goo blog サービス終了のお知らせ 

杉ちゃんのWEB日記

国際山岳ガイド 杉坂 勉のブログ

2013-5-12~13 前穂北尾根

2013-05-14 20:27:18 | ガイド山行記録

長らくのご無沙汰でした。

4月のヨーロッパスキー検定の傷も癒え??ようやくお仕事にも復帰しました。

まずは前穂の北尾根。この時期には定番ルートですよね!当初は11日から入山の予定でしたが、雨の予報だったので、1日ずらしました。これが功を奏し、12日は日曜日だったのですが上高地は人もまばら。いつもは観光地の喧騒を絵に描いたようなところですが、この日はとても穏やかに通過することができました。

P5130003

さて明けて13日は、4時起床5時出発。さすがにこの時期4時をまわると外は明るい!もっと早く出発すればよかったか!?でもまあ今日は順番待ちも無いでしょう・・・

P5130006 P5130013

5,6のコルまですでに出来上がったトレースを辿り、いざ北尾根へ。1組先行パーティーがあるものの、さすがに空き空きの北尾根。順番待ちも無くサクサクと行けそう。

ところが今年はまだ雪が多く、GWごろに降ったであろう雪がグサグサにクサリ、ちょっと悪い感じ。5峰は難なく越えましたが、続く4峰からはこのいやらしい雪に悩まされ、かなりの部分をスタカットに切り替えせざるを得ませんでした。おかげでかなり時間をロス・・・

P5130017 P5130023

核心の3峰は文字通りのスタカットクライミング。1ピッチ1ピッチ慎重にロープを伸ばし、越えていきました。

P5130029

また2峰への登りではこんな珍客も!冬毛が夏毛に変わりかけてる雷鳥でした。

あ、でも僕らの方が珍客なのか・・・

P5130030 P5130031

さてさて今回のルートもいよいよ大詰め。2峰の懸垂も難なく越え。あとは前穂までひと登り。

大きな雪稜と化した前穂の山頂は人影もなく、貸切でこの大パノラマを堪能することができました。

奥穂をバックに記念撮影。しばし静かな山頂から穂高の山々を眺め、感動に浸りました。

後は奥明神沢をめざしひたすら下降。そしてまた下降!怒涛の下りを2時間弱で、灼熱??の岳沢へ。ここからまた中途半端に雪が残り歩きづらい登山道を耐え、やはり人のまばらで、とても静かな上高地へ下山しました。

たった1日ずらすだけで、こんなに静かな山行を味わえるなんて。静かな山で熱い登山を楽しめた2日間でした。


2013-3-21~22 八ヶ岳・大同心稜

2013-03-22 20:17:49 | ガイド山行記録

東京はすっかり桜満開という今年の3月!

山も例外ではなく、すっかり春めいてまさに残雪期の体をなしているではありませんか!!

そんな中、再々挑戦で大同心稜へ行ってきました。

21日は赤岳鉱泉へ到着後、かるく赤岩の頭までお散歩。これで体がほぐれ、翌日の大同心稜~赤岳縦走に大いに効果ありでした。

夕方の赤岩の頭から眺めるパノラマ風景も、なかなか趣があり良いもんでしたよ。

P3220096

明けて22日も快晴の天気。ゆっくりと焦らず大同心稜を登って行きました。

P3220097

稜上の雪はだいぶ少なくなり、早朝の寒気で固くクラストしサクサクと快適な登高。

順調に高度を稼ぎ7時30分には稜線へ。ここからもサクサクと気持ちのいい雪で横岳を縦走しました。

P3220100 P3220103

懸案の横岳のトラバースも無難にこなし、10時に赤岳山頂へ無事登頂!!

お客さんも、今年3回目の挑戦でルートを完登しただけに、喜びもひとしお!!大満足のうちに下山してきました。

来シーズンも大いに山を満喫しましょう!!


2013-2-18~19 八ヶ岳・大同心稜

2013-02-19 23:10:13 | ガイド山行記録

今回は、ちょっと天気にやられましたね。

P2180023

予報はあまりよくはなかったのですが、これもまた経験!ということで予定通り入山。

18日の雪はかなり湿って重く、靴の裏にもべったりと張り付くような厄介な雪でした。

P2180025 P2180026

北沢の登山道もご覧の通り。赤岳鉱泉の前は、先週の風景とはがらりと変わり、雪もかなり増えていました。

P2190027

夜半には一度止んだ雪も、朝7時には再び降り始め、横岳稜線も熱い雲の中・・・

当初の予定は大同心稜でしたが、あまりにも状況が悪いので、行けるところまでということで赤岳へ。

P2190028 P2190031

中山乗越までの道はトレースもまだ残っており、歩きやすかったのですが、行者小屋から先、文三郎の分岐までの道はすっかりトレースも消え、わずかにトレースを外したならすかさずまた下まで潜る始末。

コージツ山荘のみなさんが研修で来ていたので、総力戦でラッセル。

しかし天気は再び荒れ模様となり、ここで断念。

今回は登頂こそできませんでしたが、お客さんも雪と大いに戯れることができ、それなりに満足していただけた様子。

やれやれといった感じでしたが、これもまたまぎれもない山の姿。次回に期待しましょう!


2013-2-14 尾白川下流域・ガンガの沢

2013-02-15 18:31:36 | ガイド山行記録

2月はアイスクライミング行きまくりです!

先週の刃渡り沢に引き続き、今週も尾白へ行ってきました。今回はガンガの沢です。

直前まで結氷状況に不安がりましたが、シークレットは凍っているとのことでしたので、迷わずガンガの沢へ。

P2140001

日向山林道も、先週の火曜日はカッチカッチの氷でしたが、その後の降雪で上に雪が乗り、不安なく上がっていけました。

林道出会いから見る錦滝も見事に再結氷しており、これならば大丈夫と早速ガンガの沢へ。

ところが雪の恩恵は、見事に沢の中のトレースも覆いかくし、ところどころひざ上までのラッセルでシークレットの滝へ。

P2140002_2 P2140012

これで氷がしょぼかったら目も当てられないといったところでしたが、シークレットの滝は見事に結氷。氷質も水氷と言わず、ブルーアイスと言わず、なかなか適度な硬さでアックスの刺さりも良く、グイグイと思い切って登れました。

P2140016

今週もまずまずの氷に満足し、満ち足りた気分で1日を終えました。


2013-2-11~12 赤岳~阿弥陀岳縦走

2013-02-13 10:54:36 | ガイド山行記録

この連休の八ヶ岳、かなりの登山者でにぎわい、大変だったそうですね!

私たちは1日ずらし、人影のすっかり少なくなった山を楽しんできました!

お客さんは、去年の年末に北八つの天狗に登った女の子。今回2度目の冬山で赤岳~阿弥陀の縦走にチャレンジです!

P2110024

ところが入山日の11日、美濃戸口のわずか手前で車の横転事故があり、なんと車が美濃戸口までも入れず、太陽館のまだ下、鉢巻道路のとの分岐から歩きはじめる羽目に!ちょっと先行き不安になりながらの出発でした。

P2110027 P2110029

それでも小一時間で美濃戸へ到着。おばちゃんの所で一服しいよいよ入山。連休最終日ということもあり、トレースはすでに弾丸状態。サクサクと北沢を登って行きました。

しかしこの日は朝から稜線付近はガスの中。雲の流れも速く、かなりの荒天が想像されました。

P2110031

赤岳鉱泉到着後、中山峠の展望台まで軽くお散歩。するとどうでしょう、さっきまで分厚く立ち込めていたガスがスーッと上がっていき、目の前には赤岳の雄姿が!!

明日の晴天を期待し、小屋へ帰りました。しかしこの日の夕方はかなり寒かった・・・

P2120033

翌日は高曇りではあるものの、いい天気!気温もさほど低くなく、まずまずの登山日和!

7時30分に赤岳鉱泉を出発。一路中山峠を越え地蔵尾根をめざしました。

P2120039 P2120042

地蔵尾根のトレースもやはり弾丸状態で、この連休の登山者がいかに多かったかを思わせました。

途中アイゼンワークなどを練習しながら尾根をつめ、クサリ場の手前からロープを付け、いよいよ本格的登攀開始。

階段、クサリ、ナイフリッジと次々現れる難関を突破していきました。

P2120044

途中展望荘で休憩し、さらに赤岳を目指します。稜線はこのところの南岸低気圧の影響で、さぞかし雪が多いかと思いきや、案外少なく夏道が表れているところもちらほら。アイゼンの前爪での立ち込みにちょっと戸惑いながらも、午前10時45分、赤岳登頂!360度の展望を楽しみました。

P2120047

さてさて今日はこれで終わりではありません!記念撮影もそこそこに終えると、今度は阿弥陀岳を目指して文三郎の分岐を目指し、慎重にクサリ場を下っていきます。

分岐からは中岳方面へ。アップダウンの連続にちょっと疲労もありましたが、中岳稜線の雪のナイフリッジは高度感もあり、楽しかった様子。嬉々として歩いていました!

P2120048 P2120050

阿弥陀への最後の登りはちょっと急登。下り用に歩幅の大きなステップにちょっと苦戦しましたが、無事に阿弥陀岳登頂成功!

午後からは、天気下り坂という予報に少し心配があったのですが、予想に反して天気は上々。阿弥陀岳山頂では日の光も望め、サイコーの気分でしばしの山頂を味わいました。

P2120054

阿弥陀からのくだりは、忠実に来た道を辿り中岳のコルへ。途中バックステップも交え、慎重に慎重に下降しました。

中岳沢は思ったよりも拭きが少なく、かなり安定していたのでここを伝い大胆に下ってい行きました。

P2120056_2

行者小屋まで下り切りまずは一安心。ぐるりとこの日辿った稜線や山々を眺めると、満足感もひとしお。

いやー、よく歩きました!

あとはツガやシラビソの森に包まれ、南沢をひたすら車目指して下山。いつもは歩かない美濃戸口までの林道も、この日はなかなか楽しいものでした。


2013-2-7~8 西上州(霧積・相沢)アイスクライミング

2013-02-09 12:13:57 | ガイド山行記録

今週はアイス三昧、またまた行ってきました!今回は西上州です。

このところの暖かな気温に、ちょと心配の毎日でしたが、情報等を仕入れて思い切って西上州へ行ってきました。

P2070002

初日はまず確実性を取って霧積へ。凍った車道を慎重に運転しなが ら一路霧積ダムへ。ここから左の斜面をちらちら観察しながら徐行運転。結局林道終点まで行き、この日は霧積温泉奥のエリアへ。

まずまずの結氷に一安心し、アップからちょっとしたバーチカルへ。アイゼンの蹴り込みやムーブを一つ一つ確認しての講習をしました。

P2070005

最後はスクリューをセットしながらの模擬リードクライミング。なかなか充実したクライミングができました。

P2080007

翌日は、霧積の結氷状況を鑑み相沢の氷柱へ。氷をまじかに見るまではちょっと不安でしたが、なんとこの見事な結氷ぶり!!

落ち口のあたりまではおよそ40m、中間部は80°程度はありそうな大氷柱となっていました。

さてさて身支度を整え、いざ登攀開始!

P2080008 P2080014

氷質は西上州にしてはちょっと硬め。でもすでに垂直部分も段々となっており、条件としては結構やさしめ。思い切ってクライミングを楽しめました。

今回のお客さんも、着実に垂直部分を通過。前日の成果が現れていましたね!!

P2080019

帰りの荒船山登山道から振り返る相沢の氷柱も、なかなか立派なもので、今日のクライミングの成果に満足し、2日間のアイスクライミングを締めくくりました。


2013-2-5 尾白川下流域・刃渡り沢

2013-02-06 09:41:57 | ガイド山行記録

早いものでもう2月。第一週目の5日、尾白川の刃渡り沢へ行ってきました。

日向山林道はところどころ残る残雪が、かなりカチカチのアイスバーン、というより氷そのもの。登りもスタックしかけましたが、くだりの方が怖かった・・・タイヤがロックしたままツーッと滑り落ちていく状態はまさに冷や汗もの!車が壊れなくてよかった・・・

さてさて日向山登山口から、林道のアプローチを1時間30分ほどで林道終点。対岸に見える刃渡り沢は結氷状態はまずまずよさそう。さっそく出合目指して河原へ下降。

今回は下降点を少しだけ下流側にとり、刃渡り沢の下流からアプローチして飛び石で尾白川を超えましたが、こちらの方が楽!難なく刃渡り沢出合へ。

ここからは先人の付けたありがたいトレースを伝い、小滝を越えていきます。

P2050003

間もなく15メートルの氷瀑。ここでロープを付け、登攀開始。アップにしてはちょっと物足りない感じでした。

P2050006

やがて目の前には双翼の滝が。今年は結構結氷が良かったのか、左右つながりそうな勢いでした。しかし右のラインはこのところの暖かい気温のせいか、すでに水流が吹き出し、ジャバジャバ。氷もかなりもろそう。

今回は左の硬そうなラインを選んで登りました。中間部は80°程度あり、結構登り応えあり。

P2050008

さらにその上の大滝は、沢の中央と右岸に見事な氷瀑を掛けていました。やはり中央はすでにシャワーが降り注ぐ感じでしたが、そのシャワーをかいくぐり、若干ラインを左にとって、水氷となった氷瀑を思いっきり大胆に登りました!

P2050015 P2050019

一旦懸垂下降の後、今度は右岸の氷瀑へ。

ここもど真ん中はすでに水氷となっていたので、懸垂下降の写真でいうと下降ラインの右、スラブにへばりつくようなベルグラ状の氷にラインをとりました。

取り付いてみるとベルグラは思った以上に厚く、スクリューもばっちり入りました。氷質も硬すぎず軟らかすぎず適度で、楽しいクライミングを味わえました。

ただこのベルグラ、透明度もあってなんだか綺麗な氷。アックスで穴をあけてしまうのはちょっともったいなかったかな。

帰りの道々、その他の氷瀑も見ながらきましたが、ガンマの出合こそきれいに結氷していましたが、その他は錦滝も含めボロボロ。

そろそろ尾白も今年はシーズン終焉間近なんでしょうかね。


2013-1-16~17 岩根アイスツリー

2013-01-18 09:51:07 | ガイド山行記録

またまた岩根山荘でアイスやってきました。

P1160003

今回はアイスクライミング初体験のお二人。

もともと夏のクライミングはご自身で行っているので、かなり呑み込みが早く、アックスの打ち込みとアイゼンワークをちょっと練習しただけで、傾斜の強いルートも何本か登れました!

P1160006

でも基本はアイゼンの立ち込みとバランスの良い姿勢。繰り返し練習して身につけましょう!

ちなみに野辺山から先、川上村の道はかなり雪が残っていてぐしゃぐしゃです。早朝はアイスバーンになる可能性大。

今週末のJAGUアイスイベントで、岩根山荘までお車までお越しの方はくれぐれもご注意を!


2013-1-14~15 岩根山荘アイスツリー

2013-01-15 22:57:28 | ガイド山行記録

この連休は大変なことになりましたね。我が家の周辺もまだ凍り付いた雪がたくさん残っています・・・

P1140036

私たちはこの大雪にもめげず、アイスクライミング初めをしてきました。

14日の朝、雪が降りしきる韮崎に集合。そこから野辺山経由で川上村へ。

さらに激しくなった雪の中、緩傾斜の初心者ルートでまずはフォームの見直し。

この日は終始基本練習を繰り返して終わりました。

P1150043 P1150046

翌15日は強い冬型で曇天かと思いきや、打って変わっての晴天。

昨日の基礎練習を生かし、徐々に傾斜の強いルートへ。

お二人ともかなりいいバランスで、安定したクライミングができるようになっていました!

P1150053

私も負けじと、新春かくし芸大会よろしく、こんなことをやってみました!?

さてさて次回は天然のアイスゲレンデで、さらにパワーアップを目指しましょう。


2013-1-3~5 甲斐駒・黒戸尾根

2013-01-06 14:17:34 | ガイド山行記録

 みなさん、明けましておめでとうございます。

2013年もよろしくお願いいたします。

 さて年が明け正月も6日となりましたが、巷のニュースでは山岳遭難事故が話題になっていますね。まさしくその遭難事故と時を同じく1月3日~5日、私も山へ入っていました。

 場所は南アルプスの甲斐駒ケ岳。おととしの年末に行ったのと同じ黒戸尾根です。当初の予定は北アルプスの槍ヶ岳、もしくは奥穂高岳だったのですが、年末からの降雪とその後の気圧配置、寒気予想などを鑑み、これはとても入山できる気配ではないと思い、こちらに変更したのでした。

P1030003

 1月3日に竹宇の駒ヶ根神社より入山。天気予報はこの日強い寒気とともに冬型の気圧配置が強まるとのこと。7時に竹宇駒ヶ根神社駐車場を出るころから小雪がちらつき、気温もかなり低い感じ。

 つり橋を渡った直後から登山道もガチガチ。路肩の凍っていないところを繋ぎ繋ぎ登って行かなければなりませんでした。

P1030007

 しかし登山道の凍結は近年まれにみる激しさで、横手からの道の合流点はるか下でついにアイゼン装着・・・枯葉をアイゼンの爪に突き刺しながらのアプローチを余儀なくされました。

 しかし笹の平をすぎると積雪も増し、かえって八丁坂の急登はサクサクと登りやすい感じ。刃渡りの岩稜もご覧のとおり。べったりと雪が付き、難なく通過することができました。

 たどり着いた5合目からは、風雪のため6合目より上部をうかがい知ることは出来ず、テン場の快適さも怪しいことから、この日はここで行動打ち切り。早々と幕営してしましました。

 3日の夜はものすごい風!我々がいるのは5合目なので、テントが飛ばされるほどではありませんでしたが、上部は今頃どんな状態か・・・想像するのも恐ろしい!

 P1040011

 さて翌4日は4時30分に起床。実はものすごい風であまり寝ることができず(この私が寝れないなんて風の威力推して知るべし!)、悶々として夜を過ごしたのでした。さらに我々のいる5合目でさえテントが押されるほどの強風。とても外に出て行動できるとは思えず、明るくなるまで様子を見ることにしました。

 外は明るくなり始めましたが、外は依然強風、烈風。時はあっという間に過ぎ、天気は晴天なのに、行動できないとはなんと歯がゆいことか!

 しかし写真の通り、昼を過ぎても8合目から上部は雪煙がたなびくほどの強風!これはもう登頂できる見込みなし。結局この日はテントの周りでチンとして過ごしました。

 暇にあかして携帯のスイッチを入れると、なんと5合目は電波が入るではありませんか。Iモードで天気予報を確認。明日本州は午前中を中心に高気圧に覆われる見込み。翌5日の天気に期待して再びシュラフに入りました。

P1050013

 さてさて5日の朝は、予報通りの穏やかな晴天!満点の星空の下、準備を整えいざい出発!

P1050014 P1050016

 やがて夜が明け、東の空からオレンジ色の朝日が!ご来光を拝み、さらに歩みを進めました。

P1050018 P1050017

 昨日は雪煙が乱れ散る上部の様子も、ご覧の意通り穏やかそのもの。後には八ヶ岳もきれいに望めました。今年の赤岳、なんかちょっとつぶれたマッターホルンの様で、かっこいいですね!

P1050025 P1050026

 8合目から上部は稜線上に雪が適度に張り付き、トレースもばっちりなのでとても快適。

 これといった問題もなくサクサクと登高し、10時30分、待望の甲斐駒ケ岳山頂に登頂。

P1050031

 もちろんこの日は山頂からの展望も最高!すぐまじかに北岳、仙丈岳そして中央アルプスから北アルプスまで、きれいに望むことができました!

 しかし感動モノだったのはなんといっても富士山。鳳凰三山を前に従え、雲海の上にズンと鎮座ましまし。「こりゃあ春から縁起がいいやー!!」とはまさにこのことなのでしょうか!?

 さすがに天気が良いとはいえ、山頂は気温も低く風も出てきたので、360度の大パノラマを満喫した後はさっそく下山。

 しばらくはカリカリにクラストした雪面に足を取られないよう、注意しながら慎重に下山していきました。

 しかし山って、ほんと怖いものですね。たった1日でこんなにも状況が変わる。昨日の烈風に比べれば今日は春山!まさに地獄と天国を感じた3日間でした。

P1050039

 さて、いよいよ2013年が始まりました。私もようやく3年前のケガから本格復帰といった感じです。ガイドのカン、雪面を踏む感じ、ロープを操る手触り、体のバランス、自然のリズム、そんなこんなを再認識しながらのまさしく再出発といった感じです。

 そして4月には、いよいよ国際ガイドに向けての最終検定が待っています。責任、プライド、そして自信をひたひたと感じながら、気持ちも新たに頑張ります!