本ブログで目指している『妖怪千物語』の完遂まで、残り10話あまりとなりました。とは言っても、実際に人が大勢集まって100話の怪談を語る会である「妖怪百物語」や水木しげる大先生による書籍『妖怪100物語』に比べると、全くの低レベルで、恥ずかしいものです。そこで今回は敬意を表する意味で、1968年公開の映画『妖怪百物語』から、そこに登場する興味深い妖怪登場シーンを幾つか紹介したいと思います。
怪談を語り終る度に蝋燭の灯りを一つずつ消していき、100本目の灯りが消えたとき、妖怪が出ると言われており、上のタイトルバックは100話後の「憑き物落し」(妖怪退散)の"まじない"のシーンとなっております。そして、その映画での100話目の妖怪が「土転び」で、2014/8/29の記事でも詳しく紹介しております。

次は妖怪映画では定番の「のっぺらぼう」に、「化け提灯」・「白粉婆」です。この複数の「のっぺらぼう」の登場シーンは水木大先生による妖怪画「ずんべら坊」(2017/6/10の記事参照)を彷彿させます。また、「化け提灯」は落下した後、全体が燃え尽きる前に、「火の玉」になりました。
次は「火吹き婆」(2020/8/20の記事参照)です。動物系や龍/怪獣の妖怪ではなく、口から火を吐く人型の妖怪は珍しいと思います。
次は、この映画で最も不気味な妖怪の一つ「大首」。2005年の映画『妖怪大戦争』に登場した「大首」(2015/10/10の記事参照)や今年上映された『妖怪大戦争』の「大首」よりも恐怖感があります。下のカットは堀の中から登場した「大首」と、"障子を開けたら、そこには「大首」"です。
でも本当に恐ろしいのは、権力を持った人間の欲望かもしれません。長屋の取り壊し中止を陳情しに来た娘を騙して、「何も恐がる事はない。」と言いつつ、手込めにしようとする恐いお奉行様(下のシーン)、"百物語"の後、「憑き物落し」をせず、賄賂を貰うとさっさと帰るような恐いお奉行様には、妖怪達も容赦はしないのです。
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人を驚かすだけの妖怪ですけど、驚かすのも程があるやろと思います。
次は妖怪映画では定番の「のっぺらぼう」に、「化け提灯」・「白粉婆」です。この複数の「のっぺらぼう」の登場シーンは水木大先生による妖怪画「ずんべら坊」(2017/6/10の記事参照)を彷彿させます。また、「化け提灯」は落下した後、全体が燃え尽きる前に、「火の玉」になりました。

次は「火吹き婆」(2020/8/20の記事参照)です。動物系や龍/怪獣の妖怪ではなく、口から火を吐く人型の妖怪は珍しいと思います。

如何せん、火に勢いが無く、リーチが短いのが残念なところ。
次は、この映画で最も不気味な妖怪の一つ「大首」。2005年の映画『妖怪大戦争』に登場した「大首」(2015/10/10の記事参照)や今年上映された『妖怪大戦争』の「大首」よりも恐怖感があります。下のカットは堀の中から登場した「大首」と、"障子を開けたら、そこには「大首」"です。

こっわ!
でも本当に恐ろしいのは、権力を持った人間の欲望かもしれません。長屋の取り壊し中止を陳情しに来た娘を騙して、「何も恐がる事はない。」と言いつつ、手込めにしようとする恐いお奉行様(下のシーン)、"百物語"の後、「憑き物落し」をせず、賄賂を貰うとさっさと帰るような恐いお奉行様には、妖怪達も容赦はしないのです。

この後、助けに来るのは妖怪ではなく、お決まりの二枚目な浪人です。
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