待ちに待った晴天!
太陽が戻ってきた事に感謝しながら多摩川の右岸を走り川崎方面へ
京急川崎駅の前を通り路地に入ると風俗店が立ち並ぶ堀の内に入り込む。
昼間でも客引きの男が店の前に立ち、小料理屋の看板が出ている建物には電話ボックスよりも小さなスペースがいくつも並びガラスケースの向こうで様々な国の女の人が「売られている」
最初にこの光景を見た時の衝撃は、今でも忘れられない。
堀の内を抜けて適当に走っていると楽しそうな商店街が見えてきたのでスピードを落として散策する。
惣菜の旨そうな匂いが辺りに漂い腹が鳴る。 豆腐屋さんの前でサーターアンダギーが売られていたので4個入りのビニール袋を持って店主のおじさんに差し出すと「はい100円ね」と返ってきた。
思わず「えぇっ!100円?安っ!」と声が出る。(オバチャンかよ俺は・・・)
再びブラブラ散策していると何時の間にか川崎大師に到着。
境内には鳩と戯れる子供達の歓声だけが鳴り響いていた。 参道を歩く人は、殆どおらず飴屋さんやダルマ屋さんも店じまいの支度を始めている。
多摩川に戻りベンチを見つけて先ほど買ったサーターアンダギーを食べる。
夕焼けを眺めていると太陽が沈む方向に富士山のシルエットが浮かび上がってきたのでサーターアンダギーを口に入れたまま感激。
辺りを見渡すとみんな足を止めて富士山に見入っている。 隣に座っている猫も富士山に見入っている・・・
と思ったらこの人(猫)は、地面を啄ばんでいるスズメを狙っているだけだった・・・