闘う母の笑タイム

左乳房早期乳癌温存手術・リンパ浮腫・髄膜腫摘出手術・左乳房全切除手術経験。がんばろう~♪

目覚め ~ ながーい滞在 ・・・ ICU ・・・

2005年03月27日 | 入院 の思い出
[回想] 2004年10月8日 ~ 10月9日

   麻酔からの目覚め

・誰かが、遠くで何か言っている。・・・何を言ってるのかわからない・・・遠くの方で何か聞こえる・・・「うるさいなぁー!」・・・何って言ってるのかよくわからない・・・でも「やっぱりうるさい!」・・・「もう我慢できない!うるさいなぁー!」

・・・・・目を開ける・・・・・

 目の前にドカーンと、おおきな顔! ・・・我が主治医・・・

 Dr 「無事終わったからね。」
 母 (わぁー!先生。) 「はい。ありがとうございました。」

* またすぐに目を閉じてしまったらしい * この間記憶は空白デス


・・・・・目を開ける・・・・・

 目の前に再び、おおきな顔!! ・・・麻酔科医・・・

 Dr 「どこか痛い所は、ないですか?」
 母 (アッ!麻酔科の先生。) 「左の脇が痛いです。」
 Dr 「今、痛み止めいれるからね。大丈夫だからね。」
 母 「はい。ありがとうございます。」

* 再度、目を閉じてしまったらしい・・・ * (記憶:空白)


・・・・・目を開ける・・・・・

 目の前に、またまた大きな顔!!! ・・・主人・・・

 夫 「無事、終わったよ。早かったね。」
 母 「うん。」
 夫 「また、明日来るからね。」
 母 「うん。気を付けて帰ってね。」

* 目を閉じて少し眠ったようです * (記憶:空白)

[記憶]
 ・とにかく、何か声かけられてるようだけど、何て言ってるか理解できてない。ただ「眠っているのに起されてうるさいなぁー」・・・(手術室の皆さん、ゴメンナサイ!)・・・そんな気分で目を開ける。そこには、自分の顔に覆いかぶさるような巨大な顔!ブルーのキャップに大きなマスク。(またまた先生ゴメンナサイ!) 主治医→麻酔科医→我が夫。 この順番で、私の目の前に超アップで出現してきた。目を開けると顔!開けると顔!!開けると顔!!!。時間差が記憶の中には存在していない。この顔三つ。たて続けに現れて会話をした。
 ・あとで、夫に聞いてわかったこと。 はじめの二人(主治医と麻酔科医)は、手術室の中だったらしい。 夫は、集中治療室で対面した。・・・その間の移動中の記憶はない。・・・

・・・・・麻酔が切れて意識がはっきりしたのが、午前11:30 ・・・・・
     ICU(集中治療室)のベットから見えた時計の時間です。



     ながーい 一日の始まり。---ICU にて---

・病室に戻れるのは明日の(午前10:00)。それまで集中治療室でお世話になる。手術が午前中だったので、これから長い長い一日が始まる。
・ここ ICU の滞在時間を計算する。・・・21時間半。・・・ そして母は、作戦を考えた。[夜、グッスリ眠るために昼間は、どんな事があっても決して寝ないこと!] 

・・・・・ 作戦 開始! ・・・・・

・ジーッと、大きい目を開けて、目の前を行き来する看護師さんの観察が始まりました。

 * 「安達ゆみ」に似ているメガネの似合う小柄なナース。
 * 「オオ!茶髪のお兄さん。」やさしく患者さんに声掛けして頑張ってた。
 *  見かけは落ち着いているけど「ひとつひとつの動作が以外に雑」なナース。
 *  見た目も話し方も行動も、まるく、おおらかなナース。

・あまりにも、大きな目を見開いている、「おかしな患者」に、一人の看護師が声掛けてきた。

 看護師 「退屈?」
  母   「うん!」(暇つぶしに何か持って来てくれたりして・・・)
 看護師 「何もない所だからね。退屈だよねぇ・・・。」
  母   (へんな期待しちゃったなぁー・・・)

・・・・・ 長い夜 ・・・

・二時間おきに、体の向きを変えてくれる。点滴、管、・・・etc・・・管理・記録・・・。

「看護師さんは、本当に大変だなぁー。」
「患者にとって、なくてはならない人。」


・・・・・ 朝 ---お世話になりました--- ・・・・・

・待ちに待った、朝がきました。
「顔を拭いて、うがいをして、体を拭いて、着替えをして」
看護師さんにお世話になって、病室に帰る準備です。

・昼間の作戦実行!で、夜はグッスリ!?眠れました。

* 病棟の看護師さんが、車椅子で迎えにきてくれました。

* ICU の入り口に担当してくれた看護師さんが立って見送ってくれました。
 (まるで、宿泊先でのお見送りのようです・・・)

・・・・・ 本当にお世話になりました。きっと元気になります! ・・・・・