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[映画] TENET テネット

2020-09-25 | 映画

「TENET テネット」を川崎チネチッタにて鑑賞しました

コロナ禍のせいでおよそ9か月ぶりの劇場体験でしたが、見飽きてうんざりしてたはずの ”映画泥棒” ですら嬉しく感じてしまいましたね(対決でパルクールやってる新作映像だったこともありますがw)

いやしかし、ネットで予告が公開された時からどうしても劇場で見ておきたかったノーラン監督の最新作でしたが、久々の劇場で見るには、150分もの長丁場の上に見応えも歯ごたえもありまくりの内容が(家でのいつでも一時停止やらのんびり視聴体験に慣れきった)身体的にキツかったなあ…(^0^;)


ダークナイト・ライジング」のメイキングでノーラン監督は「007シリーズ」に対する、世界的な陰謀に立ち向かうスパイ映画としての面白さや、大がかりなスケールで生身のアクションや爆破をやってのけるワクワク感みたいな思い入れを語っていたんですが、遂にそれを自らモノにしてみせた映画になっていました

 


以下ネタバレ感想:

 

後から思い返してみると「007」的なスパイ映画としての基本構造は結構シンプルになってて、”世界を破壊したい狂ったテロリストの野望を阻止する(ボンドガールもいるよ)” といったカンジでしたが、その阻止手段がとんでもなくぶっ飛んだ仕掛けでしたなσ(^◇^;)


この映画の ”仕組み” みたいなのは終盤の解説で何となく理解は出来たんですが、自分の目で見た展開がどうしてそう見えていたのか、序盤~中盤にかけての ”干渉” がそれぞれどの様なモノであったのか、爆破阻止作戦の ”順行” 組と ”遡行” 組の入り乱れる流れ等は、正直何度か見直してみないとハッキリわかりそうにないですw

(少し未来で)時間の流れを ”逆再生” させるシステムが開発されて、その逆再生の流れに乗っかれば誰もが過去へと ”遡行” が可能、そして遡行中にもそのまま世界に ”干渉” も可能~ってホントよくもまあこんな設定を思いついて、そして映像化してしまったものです(゚д゚;)

デビュー作以来、”時間” をテーマにし続けてきたノーラン監督としては、かつての(デジタル化以前の)映像制作の現場の ”リニア編集” が発想の取っかかりになったんでしょうか……撮影したビデオテープを巻き戻したり早回ししたり、そのシーンの該当箇所までいちいち飛んで編集点を設定(切り貼り)して全てを録画しなおしていく感覚を彷彿とさせる映像体験だった気がしました


どれだけ因果が逆転したように見えても最終的には ”起こったことは変わらな” くて、”自分で自分を救う” 仕組みそのものは「インターステラー」の焼き直しとも言えるかもしれませんが、主人公が(人知れず)世界を救ったのにも関わらず、呪いのループみたいなのに囚われてしまってる ”ビター” なエンドだった部分で評価が分かれてしまいそうですかね……ニールの運命なんかも(T△T)

オレはその辺りはどうだろう、正直見終わった直後の今のオレの脳内では(良し悪しを超越してしまって) ”困惑” の方が先立ってしまってるかなあ(^0^;)

 


あ、そういえばちょうどアマプラで見たばかりだったので、「イエスタデイ」の主役の彼も出演してるのを見つけたときは何だか嬉しかったですw

 

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