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「調布 妖怪通信」 アーカイブ

過去teacupへ投稿した妖怪関連の情報の配信記録
(正確に表示やリンクされない記事あり。画像クリックによる拡大不可)

もきゅもきゅ~(´∀`*)

2013-12-30 12:23:00 | 妖怪
2013年も押し詰まってまいりました。目指す"妖怪千物語"まで随分道程はありますが、来年も細々と本ブログを続けていく所存であります。で、今年もビジュアル的にも縁起の良い内容で締めたいと思います。では水木しげる大先生の「ねずみ男と七福神
鶴と蓑亀も描かれており、目出度い事この上ないところを、ねずみ男が一人で帳消し。

やはり日本を代表する"縁起妖怪"№1は2009/4/5の記事などでも紹介した「金霊」でしょう。という事で、下の図画も水木しげる大先生による「江戸の金霊」であります。
高額の宝くじが当たった方は、まさにこの感じでありましょう。

ちなみに、「天下統一クロニクル」の金霊は江戸ではなく、"千葉の金霊"でありまして…
ご本人が来られるなら、窓は開けておきますので、宜しくお願いします。

さて、今年のラストバッターは目玉親父に登場頂きますが、このブログらしく"萌え萌え"で最後を飾ってもらいましょう。
「もぉ~恥ずかし過ぎますぅ~ では良いお年を。もきゅもきゅっ


蘇我馬子は二度死ぬ

2013-12-28 21:44:00 | 妖怪
クリスマスの喧騒は終息しました。そのクリスマスとは言わずと知れたイエス・キリスト様の誕生日ですが、その2日前の23日は祝日"天皇誕生日"。日本人ならイエス様ではなく、もっと天皇陛下の誕生日をお祝いすべきと思うのは私だけではないはずですが、今は日本らしく大晦日から続く元旦を待つ緩やかな時間が流れている感があります。
ところである日本の皇族所縁の方で、イエス様と大きな共通点を持っている歴史上の偉人がおります。聖徳太子であります。共通点といえば先ず、本名"厩戸"の由来にもなっているように「厩(馬小屋)」で生まれたという逸話です。古く日本では「厩」において、馬の守り神「厩神」が信仰されております。かの水木大先生も妖怪画としての図画を残されております。
その他の共通点は超人である事。イエス様は数々の奇跡を起こされましたが、聖徳太子も10人の話を同時に聞き取れるとか、未来の史実を予言したりと怪しい伝承がありますが、やはり超人じみている点の最たるところは、馬に乗って富士山上空を飛翔したという伝説です。下の図画は<a style="text-decoration:underline">聖徳太子絵伝</span></a>から。<div align="center"><img align="center"><span style="color:blue">もはや人間の域を超えております。想像上の人物とする説があるのも頷けます。</span></div>
さて実は、ここまでは序の口。「<a style="text-decoration:underline">超劇画 align="center"><img style="color:navy">なぜ、ヒゲなんか生やしている?</span>」との質問… style="text-decoration:underline">石舞台</span></a>の中で安らかに永眠中の<a style="text-decoration:underline">蘇我馬子</span></a>を叩き起こし、<a style="text-decoration:underline">笏</span></a>を使ってフルボッコした挙句、目玉をえぐり出すという暴挙。もはや誰もついて来れない状況であります。<div align="center"><img align="center"><span style="color:blue">馬子の目玉が目玉親父になったという展開は絶対にありませんので安心して下さい。</span></div>
そして豊満なボディの二人の女性が全裸で下の口から上の口を貫通した形で串刺しされている髑髏の天の川を歩む聖徳太子。<div align="center"><img align="center"><span style="color:blue">一体何やの?これ。</span></div>
<div align="center"><span style="color:brown">最後に、単行本に折込みされたカラーイメージ図…</span></div><div align="center"><img align="center"><span style="color:blue">もう、妖怪"聖徳太子"でいいよ。</span>


妖怪フレンド(仮)と過ごすイブ

2013-12-23 19:12:00 | 妖怪
さて、この日本の人間界では3連休に続き、クリスマスと巷では大いに賑わっているようです。それに巻き込まれる事無く、中には小さなスマホの画面で下のスナップのような2次元な仮想ガールフレンドと楽しく過ごせる方もいらっしゃるかもしれませんが、私は3次元の住人で、しかもまだ"お化け"になりきれていない普通の人間なので、会社も仕事もあります。クリスマスより、"早く正月休みが来て欲しい組"であります。
私は男の子じゃなく、おっさんなので一人で帰って、屁ぇこいて寝ます。

クリスマスってのは、元々聖書や西洋の宗教がベースとなっているので、日本妖怪とは全く相容れないイベントのように思えます。でも実際はゲームの世界ではありますが、「ゲゲゲの鬼太郎 妖怪横丁」では「妖怪横丁もメリークリスマス!!」というイベントを実施していたりします。又、古くは1968年、ゲゲゲの鬼太郎第1シリーズアニメの放映年に「ゲゲゲの鬼太郎 妖怪クリスマス」というソノシートが発売されています。
やっぱりお化けの国のクリスマスはないけど、あったのでした…って、どっちやねん。

さらに、同曲の歌詞によると、"ケーキをくうのは 好きなんだ"そうですが、"ゲゲゲの鬼太郎 新千物語"の第9話で、猫娘がパーティのケーキを思い浮かべるシーンがありますが、それは豆腐小僧の"とうふケーキ"だったりしております。
これは、これでヘルシーでいいかも。

これでは、猫娘がかわいそうなので、12/12/22の記事にも載せましたが、ネコ娘サンタを… 以前ネットで拾った画像に多少手を加えて、"クリスマスに告白するネコ娘"であります。(クリックで横600ピクセルに拡大)

では最後に、去年のクリスマス記事は"狐耳"でしたが、今年は"うさ耳"で。"Android版スーパーリアル麻雀"より「ふわもこ」さんです。
それでは人間の皆さん、よき聖夜を

<bgsound src="http://www.saturn.dti.ne.jp/~syunjun/gegege.mid">

迷うほどの屋敷に住みたいな

2013-12-21 22:34:00 | 妖怪
ここ"妖怪の街 調布"の怪スポットの一つであった「ぬくもりステーション」が閉館して80日余りが経過しましたが、"何か"に引かれるようについ前を通ってしまう事がしばしば。テナント募集中ですが、まだ妖気の残り香が残っているようであります。
フェンスに閉ざされていても内部様子は見えますが何となく"何か"がいる気配がします。貞子も展示(12/7/12の記事参照)されていただけに、いわゆる"ワケあり物件"ぽくなっているのかも…
ひょっとすると、人には見えないけど調布妖怪の溜まり場になっているのかもしれません。下の図画は歌川国芳による「百物語化物屋敷の圖」。きっとこんな感じなのでありましょう(判り辛ければ、クリックで横800ピクセルに拡大できます)。
「ぬくもりステーション跡」が心霊スポットにならない事を祈ります。

廃墟や人造のお化け屋敷や別にして、怪的な家屋として、「迷い家(マヨイガ)」という幻の家があります。前回の記事で紹介した「オシラ様」と並び、"遠野物語"を代表する怪異譚の一つであります。
水木しげる大先生による「迷い家」です。雰囲気満点のすばらしい怪作です。

迷い家」とは、『そこに向かおうとすると、迷って辿り着けない家』でありますが、ネーミングからすると『一旦、中に入ってしまうと、迷って出られない家』の意味にもとれます。そういう別の意味での「迷い家」が調布にも! かつての"水木プロダクション"であります。

最終的には「トイレが5箇所・風呂場3箇所・階段5箇所で、外観は2階建てでも中は3階建て」という迷路のような家になったようです。今なら絶対、設計段階で建築許可が出ないでありましょう。

ちなみに迷路といえば最近富士急ハイランドの難攻不落のアトラクション"絶望要塞"が最近さらに難易度をレベルアップさせたようです。
「脱出させる気が無い」というのがもっぱらの評判です。

で、私の「マヨイガ」の経験はというと、Wiiの「零 ~眞紅の蝶~」の"お化け屋敷モード"。暮羽神社の巫女"暮羽たん"が「マヨイガ」に案内してくれます。
は、はい。ま、また、よ、よろしくお願いしますです。


サラブレッドより雌のポニー?

2013-12-14 22:27:00 | 妖怪
前回の記事で"馬の妖怪"を幾つか紹介しましたが、実はその前に、10/11/22の記事でも同様に「オシラ様」などのメジャーな"馬の妖怪"に関し言及させてもらっています。「オシラ様」は「御蚕神様」とも当て字されるよう"蚕の神"でもあり、男女の顔や馬の顔を象り、衣を重ね着させた一対の桑や竹の棒でしつらえた偶像をその御神体とし、東北地方の家庭でしばしば奉られてもおります。

一方、"いちばんくわしい日本妖怪図鑑"では「お白さま」名義で神様どころか、"たたり妖怪"の一つとして解説されております。
もし、本当なら鶏肉しか恐くて食べられませんがな。

又ちなみに、"萌える!妖怪事典"の妖怪の定義によると、『妖怪とは広義的には「超常的な力を持つ者のなかで、個性や人格を備えた者」、狭義的には「そのなかから"神や霊魂"を除いたもの」であり、現代での意味での妖怪は"狭義的な妖怪"とされ、オシラ様は"広義的な妖怪"に分類される。』との事です。で、この事典のオシラ様を見てみると…
やっぱ、よく判りませんでした。

尚、オシラ様は"異類婚姻譚"の一つにも関連しており、人間側の性別が女性である点では少数派であります。という事で期待しつつ他の図画を幾つかピックアップしてみました。先ずは"妖怪美少女絵巻"の「オシラサマ」。
思った通り、"萌える!妖怪事典"と同じで、牝馬との同性愛でございました。

続いて"百鬼娘談"からの図画です。女性像の"オシラサマ"は向かって左後方に見えますので、描かれているロリ少女は馬の"オシラサマ"の化身だと思われます。
まだまだ仔馬のくせに、けしからんポーズであります。

最後は"妖怪交戯"から。「おしらさま」の伝承における異類婚姻譚の状況がさすがによく判るのはいいのですが…
直球過ぎ!