今回は、邦画『十三人の刺客』のれびゅーをお届けしますよー(´ー`)
以前、「ゴールデンスランバー」の感想書いた時に、「次の見たい邦画は『十三人の刺客』かな~」なんて書いてたのですが、やっとDVD化されて観ることができました。ま、邦画のDVD化って洋画より時間かける事が多いんだけどね。
で、『十三人の■』。これまた「ゴールデンスランバー」の時の感想同様、邦画のしかも時代劇の純粋なエンターテイメント作品として非常に楽しめました。多分、アメリカンな人たちが見たら「ブラボー! サムラーイ、スシ、ゲイシャーー! セップーーク!」と喜びそうな映画です。
実際、冒頭は痛々しい切腹シーンから始まるんだよな(´_ゝ`)
だいたい邦画ってTVドラマの劇場版なんかが一番該当しますが、金もうけや制作側の都合だけで作られてて、ハリウッドみたいな観客を楽しませようという要素があんまりない作品が多いので、劇場に金払って見に行く気がしないのよね。
でも、この作品の監督は三池崇史。どっちかというと商業主義の作品より、自分の撮りたい映画を撮る人だと思ってます。哀川翔主演の「ゼブラーマン」なんかが分かりやすい例かな(観てないけどw)。
んでもって公開時のアオリにもなってたように、見どころは後半50分に及ぶ大チャンバラ。主演のダイワマン役所広司の、CMでもあった「斬って斬って、斬りまくれーっ」の号令とともに、殺陣シーンのオンパレード。
血しぶき飛びまくり、斬ってるほうも血まみれのまさに「戦国時代の悲惨な戦場」の真っただ中を、カメラが走り回ります。
いちおー13人vs300人の戦いを描く戦争アクションでもあるのですが、途中までは少人数が大人数を相手する時のセオリー通りに戦いは進みます。
・まず進路を塞ぎ、退路の橋を落として封じ込める。
・その後、道なりにある建物の爆破等で隊列を分断させ、各隊の孤立を図り、長く伸びている隊列の前方から後方への連絡手段を経つ。
・そして有利な地点の高さのある場所から、弓矢の一斉攻撃。矢がなくなるまでひたすら撃って相手の人数を減らす。
はずなのが・・・
まだ矢も残ってるのに13名とも姿を見せ、先ほどの役所広司の「斬って斬って、斬りまくれーっ」で乱戦モードに突入してしまいます(笑)
その前に参謀役の松方弘樹からは「残り、ざっと130人ぐらいです」って報告受けてるのに。いやいやもっと減らしてから突撃しろよ、と(-_-;)
まぁ、この辺りは突っ込みどころ満載のハリウッドアクション映画と同じで、楽しけりゃどーでもいいんだけどね。
だって、その後残り1人あたま10人ぐらいぶっ倒せばおkのはずなのに、延べ200人ぐらいは切り倒してるし(笑)
他にポイントは・・・
◆松方弘樹の殺陣は、明らかに1人だけ異次元のキレを放っていた。チョー上手い。様になっててカッコいい。
◆沢村一樹が刺客13人の中の1名に名を連ねてるのだが、どーしても「セクスィー部長」を思い出して笑ってしまうwww
(セクスィー部長な沢村一樹の話は、いつか「サラリーマンNEO」の話題を取り上げて語りたい・・・)
◆公開時も話題になった、稲垣吾郎のバカ殿ぶり。いやーえげつない!
バカ殿といってもしむら~のような本当のバカではなくて、将軍家の威光を借りた、誰も逆らえないのを分かってて確信犯で極悪非道な事を平気でやってのける、非常にたちの悪いタイプ。
これを涼しい顔で演じて見せたゴローちゃんは、確かに凄かった。
と、見どころも沢山でした。
このような勢いのある時代劇チャンバラを、今後も作って欲しいですな~。絶対海外でもウケるだろうし。
というか、昔の日本映画・特に黒澤明監督作品が世界でも通用したのは、まさにこのジャンルからやん!
さーて次回予告。次はズバリ、タイトルは『赤』!
以前、「ゴールデンスランバー」の感想書いた時に、「次の見たい邦画は『十三人の刺客』かな~」なんて書いてたのですが、やっとDVD化されて観ることができました。ま、邦画のDVD化って洋画より時間かける事が多いんだけどね。
で、『十三人の■』。これまた「ゴールデンスランバー」の時の感想同様、邦画のしかも時代劇の純粋なエンターテイメント作品として非常に楽しめました。多分、アメリカンな人たちが見たら「ブラボー! サムラーイ、スシ、ゲイシャーー! セップーーク!」と喜びそうな映画です。
実際、冒頭は痛々しい切腹シーンから始まるんだよな(´_ゝ`)
だいたい邦画ってTVドラマの劇場版なんかが一番該当しますが、金もうけや制作側の都合だけで作られてて、ハリウッドみたいな観客を楽しませようという要素があんまりない作品が多いので、劇場に金払って見に行く気がしないのよね。
でも、この作品の監督は三池崇史。どっちかというと商業主義の作品より、自分の撮りたい映画を撮る人だと思ってます。哀川翔主演の「ゼブラーマン」なんかが分かりやすい例かな(観てないけどw)。
んでもって公開時のアオリにもなってたように、見どころは後半50分に及ぶ大チャンバラ。主演のダイワマン役所広司の、CMでもあった「斬って斬って、斬りまくれーっ」の号令とともに、殺陣シーンのオンパレード。
血しぶき飛びまくり、斬ってるほうも血まみれのまさに「戦国時代の悲惨な戦場」の真っただ中を、カメラが走り回ります。
いちおー13人vs300人の戦いを描く戦争アクションでもあるのですが、途中までは少人数が大人数を相手する時のセオリー通りに戦いは進みます。
・まず進路を塞ぎ、退路の橋を落として封じ込める。
・その後、道なりにある建物の爆破等で隊列を分断させ、各隊の孤立を図り、長く伸びている隊列の前方から後方への連絡手段を経つ。
・そして有利な地点の高さのある場所から、弓矢の一斉攻撃。矢がなくなるまでひたすら撃って相手の人数を減らす。
はずなのが・・・
まだ矢も残ってるのに13名とも姿を見せ、先ほどの役所広司の「斬って斬って、斬りまくれーっ」で乱戦モードに突入してしまいます(笑)
その前に参謀役の松方弘樹からは「残り、ざっと130人ぐらいです」って報告受けてるのに。いやいやもっと減らしてから突撃しろよ、と(-_-;)
まぁ、この辺りは突っ込みどころ満載のハリウッドアクション映画と同じで、楽しけりゃどーでもいいんだけどね。
だって、その後残り1人あたま10人ぐらいぶっ倒せばおkのはずなのに、延べ200人ぐらいは切り倒してるし(笑)
他にポイントは・・・
◆松方弘樹の殺陣は、明らかに1人だけ異次元のキレを放っていた。チョー上手い。様になっててカッコいい。
◆沢村一樹が刺客13人の中の1名に名を連ねてるのだが、どーしても「セクスィー部長」を思い出して笑ってしまうwww
(セクスィー部長な沢村一樹の話は、いつか「サラリーマンNEO」の話題を取り上げて語りたい・・・)
◆公開時も話題になった、稲垣吾郎のバカ殿ぶり。いやーえげつない!
バカ殿といってもしむら~のような本当のバカではなくて、将軍家の威光を借りた、誰も逆らえないのを分かってて確信犯で極悪非道な事を平気でやってのける、非常にたちの悪いタイプ。
これを涼しい顔で演じて見せたゴローちゃんは、確かに凄かった。
と、見どころも沢山でした。
このような勢いのある時代劇チャンバラを、今後も作って欲しいですな~。絶対海外でもウケるだろうし。
というか、昔の日本映画・特に黒澤明監督作品が世界でも通用したのは、まさにこのジャンルからやん!
さーて次回予告。次はズバリ、タイトルは『赤』!