自転車と猫

自転車に乗って猫に会ったり遠くへ出かけたりの話

だから田舎は嫌い

2005-03-30 | 自転車と猫
この季節になると小さい頃に小川に出かけてメダカやザリガニを獲っていたのを思い出す。

大きくなっても甥っ子達を連れてメダカやザリガニの獲り方を伝授していたのだが(画像は、その時のもの) 最近、この場所に道路が出来て小川が消失してしまったと田舎の兄貴からのメールで知った。

人口も少なく渋滞とは無縁の場所になんで道路が?

子供も安心して遊べるいい小川だったのに何故?

田舎では道路を作れば金になるとせっせと自然を壊す風潮が未だに健在なのだ。

そして壊した連中が次にやる事は、「子供達に豊かな自然を残そう」などという看板などを作るのだ。

そんな馬鹿馬鹿しい町だから僕は、もう長い間帰省していない。

壊してばかりいないでたまには再生してみろ!と言いたい今日この頃であった。


菜の花咲く、春の多摩川へ

2005-03-29 | 自転車と猫
快晴だった日曜日は、多摩川サイクリングロードに出かけた。

日中の気温も高くなりサイクリングロードは、様々なスタイルのサイクリストで賑わっていた。

ママチャリ・ロードレーサー・マウンテンバイク・リカンベント・一輪車・インラインスケートなどなど・・・
まるで世界の自転車ショーのようだった。

関戸橋の自転車屋でブレーキシューとバーエンドを買ってから「ほか弁」を買って菜の花の見える河原で食べる。

ただの弁当も景色が良いと少し美味く感じる。

再び走り始めて昭島市の「柴舟」で鯛焼きを買おうと思ったが休業だったのでガックリ・・・
ここの鯛焼きを一度食べてみたいのだがまだ一度も食べる事が出来ていない。

子供達の野球などを眺めていたら時間があっという間に経ってしまったので立川まで走り引き返す事にした。

個人的には、まあまあの距離を走る事が出来た日曜日だった。


危険な春なのだ

2005-03-18 | 自転車と猫
今日は、午前中から青い空が広がり気温も四月上旬並みという事だった。
自転車で多摩川へ向かう途中、あまりの陽気に気持ちよくなり「Jealous Guy」を口ずさみ口笛ソロをバッチリ決めて煙草が無かったので自動販売機で煙草を買っていたら「オイッ! オイッ!」と誰かを呼ぶ声が聴こえた。 煙草を買い終え顔を上げると十メートルほど先に一人の男が立っていてこちらを見て「オイッ!オイッ!」と言っている。

周りを見渡すと誰もいない。 どうやら僕に言ってるらしいのだが見覚えの無い顔だし目を見開き「おまえは時計じかけのオレンジかよ!」と突っ込みたくなるくらい目が充血していた。

すると男は「オイッ! 落とし前つけろ!」と言ってきた。 落とし前って言われても僕は、Vシネマな人生は、送っていない。 そんな事言われても困る。

男が何度も「落とし前つけろ! おい!落とし前つけろ!」と言うので 
「うるさいなぁ」と言ったのだが男は、なおも「落とし前をつけろ!」を連呼している。
しかし近づいてくる気配も無いので無視してその場を立ち去った。
これもまた「春」なのかもしれない。

多摩川に行き自転車で走っていると河原にツクシが生えているのを発見した。ちらほらとツクシを獲っている人も見かける。

登戸まで走ると河原で巨大な団旗を持ち上げて応援の練習をしている学生がいた。
自転車を停めて眺めていたのだが団旗をくるくると畳む練習をしているようだ。
団旗を持ち上げている学生は、体がブルブルと震えている。 相当な重量なのだろう。

再び走り始めて猫などを撮っていたら黒い雲が空を覆い急激に寒くなってきた。
雨も降ってきたので急いで引き返す事にして一生懸命ペダルを漕いだ。

自転車の季節がやってきた

2005-03-17 | 自転車と猫
自転車に乗るには最適の季節がやってきた。 少しがんばってペダルを回すと汗ばむほどの陽気の中、多摩川に出かけるといつもより自転車に乗った人を多く見かけるようになってきた。

サイクリングロードに入る前にサドルの位置やブレーキを調整していると少し離れた芝生の上でカップルが抱き合っているのが見えた。 「おぉっ!春だね~!」と思いながら自転車で横を通り過ぎると男の人が良く行く自転車屋の店員さんだったのでおかしかった。 世の中狭いなぁ

サイクリングロードにはチームで練習している人達も増えてきて見ていて中々壮観なものがある。
いいなぁ~ 俺もロードレーサー欲しいなぁ

走り疲れたのでサイクリング休憩所(トイレとベンチがあるだけ)のベンチで休んでいると次々と猫が現れて囲まれてしまった。 薄暗くなっていたのでカメラは取り出さなかったのだがのんびり眺めていると猫というのは本当に可愛いなぁと思った。 飛んできた鳥の羽毛を追いかける猫、じゃれあう猫、隣のベンチでウトウトしている猫、色々な仕草で楽しませてくれる。

そんな猫たちを見ているといつもの事だが日が暮れてしまった。

Rock Me Baby

2005-03-15 | 自転車と猫
いつものように多摩川サイクリングロードへ
近所の桜も蕾が開きはじめ春らしくなってきたのだが多摩川は、奥多摩から吹いてくる風が冷たく一生懸命ペダルを回していないと凍えるほどだった。
前回、ロケンロールを余儀なくさせられた場所を恨めしい気分で通り過ぎ府中まで走り引き返す事にした。
帰り道に信号待ちをしていると隣に柴犬を連れたおばさんがやってきたのだが柴犬が僕の傍までやってきて靴をクンクン嗅ぎ始めた。

まだ落ちてないのか・・・ 

踊り明かそう 多摩川で・・・

2005-03-10 | 自転車と猫
明日から週末にかけて天気が崩れるというので自転車で多摩川へ出かけた。
調布まで走りベンチがあったのでそこで一服。
犬の散歩をしてる人、健康の為に歩いている人、野球の道具持って家路に着く子供、色々な人が思い思いの過ごし方をしているのを眺めていた。
春が来たとはいえ日が暮れると多摩川は、まだまだ冷たい風が吹き始める。
来た道を引き返そうと自転車に跨り足元を見ると「ん?」

靴に茶色というか緑色の粘土状のものが大量に付着している。
「ま、まさかな・・・ありえないよ・・土だよ!土!そうだよ土だよ!」
自転車から降りてベンチに座り靴を脱いで鼻を近づけてみると・・・




やっぱりそうでした・・・(アレの絵文字は無いのかっ!)

近くに落ちていた小枝でほじくり除去するのだがあまりにも大量過ぎて面倒だ。
雑草の上に靴を擦りつけて足首をグリグリ回しているとロケンローラーに変身だ。
一生懸命、靴をグリグリやっていると視線を感じたので目を上げるとロードに乗った男がスピードを落としロケンロールしている僕を不思議そうに見ていた。
目が合うと男が会釈したのだがこんな状況では会釈なんて出来ないよぉ(涙)

犬のウンチは、持って帰ろうよぉぉお・・・
すっかり日の暮れた多摩川で僕は、いつまでもツイストを踊り続けたのさ・・・

ペダルよ!あれがお尻の文字だ!

2005-03-09 | 自転車と猫
今日も天気は、快晴。 夕刻の多摩川を自転車で走る。
猫がいたのでカメラを取り出してシャッターを押すとCFカードが入っていない事に気づいた。
春になり少しボッーとしているようだ。
おまけにサングラスのクリアレンズも忘れてしまったので裸眼で涙を流しながら走った。
そういえば今日のサイクリングロードは、マスクをつけている人が多かった。
花粉アレルギーの人は、大変である。

日の傾いてきたサイクリングロードをのんびりと走っていると一台のロードレーサーに追い抜かれた。DE・ROSAに乗った女の子が後ろ髪をなびかせて颯爽と追い抜いていったので「うわぁ かっこいいじゃん」と思ったのだがレーパンのお尻の部分を見て驚いた。

お尻のところに大きく「SEE YOU !」とプリントされているではないか! 
なんたる侮辱・・・屈辱・・・ でも可愛いじゃないか!

多摩川を離れて大岡山へ向かっていると何やら聞きなれない鳥の声が頭上からした。
見上げてみると緑色の鳥の大群が飛んでいる!
「これが噂のインコの大群か!」
http://www.ecology.bio.titech.ac.jp/Study/inko/inko_obs.html(←詳しくはコチラで)
噂には聞いていたが実際に見たのは初めてだった。
夕方になると寝ぐらである大学内のイチョウの木に戻ってくるのだ。 その数なんと500羽以上!

目を凝らしてイチョウの木を見ると緑色のインコが無数にいるのが見える。 まるで南国にでもいるような気分になるほどだった。

このままではリスザルの群れとかフェレットの群れなどが出現してしまうかもなぁ・・・




Amazing Grace

2005-03-07 | 自転車と猫
日曜日は、真冬のような寒さだったが今日は、暖かい一日だった。

自転車で多摩川へ行きサイクリングロードに入り少し走るとどこからかバグパイプの音が聴こえてきた。 音のする方に行ってみると東横線の高架下で白人の男性がバグパイプの練習をしているのが見えた。 バグパイプの荘厳な音色が橋脚に当たって残響を創り素晴らしい音を響かせていた。
「Amazing Grace」が流れる中、ようやく春らしくなってきたサイクリングロードを走っているととても穏やかな気持ちになってゆく、なんとも贅沢な時間。

気分も良くなりいつもは走ることの無い方向に行くと小さな広場があり一人のおじいさんが猫たちに囲まれているのが見えたので自転車を停めてその場所に行き「こんにちは」とおじいさんに声をかけてみた。 初めて見る僕を見て一部の猫達が警戒しはじめたが人懐っこい猫は、逃げる事無くおじいさんの傍らで居眠りをしている。

そうやって猫達に囲まれて穏やかな時間を過ごすのがおじいさんの散歩の楽しみらしい。
「あの猫がボスで・・・この猫は臆病で・・・あそこの猫は・・・」と色々と教えて貰い、猫達も次第に僕を怖がらなくなった。

年老いていき自分を知る者も少なくなっていく中で猫は、おじいさんにとっていつでも傍にいてくれる愛すべき相棒なのかもしれない・・・

じゃこの肖像

2005-03-07 | 自転車と猫
日曜日は、最高気温が5度でその上、雪も降るという予報だったので自転車には乗らずにバスに乗り千駄ヶ谷まで行き、移転して新たにOPENした自転車屋さんを覗いてみる事にした。

ロード乗りの間では有名なお店なので沢山のお客さんが来ていて中に入ると粗品の引換券を貰ったので引き換えにいき粗品を貰い「おめでとうございます」と言うと「おめでとうと言ってくれたのでこれも差し上げます」とお店のチームジャージを模った小さなピンバッジも頂いた。

ケーブルカッターが欲しかったのだがあいにく品切れだったので何も買わずに店を出て、ブラブラと歩いて渋谷まで行き246沿いにある自転車屋でケーブルカッターを入手した。

ついでに久しぶりに駅前の楽器屋を覗いてみたのだが改めて見るとギターは勿論の事、エフェクターやアクセサリーが物凄く充実している事に驚いた。 自転車屋にもいえる事だがこれだけの品揃えをしているのは日本が一番だなぁ、と痛感した。

歩きつかれて渋谷の街に突入する元気も無くなったので帰ることにしてうちの近くのラーメン屋に入りラーメンとじゃこ飯を食べた。 いつもは自転車で行くのだが今回は、歩きなので服装も違うしいつもの自転車乗りとは気付いてないようだった。上質の鰹節を使ったラーメンも旨いが土佐から毎朝、直送されてくるじゃこをあったかい御飯に乗せたじゃこ飯が最高に旨い。 ほんの少しだけ醤油を垂らしてかきこむように食べた。

腹もいっぱいになって店を出るときに店のおじさんが一瞬だけ怖い顔をして「寒いからといって自転車に乗らないのはダメだよ」と言ってニコリと笑った。

バレてたのか・・・ 

  

3月の冷たい風

2005-03-06 | 自転車と猫
先日、ディレイラーが曲がってしまったので購入した自転車屋に持っていき見てもらうとリアエンド自体が曲がっていたので店主が大きなレンチでグイグイと直してくれた。 「おいくらですか?」と聞くと「いらないですよ、サービスです。」と言ったので驚いた。 自転車の修理というといつも2~3千円は、覚悟しているからだ。 

ディレイラーも問題無く変速するようになったので次の日は、前に買っておいたシフターを取り付ける事にしたのだがワイヤーカッターも持っていなかったので近所の自転車に行き取り付けてもらった。

新しいシフターとワイヤーに交換したので気分一新。 多摩川サイクリングロードに出かけたが夕方になると真冬に逆戻りしたような冷たい風が吹き始め、自転車を漕いでいると涙が出てくるほど寒かった。

猫のいる場所に行くといつもいる猫が一人でポツンとしていたので「おいで」と呼ぶとすぐに傍に来て体を擦りつけてくる。 その内、安心して足元に座りウトウトし始めたので写真を撮る。 その可愛い寝顔を見ているといつもの事だがその場を離れづらくなり猫の背中を撫でているとすっかり体が冷え切ってしまった。

本当の春がやってくるのはもう少し時間がかかりそうだ。