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杉ちゃんのWEB日記

国際山岳ガイド 杉坂 勉のブログ

2015-8-24~26 剱岳・八峰Ⅵ峰Cフェース(釼稜会ルート)

2015-08-27 13:45:16 | ガイド山行記録

8月もいよいよ大詰め。今度の舞台は岩と雪の殿堂剱岳!八峰Ⅵ峰Cフェースに行ってきました!

 

24日は台風15号の影響もまだなく、室堂周辺はとても良い天気。しかし翌日からの天候に不安を感じての入山となりました。

夜は天気予報とにらめっこ…。翌25日に行くべきか、1日ずらして26日にするべきか!でも25日の方が風も少なく、午前中勝負で何とか行けそう。

 

夜中に起きたときはまだ星も見えていたので、予定通り25日アタック。3時起床、剱沢の小屋を4時に出発。

剱沢の雪渓を下っていくと、空が徐々にあけ始め、真っ赤な朝焼け。これはやはり天気下り坂。午前中勝負だな!

長次郎の出会ですっかり夜も明け、小休止ののちアプローチ開始。するとなんと出発したとばかり思っていた真砂ベースの大学生山岳部のグループが!君たち遅いよ!!このグループに巻き込まれては、順番待ちが大変と、慌てないまでもいいペースで長次郎雪渓を上がっていきました。

 

やがて傾斜はきつくなり、Ⅰ~Ⅱ峰間ルンゼのあたりで一度左岸へ。ほどなく再び雪渓に戻り、いつになく安定した長次郎雪渓をⅥ峰の基部目指して上がって行きました。幸い学生たちに追いつかれることもなく、Cフェースの基部へ到着。

 

1ピッチ目で先行していた山梨大のパーティーを抜かさせてもらい(ちゃんと断りを入れて穏便に)、これで我々がトップ。

 

安定した花崗岩の岩壁にロープをどんどん伸ばしていきました。お客さんもとても快調にフォローして登ってきます!

 

途中浮石が溜まったレッジもありましたが、慎重に通過。どんどん高度を上げていきます!

 

そしていよいよ本日の核心部、ナイフリッジの通過へ。

 

乾いた花崗岩はとてもフリクションが良く効き、安定してトラバース出来ました!

最終ピッチは浮石だらけ。落とさないように慎重に通過。

7時に取り付いて2時間。9時にCフェースの頭へ。天気もまだいい感じ。頭からは遠く槍ヶ岳まで見渡せました。

Cフェースの頭からは踏み跡をたどって5・6のコルへ。途中一回の懸垂下降を交えての下山でした。

 

後はひたすら天気に追い立てられながら下山に次ぐ下山。長次郎の出合からはひたすら剱沢の登り返しが待っています!

途中何度かにわか雨に降られるものの、カッパを着るほどでもなく、本降りとなる直前に剱沢の小屋へ帰ることが出来ました。んんー、とてもいいタイミング!!

この日は本当に良いコンディションとロケーション、そして天気に恵まれた1日となりました。そしてCフェースのクライミングも最高!

最終日はのんびりと剱沢の小屋を出発。野営管理所で挨拶がてらラジオ体操に参加してのんびりと下山開始。

別山乗越からはいたるところにかかる虹を眺めながらの楽しい下山。

結局この日も雨具のお世話になることなく、涼しく快適に下山できたのでした!

山の神様、今回もいい天気をありがとうございました!!

 

 

 

 


2015-8-11~13 北穂東稜

2015-08-14 11:20:06 | ガイド山行記録

お盆休み突入の直前に穂高へ行ってきました。目指すルートは北穂の東稜。

去年の夏は雨続きで散々なシーズンでしたが、今年は一転晴天続き。この日も雲が多いもののその分涼しく快適に涸沢入り出来ました。

 

翌日12日も予報では雲が多いものの1日天気は持つ感じ。きれいな朝焼けこそ望めませんでしたが、高曇りの中、北穂南稜との分岐までハイクアップ。

北穂沢のガレ場でハーネス、ヘルメットを装着。いざ東稜へ向け歩きずらいガレ場をトラバース。

 

東稜に上がってかっらはほぼ稜線上をトラバース。なんちゃってルートではありませんよ!

 

核心部の岩場も難なく通過!今年は展望もよくとてもいい調子!!

さらに続くナイフリッジも慎重に通過。15mの懸垂下降はクライムダウンも交えて突破。

あとはひたすら北穂の小屋へ向けてガレ場を登ります。

 

北穂の小屋からは今たどってきた東稜がはるか下に!そして槍や遠く白馬などの後立山連邦までのパノラマが広がっていました。

 

北穂山頂で記念撮影後、今度は稜線をたどり白出のコルに向けて縦走。

 

飛騨側からの冷たい風に叩かれながらも順調に岩稜を通過。

涸沢槍、D沢のコルと慎重に通過。振り返ると後ろには北穂が遠くに。

ほぼコースタイム通りに涸沢岳へ無事登頂。天気も持ちました!

穂高岳山荘には14時30分ごろ到着。おつかれまさでした。今日もいい山行でした!

しかし雨は予想より早く、日付の変わるはるか前に降りだし、稜線上では風も強い感じ。

翌13日はスタートからカッパを着込んでの下山。

雨に濡れて状態の悪くなったザイテングーラートを慎重に下っていきました。

下山日こそ雨でしたが、そんなに荒れ模様になることもなく、まあこれはこれで山の風情といったところでしょうか。

今回もいい山行を楽しむことが出来ました。

 

 

 


滑り納め!

2015-07-24 14:10:52 | ガイド山行記録

NZでのスキーも今日が最後。

 

ちょっと遠出してカードローナへ行ってきました。

スキー場はメインエリアの半分が巨大なパークといった感じ。なんでもその大きさは南半球最大だとか。

我々は隣のエリアでサイドカントリーを楽しもうかと思いましたが、ここも雪は少なくガリガリ・・・。

僕らが来てから全然雪が降ってないので当たり前か・・・。

 

とりあえず滑りやすそうなところを選んではドロップ。まあまあ楽しめました。

これでNZでのスキーも終了。我々のスキーシーズンも終了。まずまずの滑り納めとなりました。

さあ帰ってからはクライミング!!


ナイスな一日!

2015-07-22 13:25:52 | ガイド山行記録

今日はすっぽりと高気圧に覆われ、NZに来て以来の最高の晴天。

ヘリという機動力にものを言わせ、BCスキーを堪能してきました!

 

エリア的にはダブルコーンの周辺?と言ったらいいか、大きな谷を隔てて向かい側のアルパインエリア。

 

雪の量自体がやはり少な目で、クラスト斜面と凍った斜面の合間を縫って僅かに残ったパウダーを拾ってはつなぐという感じでした。

それでも重めのパウダーゾーンは滑り応えあり!

3RUNして大きな谷のボトムでランチタイム。

 

今日は凍った斜面が多く、長い距離を滑れないからと、4RUNの予定がおまけの1RUNプラスで5RUNに!

最後はガイドのとっておきの斜面なのか、結構高い稜線までヘリに乗せられ、ほぼピーク直下からの大斜面をドロップ。

 

対岸に臨むNZの山々に向かってのRUN。大自然を堪能しているといった感じ!

最後の最後に本日一番のパウダーをRUN!さすが地元のガイド、やっぱりいいところは知ってますね!!

最高の晴天と最高のロケーション。雪は少しひねくれた感じではありましたが、これもまた山。

とても気持ちの良い1日を過ごしました。

 

 


ちょいBC気分!

2015-07-21 14:22:08 | ガイド山行記録

さてさて今日は、明日に迫ったヘリスキーに備え、ちょっとBC的な感じのリマーカブルズスキー場へ行ってきました。

 

スケールは小さめですが、雰囲気はシャモニ周辺のよう!

 

雪はやはり少な目で、ところどころ岩が露出!!

ちょいモナカチックな斜面でした。

 

んー、コース外のラインもあるのでなかなか良いゲレンデでした!

 


2015-6-14 両神山・八丁尾根

2015-06-15 19:30:46 | ガイド山行記録

今年の梅雨はらしくない感じが続いておりますが、この週末もそんな梅雨の隙間を狙って、両神山を登ってきました。

まずは鎖場の通貨の足慣らしということで、13日は和田山でクライミング。スタンスの立ち方など、フットワーク中心にトレーニングしました。

 

翌14日は朝7時に上落合の駐車場を出発。山々は新緑も進み、大分青々してきましたね。

この日は高曇りで日差しも少ない分気温は低めでしたが、湿度が高いせいかかなり汗だく。

八丁峠で身支度を整え、いざ八丁尾根へ。

 

しばらくしてすぐに鎖場。しかし前日のクライミング講習が効いているのか、落ち着いた様子で登っていてました。足の置き方もGOOD!

 

西岳を越えるといよいよ岩場も本格的に。鎖を使って慎重に通過。

明け方までの雨もそんなに多くなかったらしく、岩場はわりと乾いていてフリクションもまずまず。

 

東岳までは長い鎖の上り下りが連続!

東岳を越えれば核心部は通過。このころよりあたりは濃いガスに包まれ、樹林帯はかなり幻想的。

11時20分、無事に両神山山頂へ到着。展望はそれほどありませんでしたが、それでも登り応え満点のコースに大満足。

下りも同じ八丁尾根を下降。鎖の連続を慎重に通過しました。西岳からはガスの切れ間に赤岩尾根が、幻想的jに見えていました。

雨にも降られず運よくハイグレードな岩稜コースを満喫してきました!

 

 


2015-5-29~31 立山スキー

2015-06-03 17:55:24 | ガイド山行記録

残り少なくなった残雪を求めて!立山へ行ってきました。

初日は軽く足慣らしで室堂山へ。展望台からは槍・穂高までの山々が一望でき、最高のパノラマを堪能。

 

今年の室堂周辺は縦溝だらけ…。少しでもフラットな面を探して滑りました。目の前には剱岳の素晴らしい山並みが!

 

翌日も透き通るような青空!山荘の前でシールを付け、いざ一ノ越を目指して出発。

登山道整備用の荷揚げのためか、ブル道が出来ていて楽々のハイクアップ。

 

まずは御山谷をひと滑り。標高差で300mほどの快適なスキーでした。

龍王岳をバックに記念撮影。

 

一ノ越まで再び登り返し、大休止ののちにこれまた快適な斜面を室堂へ向けてひと滑り。

 

縦溝が激しくなって来たので山崎カールへトラバース。1ピッチ登り返し山崎カールの下部をさらにスキー。

最終日の31日は明け方まで雨風が厳しく、このまま下山か?と思いきや、8時過ぎごろからは日が差してくるではありませんか!9時30分にはご覧の快晴!!

ということで最終日は国見岳へハイクアップ。

 

室堂山とのコルからは、急なリッジになるためスキーは担いでのアプローチ。

 

ちょっと山岳スキーのエッセンスを味わいましたよ!

 

山頂からはスキーヤーズレフトのきれいな一枚バーンを選んでドロップ。縦溝だらけの室堂にありながら、ここ国見の斜面はきれいな面ツルの斜面!傾斜もそこそこで、今回一番のスキーを楽しめました!

さていよいよ今シーズンのスキーもこれで最後…。国見の良いイメージを持って来シーズンを待ちますか。

 

 


2015-5-7~8 三つ峠

2015-05-09 09:27:44 | ガイド山行記録

GWも終わった5月の7日、さぞや空いていることとにらみ、三つ峠のマルチピッチクライミングに行ってきました。

天気予報には直前までやきもきさせられ、おまけに当日の朝出発時には雨…。

半分あきらめモードでした。

 

ところがところが、中央道を大月まで走るころにはすでに雨は上がり、行けそうな雰囲気!気持ちを持ち直して習合場所の裏登山道駐車場へ。

はたして岩場には中央カンテを登る1パーティーしかいなく、ほぼ貸切状態。まずは右フェース一般ルート周辺でアップ。

 

その後、マルチピッチクライミングの練習でリーダーズピッチ~№10.5クラック~№16~№18とつなぎ、天狗の踊場へ。

残念ながら富士山の眺望は望めませんでしたが、初日としては良い練習が出来ました。

 

翌日は朝から快晴。まずはアップで昨日のルートをたどり天狗の踊場へ。今日は富士山もばっちり!

 

名物大根おろしにもチャレンジしました!

 

そして本日のメインイベント、中央カンテにトライ。核心のコーナークラックも難なくクリヤー!

なかなかいい感じ。ビレイポイントでのロープワークにも慣れてきた様子。

 

最後は草溝~№1クラック。草溝はさすがにスイスイ!でも…。

 

№1クラックは少し難しかったかな…。

2日間恵まれた天気の中で、充実したマルチピッチクライミングを堪能しました!

来るべき夏のシーズンに向けまずは好発進です!!

 


2015-4-25~27 立山三山

2015-04-29 09:42:16 | ガイド山行記録

ことしもいよいよGWに突入!今年は残雪期の立山に行ってきました。

天気予報は文句なしの晴れ予報。25日の入山も、まばゆいばかりの陽光のなか室堂に到着。明日からの山行に胸を躍らせました。

 

26日は7時30分室堂山荘出発。クラストした雪の斜面をサクサクと軽快に一ノ越へ。

 

一ノ越から見上げる雄山の稜線はすっかり雪が解け、夏道全開!アイゼンを外してのハイクアップ。

 

ことしは雪が少ない…。

雄山山頂からは槍ヶ岳が手の届きそうなくらい近くに!

白山もきれいに見えました。

 

ここからはロープを付けて大汝山まで足を延ばしました。

さてさて今日は天気も約束されているし、時間もまだまだたっぷりある!ということで一旦一ノ越まで下り、龍王岳から浄土山を回って帰ることにしました。

さっき登った雄山をバックに龍王岳をめざします。

ガレ場を登り、ほどなくして龍王岳登頂!

浄土山への緩やかな稜線を歩きます。気持ちよかったー!

 

最後は室堂山荘への大斜面をサクサク!

のんびりゆったり、良い一日でした。

そしてこの夕日。この時期の室堂の醍醐味ですね!

 

27日も朝から良い天気!この日は別山をめざしました。

一度雷鳥沢へ下り、ここからアイゼンを付けて別山乗越へ向けての長い登り。

後には昨日登った立山や浄土の山々が。

 

ところどころ現れる急登をジグザグ登行でこなし、雷鳥坂(春道)を上がっていきます。

上部はすでに大きなシュルンドも!

 

別山乗越からはやはりすっかり雪が解け、すでに夏道モード。

さすがに別山の山頂はまだたくさんの雪に覆われ、硯が池もまだ雪の中。

剱をバックに記念撮影。待ってろよ!剱岳!!!

2泊3日の山行、天気には大いに恵まれ、とても素晴らしいロケーションを満喫してきました!