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世の中の不思議な事を勝手に追求する中年親父、何処まで行くのか?何の意味があるのか?

黄砂が来た

2006-04-08 16:56:42 | Weblog
黄砂(こうさ、Yellow sand)とは中国大陸の砂漠の砂が砂嵐によって上空に巻き上げられ、偏西風に乗って飛来し、地上に降り注ぐ現象のことである。気象庁によると大陸性の土壌粒子によって視程が10km以下になる現象と定義されている。主な発生源としては、東から黄土高原、ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠がある。
また黄砂は、大気汚染物質などと一緒に大気中に長くとどまり、周辺の雲の色を茶色く変色させ、農作物への被害が指摘されている褐色雲をつくる事もある。

日本では、夏以外に観測されるが、特に春先(3月から5月)によく観測される。西日本や日本海側で観測されることが多い。大量の場合は視界が悪くなったり洗濯物が汚れたりといった被害も発生する。気候によっては冬場でも発生し、これが雪に混じると積雪が黄色く見えることもある。近年その発生が増加傾向にある。中国での過剰な放牧や耕地拡大などがその増加の原因の一つとの説もあり、環境問題としてとらえられる場合もある。 日本では、2000年から2002年の黄砂観測日数が50日前後となり、平年を大幅に上回った。

中国や韓国でも観測される。資料がないため確認はできないが、北朝鮮やロシアでも観測されるものと思われる。中国では特に東部で観測され、都市部では、最近の経済発展による大気汚染との相乗効果で、視程がかなり悪くなることがある。

黄砂の量は、発生地の天候に左右される。発生地で降水量が多いとその後の黄砂は減り、逆に降水量が少ないと、黄砂が増える。


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