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ポジティブな私 ポジ人

カットモデルとカラーリングモデル

数年ぶりに美容室に行った。
いつもはセルフカット。慣れれば、頭の後ろも感覚でまあまあ切りそろえることができる。かれこれ20年位続けている。

2ヶ月に1度位の割合で切るのだが、そろそろ切らなければと思っていたが、なかなか実行できずにいた。時間はいっぱいあるのに、ただの怠惰。

そんな時、たまたま通りかかった美容室の扉に「カットモデル募集」の張り紙を見つけた。これを利用しない手はない。
早速お店に予約を入れた。

これまでも何度か色々な美容室でカットモデルをしたことがある。
初めてのカットモデルに応募したのは20歳位の時。
お店には「まな板の鯉」のような気分で臨んだ。どんな髪型にされても、モヒカン以外は受け入れようと覚悟を決めて、足を運んだ。緊張の面持ちで案内されて席につくと、「どうなさいますか?」と聞いてくれて、自分の希望の髪型に出来てホッとした。
その後も、たまたま通りかかったお店でカットモデルを見つけては、これまで4回ぐらいただで切ってもらった。

お店にしてみれば、新人さんの訓練になるし、こちらはタダでヘアカットしていただけるのだから、いわゆるウィンウィンの関係ということになるのだろうか。

新人さんとはいえ、ちゃんと美容専門学校等で学んできている方々なので、虎刈りにされることはないし、最後は先輩美容師さんがちゃんとチェックしてくれるので、ありがたいことこの上ない。

今回もバッチリメイクの小柄な若い美容師さんが、シャンプーから始めて1時間40分で完成させてくれた。私は久しぶりに雑誌をゆっくり3冊読むことが出来た。
タダなのに、シャンプーまでしてくれるとは思わず、シャンプーを済ませて行った。お店によっては、シャンプー無しのところもある。

今から6~7年前、会社から帰宅途中ぼんやりと信号を待っていると、背後から突然声をかけられたことがある。
振り向くと30代位のオシャレな男性が立っていた。
話を聞くと、「新しいヘアカラー剤を試したいので、無料でいかがですか」というものだった。カラーリングモデルということらしい。
最初は「タダ」ということで呼び込んで、高い美容品を買わせる手口では無いだろうかと疑った。
私の顔つきから、何かを読み取ったのかその人は「白髪の具合がちょうどいいんですよね」と言った。
えっ、私のうしろあたま、そんなに白髪だらけだったかな?
それを聞いた途端、正直すぎるその人を信頼した。
渡された名刺を見ると、会社の向かいのビルにある美容室であったことも、安心材料だった。

出来ればもう一人、友人を誘って来てほしいというので、後日連絡することにして帰宅した。
友人に話したら、タダでカラーリングしてもらえるということに、興味を示してくれたので二人で行くことにした。

美容室の営業時間を終えてからの施術だったので、6時半頃からのスタートだったと思う。
2、3色ある中から、希望の色を選ばせてくれたと記憶している。
洗髪とカラーリングはごく普通に施術され、違うことと言ったら、ヘアカラー剤のメーカーさん?の見守りと染まり具合をチェックするための、頭部の写真を写されたくらい。

仕上がりは指通りもなめらかで、栗毛色よりやや明るい素敵な色に仕上がった。
カラーリングの色の経過も確認したいということで、後日再訪問した。

その美容室は、トータルビューティーサロンで、髪の毛のことだけでなく、お肌に関しても色々と相談できる大きな美容室だった。カラーリングは通常1万円はするお店だったので、私はとてもラッキーだったなと後で思った。

原宿などで、“かわいい”、“スタイルがいい”とスカウトされる若い子は多いらしいけど、「白髪具合が丁度いい」と白髪でスカウトされるのは私ぐらいのものだなー。


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