シラチャ日記

2007年8月から何度かの中断期間を経て、タイ王国チョンブリ県シラチャより発信しています...

左脚の”高位脛骨骨切り術”と右膝の内視鏡関節鼠摘出手術 ①

2021年09月01日 | 骨切り術

今回のブログ記事、全く”シラチャ”に関係の無い個人的な手術のことを自身の備忘録としてアップしています。
もし、骨切り術をすることを考えていて、偶然にも検索でこのブログが引っかかった方に少しでも役に立てばとは思い
ますが、そんな方は時系列でもっと詳細に書かれてる方のブログも多くあるので調べてみて下さいね。
自分自身も知らない単語でしたが、”骨切り術”で検索すると詳しく説明されたサイトが多く見受けられます。
簡単に言えば、O脚やX脚を矯正する手術でしょうか???

 


 2021年5月に、左脚の”高位脛骨骨切り術”と右膝の内視鏡関節鼠摘出手術を受けました。
手術前(=右側レントゲン写真)では、股関節と足首中心を結んだ線が膝関節の真ん中を通っていないのが分かります。

 

 

では下記からの前置きが長くなりますが、”備忘録”なんでお許しを…

 

先ず、この手術を受けることになった経緯ですが、元々はもう35年以上も前の高校3年生の時の話になります。
高校でアメリカンフットボールを始めたんですが、高3の時の春の試合でチームの選手数不足も有って、慣れない
ディフェンスに入り、相手チームのブロッカーのローブロックを受けた際に右膝を痛めたのがきっかけでした。
その後は痛いながらも何とかプレーも出来る状態だったのですが、次第に右膝を伸ばせないようになってきて、気が
付けば寝る時も膝の下にクッションを入れなければ寝れないような状態になっていき、近所の色んな大きな総合病院の
整形外科に行ったのですが、その頃は未だどこに行ってレントゲン撮ってもらって診てもらっても『膝の捻挫』と診断
されてシップ薬を渡されて終わり…っちゅう感じでした。
しかし、やはり自分自身の膝なんで「いや、そんなはずは無い。 何かおかしい…」と感じていましたが、ちゃんと
診てもらえそうな病院を探そうにも、今のようにネットで簡単に検索できる訳でも無かったので、色々な方に相談して
聞きまくって、最終的に自身の出身校では無いのですが当時の関西学院大学のアメフト部のチームドクターをしていた
方に教えてもらい、奈良の新大宮にあった”新大宮整形外科”の藤沢先生を訪ねました。
(当時、チームドクターが居るようなチームは未だ珍しかったような気がする…)
藤沢先生は、現在は残念ながら既に現役引退されて医院も閉院となってるようです。
さすがに色んな有名なスポーツ選手が通っていただけあって、そこでの診察はレントゲン撮影の際の角度や撮る方向も
今まで行ってきた病院とは違うもので、最終的に「半月板の損傷」と診断され、膝関節の模型を使って色々と丁寧に
説明してもらえました。
実はそれまで”半月板”という単語を聞いたことも無かったのですが、先生によると私の場合は『先天性の半月板奇形』
(今はそんな呼び方しないらしいですが、当時は”奇形”と言う言葉にインパクトあったんで、未だ鮮明に覚えてます...)
とのことで、アメフトによる怪我がきっかけとなって症状が出たと思われ、将来的には左膝にも症状が出る可能性が
高いとのことでした。
そして、とりあえずは症状が出てる右側の外側の半月板を内視鏡手術で取り除くと言う、その当時では最先端だった
方法で手術してもらい、それでもピンっと真っすぐにまでは伸ばせないけど、とりあえず普通に生活してアメフトを
続けることは出来るようになり、結局、ごまかしながらタイに移住してくる何年か前の30歳過ぎまで現役を続けては
いました。
ただ、クッションとなってる半月板を取ってしまう方法なので、骨と骨とが直接当たることとなり、やはり年数が
経つにつれてだんだんと先が尖っていき毛細血管を傷つけて膝関節に血が溜まる(その時に診てもらった整形外科の
クリニックでの診断)ということが何度か有りました。

っで、その約35年前の内視鏡手術から痛みや膝の伸びはかなりましにはなったものの、「ちゃんと伸びない」のと
「スポーツすると痛い」って言う状態が自分にとっての”普通”となっていたので、特に気にしていなかったのですが、
タイに来てからソフトボールしたりサッカーしたり、50歳手前で何故かバドミントンを始めたことも有って、何年か
前からかそれまで症状の無かった左側にも、とうとう当時の右膝と同じような痛みが出るようになり、前述の「将来的
に左膝にも症状が出る可能性が高い」と言う藤沢先生の預言者のような言葉を思い出して「えっ、それ今なん???」(笑)
って思うようになっていたところ、テレビ番組で東京の某私立病院の膝のスペシャリストの先生がピックアップされて
”骨切り術”を紹介していたのを偶然に見かけたのでした。
それで、先ずそのテレビで取り上げられていた病院とメールでやりとりをして、とりあえずは診察だけしてもらって
先生と相談し、そこから手術するしないを判断しようと思い「3~4カ月先まで予約が埋まっている」と言われた先生の
診察の予約が、2020年2月のコロナで海外との行き来が制限され始める直前に取れていたので、その時にはまさか一年
半以上経っても海外との行き来が制限されるとは夢にも思わなかったので、東京まで最初の診察を受けに行きました。
そして、4か月後の6月の予約を取ってタイに戻って来たのですが、コロナの状況は収まるどころか酷くなる一方で、
東京にも簡単に行くことが出来ず予約変更で何度か延期してるうちに、今度は東京での診察と治療の際に暫くの間の
滞在先に考えていたところが使えないようになってしまい、「もうこうなったら、手術することを前提に、実家のある
大阪近郊で同じ手術をしてもらえる病院を探そう!」と思うようになり、その東京の病院に理由を伝えて、どこか紹介
してもらえないかとメールを送ってお願いしたのですが、紹介は出来ないから自分で探せ…っていう内容の返事が来た
ので、そこの先生には何の恨みも無いですが、事務局のその対応が冷たかったので病院名は匿名です。(笑)
まぁ、出来ないっちゅうもんを幾らお願いしても仕方ないし、紹介状は書いてもらえるとのことだったので、もしか
したら日本ではそれが当たり前の対応なのかも知れないと思い、35年前とは違い今では”インターネット”で調べられる
ので、『骨切り術/膝/大阪』等のワード検索で色々と調べて、今回お世話になった兵庫医科大学の中山先生のブログ👇
へと辿り着いたのでした。

    膝関節鏡外科医のblog   

そのブログから、新大阪の大阪回生病院でも診察/手術をしておられることが分かり、メールで中山先生と色々とやり
取りさせてもらいアドバイスも頂き「よし! この先生に任せよう!」っと先生は知らん間に勝手に私に任せられて(笑)、
未だまだタイ⇔日本間を気軽に行き来できないので、もう99%手術するって決めて最低でも3カ月はタイに戻らなくても
何とかなるような体制を整えて、今年のソンクラーン直前に大阪へと向かいました。
っで、結果、自分で色々と探して上記のブログへと辿り着き、中山先生にお願いすることになって”大正解”でした。

 

 

 ※②に続けます。

 


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