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電気設備等の受注Know-how

長年、通信設備などのシステム受注の仕事で得たKnow-howをまとめたブログです。
何かの参考になれば幸いです。

09.フィージビリティスタディによる実証実験等の有償化

2019-04-22 17:01:59 | 07.受注前フェーズ

フィージビリティスタディ(FS)は、一般的に、事業の可能性(市場分析に密接)を検
証する目的で用いる手法の一つです。

新規事業等の実施を経営的判断する場合に策定するビジネスプランがある。そのビジ
ネスプランを策定する根拠と妥当性を的確にデータやインタビュー、マーケティング
手法などを用いて、事業の実現性や継続性の確からしさ(可能性)を探る調査(成立
可能性分析に密接)として用いられます。

FSでは、第三者の視線がとても重要になります。多くのコンサル会社がこのFSの業務
を請け負う事業組織体を持っています。

この「調査」が、事業精査の領域だけでなく、システム導入する場合の有効性の判断
にも活用できるとして、ここ20年程度システム提供会社がシステム導入に際したFS事
業を展開しはじめています。
当初のシステム会社のFSは、情報処理系のシステムが主体でしたが、昨今では、情報
システム以外の電気設備や情報通信系設備等のFSにも派生し、納入後の有効性や効果
と費用、維持費などの精査などの調査内容を請け負う会社が増えてきている。

FSを発注する会社(団体や組織)においても、導入効果を的確に把握し、効果対費用
を判断する過程として、活用するケースが増えてきている。

FSの必須要素



  注意点:
    多角的視点(レビューで回避できる)を求められる。
    実行可能性を評価する。(出来ないことが出てきたら、どのようにしたら出
    来るかを追求する)
    ないものネダリはしない、現状の要素、手に入る要素で実現する事が顧客に
    とって最良の方法。
    委託する組織の風土により大きく異なる。
        保守的な風土であれば等価置換の思想で進める。
        革新的な風土であれば、イノベーションの思想で進める。
        判断は、FS前段階の聴取段階で見極める。

    結果のブレを最小にする
        フィージビリティスタディ実施前段階の調査書で実態を十分に把握
        する。



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