桜坂
多摩川
桜を見ずして逝ってしまった友を想いながら桜を眺める
雲が隠れて風が吹く、太陽が出て花が散る
人生は、そんな事の繰り返しなのかもしれない
桜坂
多摩川
桜を見ずして逝ってしまった友を想いながら桜を眺める
雲が隠れて風が吹く、太陽が出て花が散る
人生は、そんな事の繰り返しなのかもしれない
太陽が雲の中に隠れてしまったので自転車には乗らず歩いて街を散策。普段は、あまり使うことの無いデジカメのモノクロームとセピア撮影モードを使って街を撮影してみると何となくノスタルジックに写るので楽しくなり色々な風景を切り取ってみた。
時代の移り変わりと共に消えてゆく昔ながらの風景
一軒の自転車屋の軒先に先日、日本中を熱狂の渦に巻き込んだ王JAPAN、イチローのオリックス時代のサインがポツンと飾ってあったのが印象的だった。
昨日は、多摩川と南浅川沿いを走り高尾まで行きそこから大垂水峠目指して20号線を走ってきた。
多摩川沿いのソメイヨシノももうすぐほころびそう
高尾山のケーブルカー乗り場に到着
何だか山深くなってきた。
一生懸命ペダルを回し息を切らしながら峠の頂上に到着。素晴らしい風景が目に飛び込んできて(頑張った甲斐があった~!)と達成感と満足感を味わう。
頂上から相模湖方面に向けて一気に駆け下るダウンヒル。言葉にならない爽快感!(この後、再びここを登るわけだが・・・) 反対車線を登ってくるサイクリストと挨拶を交わしながら一気に高度を下げ相模湖手前で引き返し帰路につく。
帰り道は、新緑と青空を楽しみながらのんびりと走る。
相当に疲れたけれど楽しかったぁ~
先日は、多摩川の支流の一つである浅川を走り初めて南浅川方面に足を延ばしてみた。
途中に菜の花が群生して咲いていたのでデジカメで撮っていると傍でゲートボールの朝練をしていたおじいさんが僕の自転車を見て「いい趣味だねぇ~」と笑いながら話しかけてきて色々と喋り始めた。
「最近じゃ日曜日の朝になると奥多摩駅の前にズラッ~と自転車が並んでんだよ」
「その中には女の子も沢山いるから驚いたよ!」
そうなのだ。最近は、ロードレーサーに乗った女性がとても増えていてその上、みんなフォームも綺麗でしっかりとした走りをするのでいつも驚かされると同時に見ていてとてもカッコよいのだ。
おじいさんと別れて再び走り出し多摩川から浅川に入り八王子を過ぎて暫く走ると風景が長閑になってきた。 今回の目的である南浅川である。
自転車より歩行者が多くみんな土手の上に植えてある梅の花を楽しみながらのんびりと歩いている。 ポカポカと暖かい陽気の中で梅の花の香りが漂う中をのんびり流す。
満ち足りた気持ちと切ない思いが交錯する。
立派な造りの南浅川橋をくぐり暫く走るとサイクリング道路が途切れたので一般道に入ると何時の間にか高尾駅まで来ていたので驚いた。
ここから2kmほど走ると高尾山口、更に頑張ると相模湖などにも行けるようでコンビニの前で休憩していると何人かのローディーがそちらの方面に走っていくのを見かけた。
しかしこの辺で引き返さないと帰りが暗くなって面倒だったので来た道を引き返す事にした。
次回、早起き出来たら相模湖などにも足を延ばしてみよう。
三寒四温・・・毎度の事ながらこの気温差には毎年驚かせられる
いつものようにサイクリングロードに出かけて太陽の熱を感じながらペダルを回す
元サーキット場跡の階段にも緑色の草が生え始めてきた
河川敷に野球少年のかけ声が響き渡る
河津桜と青い空は、相性がいい
この後、府中まで走ると黒い雲が近づいてきて雪が舞い始めた
春めいてきたと思ったら突然の厳冬期
油断ならない三寒四温
先日、本厚木の街をフラフラと歩いていると素晴らしい風格を持つ店舗を見つけた。
ガラスのケースの中に様々なお菓子が入っていてグラム売りされている。
飴や豆が売っているのは北千住や蒲田などで見かけた事があるが(芋けんぴ)や(海老満月)などがグラム売りされているのは初めて見た。
その中から(味噌センベイ)と(元祖ボール)というのを200グラムづつ購入する事にする。
お店の人がスコップのようなものでビニール袋に入れてくれるのだが二回ほどすくって袋に入れて量りにかけると200グラムピッタリなのが素晴らしい。
熟練の技というやつだ。
勝手な言い分というのは重々承知しているけど
こんな風景が何時までも残っていって欲しいと思う。
先日、久しぶりに自転車で横浜へ みなとみらい周辺を流して横浜橋商店街などを散策していると中村町三吉橋通りあたりでとても年季の入った店舗が数軒集まっている区画を見つける。
タイムスリップしたような気持ちになるほど味のある風景の中に一軒の揚げ物屋を見つけたので近づいてみるとショーケースの中にハムカツなどが少しだけ残っていた。
中にいたお母さんに「すいません、ハムカツをここで食べてもいいですか?」と聞くとお母さんは、優しい顔で「どうぞどうぞ」と言いハムカツを皿の上に乗せて竹串を添えて出してくれた。
傍に置いてあったソースをかけて食べる。 素朴な旨さが嬉しい。
「あぁ、美味しい・・・」と呟いているとお母さんが「サイクリング?どこから来たの?」と言うので「東京からです」と答えるとお母さんは、口を開けて驚いていた。
色々と話していると「じゃあ、これも食べなさいよ」とショーケースの中にあったポテトフライを出してくれた。
コロッケが残念ながら売り切れていたので「今度、来たときは、コロッケが食べたいなぁ~」と言うとお母さんが「あるわよ、今揚げてあげるね」と言いコロッケを揚げてくれた。 言ってみるものである(笑)
揚げたてのコロッケにソースをかけてパクつく。 文句なしの旨さ!
コロッケを食べ終わりお母さんと色々と話していると大阪にいるという息子さんの話しになり「息子が家を出るときは寂しかったのよ・・・今でも思い出すと涙が出ちゃう・・・」と言いながら本当に涙ぐみ始めたので驚いた。
お母さん、僕に息子を重ね合わせてポテトフライとかコロッケ揚げてくれたんか・・・
帰り際にコロッケのお金を置いていくとお母さんが「いいのよ、いいのよ」と言ってお金を受け取ろうとしなかった。
今度来たときは、沢山食べるぞ!
「耳をすませば」という映画がある。 普段、ジブリの映画を熱心に見る事が無いのでこの映画もまだ観た事が無いのだが以前、多摩川を走っていると聖蹟桜ヶ丘周辺がその映画のモデル地になっていると友人から教わった事があった。
その時は、「へぇ~」くらいにしか思っていなかったが今週末にテレビでその映画を放映するらしくCMが頻繁に流れ始めたのでボッーと眺めているとその中で男の子が自転車の後ろに女の子を乗せて90度もあろう激坂を登っているシーンがあり「あんな坂あるわけ無い!」と大人気なく突っ込みを入れつつ「あの坂に行ってみたいのだ!」と思うようになった。
ネットで早速調べるとその坂が【いろは坂】という名前だと言う事が解った。
自転車で多摩川に行き上流に向かって走る。
サイクリングロード脇の河津桜の花が徐々に数を増していた。
関戸橋まで走りサイクリングロードを出て聖蹟桜ヶ丘を通り大栗川にかかる霞ケ関橋を渡ると【いろは坂】の入り口が見えてきた。
のっけから坂が始まり右にカーブしていてその先がどういう状態なのか解らないのがワクワクする。
ギアを軽くして坂に突入、少し登っていくとだんだんと坂の全貌が見えてきた。
クネクネと何度もカーブしながらスイッチバックしていく凄い坂だ・・・
シッティングで徐々に距離を稼ぎ坂のピークへ 何とも登り甲斐のある坂だった。
肩で息をしながら頂上付近を走っているとバスのロータリーがありその中心に円形の植え込みがあるこれは映画の中でも出てくるらしい。
ロータリーの横に半円形の建物があり薬屋や魚屋、パン屋が入っていたのでパン屋に行きアンパンを買う事にした。
パンをレジに持っていくと店のおじさんがニヤリと笑い「坂を登ってきたの?」と聞いてきた。 おじさんの口ぶりからして坂に挑むサイクリストの数の多さを窺い知る事が出来る。
レジの横には【耳をすませばロータリークッキー】なるものが売られていた。
店の前でアンパンにかぶりつく。 パンがもっちりしていて餡も程よい甘さでとても旨かった。
それにしてもロータリー付近は、何とも静かで不思議な雰囲気を持っている。
道の真ん中などで猫が寝そべっていたりして何となくジブリ作品のような昼下がり。
頂上から眼下に広がる風景を写真に撮ってから登ってきた坂を下る。
下りは、スピードも出て爽快そのもの!
タイヤのグリップを信じて車体を倒しこみカーブをクリアしてあっという間に聖蹟桜ヶ丘の街に戻ってきた。
あんなに苦労して登った坂も下りは、あっという間だ・・・
多摩川に戻り来た道を戻っているとキジトラの猫が気持ち良さそうに昼寝をしていたので自転車を停めて一緒に日向ぼっこをする。
なんだかジブリな一日だったのだ・・・