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「調布 妖怪通信」 アーカイブ

過去teacupへ投稿した妖怪関連の情報の配信記録
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メタボのなれの果て

2009-01-20 00:01:10 | 妖怪
寝正月で増えた体重が元に戻らずお嘆きの方も多い事でしょう。あきらめて放っておくとやがてメタボに。そして最後は妖怪に!そう、御存知「寝肥り」です。

「ネブちゃん、そんなとこから足出して!」「これは腕やっちゅうねん!」

この「寝肥り」、結構、人気妖怪で、古くは明治時代には妖怪いろはカルタの1枚(…という事はベスト50入り!)になったり、
最近では京極夏彦氏の小説「前巷説百物語」の題材の一つに選ばれたり、アニメではゲゲゲの鬼太郎第5シリーズ第80話(美女と寝太り!連続妖怪事件)にも登場しています。
この妖怪は元々は不摂生して肥満症になった人間を戒めるために創作されたものかもしれません。鎌倉時代の「病草紙 肥満の女」にはまさに"歩く寝肥り高利貸の女"が描かれてます。こうはなりたくないです。

失礼かもしれませんが、これを見て、全盛期の今くるよさんを思い出しました。最近はずいぶん縮んじゃっていますけど、却って心配になります。
「どやさ!」


妖怪は受験生の味方です

2009-01-16 01:25:23 | 妖怪
いよいよ平成21年度センター試験が始まります。まさか、明日受ける方がこんなブログなんか見ているはずがないとは思いますが、ひょっとしたら「神」ではなく、「妖怪頼み」したかたもいたかもしれません。例えば菅原道真、学問の神と思ってらっしゃるかもしれませんが、こいつは大宰府に流され、死後に逆切れした怨霊です。なだめる為に神様に祭り上げられた元妖怪なのです。頼むの怖いよね。

なので、次ぎは可愛く…
「がんばって!」と言ってるような美少女、ミヤスリサさんのイラストです。人間のコスプレ「猫耳巫女」じゃないみたいです。長い尻尾が生えてます。トラ娘ですね。

でもやっぱ人間もいいですよね。それじゃ、曜子さんの豹娘をご覧下さい

(上の2枚はクリックで拡大します)

まさに豹の尻尾を持つ女神降臨です。

ところで、八将神という凶神ていうか、禍禍しい妖怪連中の中に「豹尾神」というのがいて、これは女神どころか、「猛悪にして、恐ろしい祟りをもたらす」と伝えられています。
しかもおまけに不浄なものが大嫌いときてます。

パソコンの前で"ばっちぃモノ"出してる人!すぐに仕舞いなさい!


世界文化遺産の妖怪①

2009-01-15 23:38:56 | 妖怪
1/11の記事で「奈良の塗仏」について紹介しましたが、別に変な根付を買うのが目的ではありません。「元興寺(がんこうじ)」訪問が目的の一つです。「元興寺」は世界文化遺産「古都奈良の文化財」に含まれる文化財です。場所は落ちつきある界隈、ならまち



そして妖怪「元興寺(ガゴゼ)」由来の場所でもあります。「水木しげるの妖怪文庫①(初版1984.7)」の記述によると、『「元興寺」は妖怪のはじまりで、昔、妖怪のことを「がごじ」とか「がごぜ」とかいっていたのは「元興寺」に由来するのだといわれる。』とあります。

なんて、由緒ある妖怪なんでしょうか。さすが世界文化遺産だけあります。で、早速拝観料400円を支払い、ざっと境内を見渡してしてみましたが、「ガコゼ」を思わせる怪的なものは見当たらない…国宝の建物が2棟あるだけ…。

しかし宝物殿内に鎮座する五重小塔の傍に置かれていた行灯に「ガゴゼ」がっ!

これはやっぱり、何かある! つづく.....


妖怪達のデス・レース②

2009-01-12 22:10:40 | 妖怪
「妖怪ラリー」の2回目はアニメ第3シリーズで実施されました(1回目は12/22の記事参照)。優勝した妖怪が負けた国の全ての妖怪を支配できるというルールで、面子は1回目と同じ。
勿論、日本代表は鬼太郎ですが、実は当初は主催のぬらりひょんが出走するはずが、あまりの強豪揃いにビビって、鬼太郎に代わったという次第。

レースカーは基本的に1回目を踏襲していますが、ベアードのマシンはクラシックカーからまさにデスレースの風貌に変わっています。が、しかし、肝心のベアード様が~っ
ぺ、ぺしゃんこ! こんなのベアード様じゃないっ!

で、気になる展開は
 グレムリン:バックベアードの光線車体にを受け、海に転落
 水虎:吊橋走行中にフランケンに吊り縄を切られ川に転落
 魔女狼男:底なし沼で立ち往生している内に沼に沈む
 フランケン:車は路上で故障。自分はバックベアードの光線を受けて倒れる
 バックベアード:フランケンにエンジンを破壊されるも、フランケンのエンジンに付替えて復帰

最後は鬼太郎とバックベアードのマッチレース
2台共壊れちゃってますが、ベアードの車は鬼太郎のリモコン下駄で攻撃され炎上しているのです。レース前には目玉親父が鬼太郎に「たとえ負けても正々堂々と戦うんじゃ。」と言われたのにもかかわらず…さすがデスレース!

そしてゴール前、車を押してwww 勝つのはどっちだ!?


奈良限定「塗仏」

2009-01-11 19:36:34 | 妖怪
この正月、寺社で神仏に接した方も多いと思います。妖怪と仏なんて対極をなすような関係ですが"仏の妖怪"もおります。「塗仏(ぬりぼとけ)」です。京極夏彦さんの百鬼夜行シリーズ(京極堂シリーズ)のタイトル妖怪の一つにもなっています。

上の図は鳥山石燕の画図百鬼夜行の塗仏ですが、「おいおい、見てくれよ。ほら、目玉が出ちゃったよ。」とでも言いたげに、仏壇から妖怪が身を乗り出しています。この図もそうですが、解説文の表記がありません。実はこの塗仏、正体不明妖怪の一つです。現在の書籍等で付けられている説明文は全て創作のようです。尚、下の図は「水木しげるの妖怪伝」から水木先生作の模倣図です。
気色悪る~

ところで、私は先日訪問した奈良で立ち寄った土産屋で正真正銘の塗仏を発見しました。それがこれです。
ゲゲゲの鬼太郎 奈良限定 大仏ねつけ」です。あの"塗壁"が奈良の大仏に扮しております。これを「塗仏」と呼ばずして何と呼べるのでしょう。頭のブツブツが気持ち悪いですがそれよりも、サイズ変更可能なぬりかべ(12/3の記事参照)はともかく、ねずみ男と比べた目玉オヤジの巨大さが気になります。

そしてこんなのも!!
一反木綿の髪型、めっちゃ変! wwwww

鬼太郎、鹿の着ぐるみ着て、しかも鹿せんべいまで持って… 何しとんじゃ!

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