人らと落ち合い尾根幹へ
前日にレースに出ていた人もいてかなり疲れているはずなのだがそれでも坂では必ず千切られてしまうのだった・・・
いつか連中に勝ちたいのだぁ
みかどパン店とヒマラヤ杉を撮っていると後ろから「大きな木だよねぇ」と声をかけられたので振り返ると犬を連れたおじさんが立っていた。
おじさんは、とても親切で近隣でやっているお祭り情報などを教えてくれた。
犬は、とても人懐っこく道行く人みんなに声をかけられたり頭を撫でてもらっていた。
今回、「ねんねこ屋」には入らず
根津を歩いていると家の前のベンチにおじさんとコーギーが仲良く座っていた。
(左がバット君で右がピット君)
夕焼けだんだんの猫たち
ちょっと輪を彷彿とさせる寝顔の猫に会う。
小さな仔猫が二匹いたのだが感染症のせいか目ヤニや鼻水を出していたがおじさんやおばさんが一生懸命薬を塗ってあげて仔猫たちが走り回っているのを見守っていた。
街が猫を大事にしているからこそ沢山の人が集まる街、谷中ならではの暖かい光景。