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[映画] チーム・バチスタの栄光

2008-02-10 | 映画

080209 川崎TOHOシネマズにて鑑賞

タイトルにもなっている”バチスタ手術”というのは、筋肉が萎縮して正常に機能しなくなってしまった心臓を治療する、かなり難易度の高い手術方法のことを指します

~日本でもトップクラスのバチスタ手術の成功率を誇る東城病院の心臓外科チームだったが、最近は”術死”…つまり手術中に患者が死亡してしまうという事態が連続して発生しており、チーム・バチスタのリーダーである桐生(吉川晃司)は苦悩していた…

同名の原作小説である「チーム・バチスタの栄光」は、2006年の”このミステリーが凄い”で一位に選ばれたそうで、映画の方も確かに、”何故患者が立て続けに術死してしまうのか?”という謎で始まるミステリーなんですが…

そもそもの前提条件からして、(術死が)単なる事故なのか、それとも七人のチーム内の何者かが殺人犯なのかが非常に解りにくい状態であるのが、この映画の最大の難点です…何せ術死した患者たちの死因すら終盤まで観客にはよくわかりません(汗)

ハナシが進む内に、実はその”判別しない状況”そのものがミステリーの重要な仕掛けになっていることが判ってくるんですが、それと引き換えに映画開始から大体40分くらい経って、阿部寛が登場する頃までひたすらダレっぱなしな展開になってしまっているのは残念でしたね

そのダレ部分への対策として、この映画は語り部である女医の竹内結子を萌えキャラwにすることで前半を引っ張ってるんですが、ここでどうにも観客の好き嫌いが分かれてしまいそうだったのが気になりました(竹内結子に萌えられれば、何の問題もありませんw)

竹内結子と阿部寛の2人がコンビを組んで、事故なのか殺人なのかを本格的に調査する後半は、迫真の手術シーンを始めとして非常に見ごたえがありました…が、調査対象となる七人がそれぞれ一癖も二癖もありそうなといった程の描写もなく、人物を深く語るにはちょっと時間が足りなかった印象でした

でも、全ての謎が解決するラストのカタルシスは十分に味わえたので、全体としてはミステリーとしても良く出来た作品だったと思います

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