阪神間で暮らす-2

テレビを持たず、ラジオを聞きながら新聞を読んでます

I am not Abe.   翁長・沖縄知事 死去 辺野古移設に反対 67歳

2018-08-09 | 日記




 世界に対し、安倍首相がやっていることが本当の日本の姿じゃないと思い、 『 I am not Abe、 』 と声をあげる、Yuriko & Maeharaも追加だな。



   2017年都議選票前日の7月1日、安倍首相の「ホームグラウンド」とも言われているJR秋葉原駅前で、安倍首相は都議選初の街頭演説を行った。同駅前には日の丸の小旗を振る自民党の支援者が集まったが、聴衆の一部からは「安倍辞めろ」「安倍帰れ」などのコールが発生。声は次第に広がり日の丸の小旗を持った人達も「帰れ」「帰れ」とコールした、これに対して首相は「人の演説を邪魔するような行為を自民党は絶対にしない」と怒りを露わにした。いつも国会で率先してヤジを飛ばしているのに! 
   
そして聴衆を指差しながら一際大声で言い放ったのが
   「こんな人たちに負けるわけにはいかない」




  2017年2月17日の衆議院予算委員会において、「私や妻が関係していたということになれば、まさにこれは、もう私は総理大臣も、そりゃもう、間違いなく総理大臣も国会議員も辞めるということは、はっきりと申し上げておきたい」


  14年の選挙の時は『来年10月の引き上げを18カ月延期し、そして18カ月後、さらに延期するのではないかといった声があります。再び延期することはない。ここで皆さんにはっきりとそう断言いたします。平成29年4月の引き上げについては、景気判断条項を付すことなく確実に実施いたします。3年間、3本の矢をさらに前に進めることにより、必ずやその経済状況をつくり出すことができる。私はそう決意しています。』 と言っていた。


  元官僚の古賀茂明氏は氏の著書「国家の暴走」に安倍首相の事を
  「この人物は、いとも簡単に、しかも堂々と、嘘をつける人間なのだ。」 と書いている。


 安倍政権が進めるアメリカのためのTPP批准に反対します。


  忘れていませんよ、12年の選挙時に貼られたポスター、どうなっているでしょう。
  言っている事とやっていることがさかさま。安倍自民は単にアメリカの隷属政党。

  「日本を耕す自民党」と言うのは外資に対し日本から搾取しやすいようにする。事か?
  「ウソつかない。」自体が嘘



  TPP、ISD条項で日本の国家主権は破壊されコングロマリットの餌食に
  

  農業だけじゃないよ、食料、医療、特許、環境、労働、投資、衛生植物検疫、越境サービス など21分野

  自民党が2012年暮れの衆議院選挙で公約したTPPに関して、自民党のウェッブをチェックしよう。

   
 拡大すると
   



 安倍政権の進めるアメリカのための戦争法施行および帝国憲法への改憲に反対します。



 〈あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。世界によって自分が変えられないようにするためである〉ガンジー

 〈一番こわいものはテロリストでも大不況でもなく、いつの間にか私たちがいろいろなことに疑問を持つのをやめ、気づいた時には声すら自由に出せない社会が作られてしまうことの方かもしれません〉アメリカで医療破産したある女性(堤未果、ルポ貧困大国アメリカⅡより)




 08/09(木)

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沖縄の自治、問われる事態に 翁長知事死去  【琉球新報】

 現職知事の在任中の死去という復帰後の県政史上、初めての事態を迎えた。翁長雄志知事は、知事選で示された新基地建設反対の民意を一貫して体現しながら、その訴えを無視して基地建設工事を強行してきた政権の強大な権力と対決してきた。その重圧は計り知れない。翁長知事の心身を削ってきたとみられる。歴代県政の中でも高い支持率を背景に国策の押し付けに異議を申し立ててきた翁長県政の終焉(しゅうえん)により、沖縄の自治の在り方が改めて問われることになる。 

 翁長氏が公の場に最後に姿を見せた7月27日は、前知事による辺野古埋め立て承認の撤回を表明した記者会見だった。沖縄防衛局が土砂投入開始を通知した今月17日が迫る中で、撤回による工事停止に向けて、事業者の言い分を聞く聴聞手続きに入るよう職員に指示した。

 知事権限の中でも「最後の切り札」と言われる撤回について、現段階で今後の法廷闘争に耐え得るだけの根拠を持ち得るかと県庁内部にも慎重意見があった。だが、土砂投入を見過ごせば、沖縄の政治の先行きに禍根を残すという自身の政治判断も含め、「全て知事の責任で」と決断した。

 だが、撤回の実施を自らで決定することはかなわなかった。前倒しの県知事選へと向かう中で、埋め立て承認の撤回という重大な決定を副知事による職務代理が実施できるのか、法的検証や政治日程も絡み合い、先行きは複雑な様相を呈している。

 唐突にリーダーを失う県民の喪失感は計り知れないばかりでなく、国策の押し付けにあらがう地方の長として全国的にも支持があっただけに衝撃は大きい。翁長氏の任期途中の死去により、基地問題や政局など各方面で混乱することも予想される。辺野古新基地建設阻止の行方も不透明さを増す。こうした混乱に乗じて国が埋め立て工事を計画通りに進めるようであれば、県民世論の反発は必至だ。

 「米軍施政権下、キャラウェイ高等弁務官は沖縄の自治は神話であると言ったが、今の状況は、国内外から日本の真の独立は神話であると思われているのではないか」(2015年11月、辺野古代執行訴訟第1回口頭弁論知事意見陳述)。沖縄に負担を押し付け、繁栄を享受してきた日米安保体制のゆがみを突きつけ、公平な負担を日本全体に求めてきた翁長氏の言葉に国民全体としてどう応えるか。沖縄からの問い掛けは終わることはない。
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 翁長知事が示した撤回への道、決してそらすことなくその意に沿った結果にしなければならない。
 


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翁長・沖縄知事 死去 辺野古移設に反対 67歳  【朝日新聞

 沖紺県の翁長雄志知事が8日午後6時43分、膵がんのため沖縄県浦添市の病院で死去した。67歳だった。米軍普天間飛行場(沖縄県宣野湾市)の名護市辺野古への移設に強く反対し、政治的立場の違いを超えて移設反対派の支持を得てきた。葬儀の日程などは未定。


知事選来月にも

 翁長氏は那覇市議や県議、自民党県連幹事長などを務めた後、2000年に那覇市長に初当選。4期目の途中の14年11月の県知事選で、辺野古移設反対を掲げ、当時の現職に約10万票の大差をつけ初当選した。知事就任後も一貫して移設反対を訴え続け、安倍政権と激しく対立してきた。

 翁長氏の死去に伴い、11月18日投開票の県知事選は、前倒しされる。公職選挙法は、首長が死亡した場合、死亡から5日以内に職務代理者が選挙管理委員会に通知し、そこから50日以内に選挙を実施すると定めており、9月にも実施されるとみられる。

 翁長氏の体調については、謝花喜一郎副知事が8日午後5時から県庁で会見し、「意識が混濁状態になっている」と説明。8日以降は謝花氏と富川盛武副知事が知事の職務代理を務めると発表していた。謝花氏によると、翁長氏は7日から徐々に意思決定に支障が出てきていた。4日に謝花氏らと面会した際には、がんが肝臓に転移していると明かしたという。

 翁長氏は4月に人間ドックを受けた際に精密験控が必要と指摘された。膵臓に腫瘍が見つかり、切除手術を受けた。再発を抑える抗がん剤治療を受けながら県議会6月定例会や、6月23日の沖縄全戦没者追悼式に出席していた。

 辺野古移設をめぐっては、7月27日に会見し、前知事による辺野古の埋め立て承認を撤回する手続きに入ると表明。土砂投入前の8月中旬に撤回に踏み切ることを目指し、作業を進めていた。9日には沖縄防衛局側の反論を聴く「聴聞」を予定通り実施するこ謝花氏によると、撤回するかどうかの判断は、知事の職務代理者でも可能という。

 翁長氏は知事選について、2期目を目指して立候補するか明らかにしてこなかった。だが「移設反対」を掲げて保守中道層の支持を集められる候補は翁長氏以外いないとして、共産や社民など県議会与党は、9月県議会での立候補表明を前提に準備を進めていた。


本土の無関心問い続けた

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画を推し進める政府に抵抗し、沖縄の立場を強調してヤマト(日本本土)の人々に訴える。翁長氏の死去は、そんな「オール沖縄」の結集軸が失われたことを意味する。

 翁長氏は元々、政府との協調を重視する沖縄の自民党の重鎮だった。父も兄も保守政治家という一家に育ち、県議時代の1990年代末には普天間飛行場の県内移設を容認していた。

 しかし、基地問題で揺れ動く沖縄の姿を「本土の人は上から見て笑っている」と、ヤマトヘの失望を深め、移設反対の立場に傾いていく。知事就任後の2015年4月に菅義偉官房長官と対面した時には「上から目線」「政治の堕落」との言葉を次々と投げつけ、県民の共感を得た。

 なぜ、沖縄への基地集中が変わらないのか。本土の無関心のせいではないのか――。政策面で目立つ成果は出せなかったが、「ヤマトの人に気付いてほしい」という県民の複雑な思いを代弁する稀有な能力を持っていたことが、翁長氏が党派を超えて支持を集めた原動力だった。翁長氏が体現した「本土対沖縄」という異議申し立てが続くのか。知事選の結果によって、沖縄は、大きな岐路に立つ。
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翁長知事 急逝 辺野古阻止の柱 不在に  【朝日新聞

「承認撤回」表明した矢先

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設問題で、反対派の先頭に立ってきた翁長雄志知事(67)が死去した。辺野古の埋め立て承認を県が撤回して工事を止め、秋の知事選で争点にして翁長氏を立てて対抗するという反対派の筋書きは、見直しを迫られる。

 「残念で残念で仕方ありません」

 翁長氏が入院していた沖縄県浦添市内の病院を午後10時すぎに出た謝花喜一郎副知事は、記者団に絞り出すように語った。

 辺野古沿岸部への埋め立て用の土砂投入を阻止するため、翁長氏が先月末、埋め立て承認を撤回すると表明した矢先の急逝だった。謝花氏によると、4日に病室で会つた際に翁長氏は、「一日一日公務に専念する。撤回については自分でしっかりやりたい」と話し、復帰に意欲を示していたという。

 謝花氏が県庁で開いた記者会見で「意識が混濁している」と公表したのは、8日午後5時。そのときは、翁長氏から「抗がん剤の投与で、いろいろ状況に変化があるかもしれない。その場合は対応を頼む」と指示を受けていたと説明。「我々は一日も早い回復を期待している」と言及していたが、午後6時43分、翁長氏は息を引き取った。

 4年前の知事選で「辺野古移設阻止」を掲げて勝利した翁長氏だったが、最近は政権側に押される展開が続いていた。国との裁判に2016年12月の最高裁判決で敗れて以来、現地では工事が着々と進んだ。

 移設反対派が翁長氏に対応を求めて県庁内で座り込むなど、支持層からの突き上げも激しさを増していた。あまりに早く「撤回」に踏み切ると、国に対抗手段をとられ、選挙前に決着してしまいかねない。時機を慎重に計り、土砂投入直前で撤回を表明した。


知事選 反対派の候補自紙に

 翁長氏の任期満了に伴い11月18日に行われる予定だった知事選を見据え、翁長氏を支える政党や労組などでつくる「オール沖縄会議」も、そうした翁長氏の戦略を支持してきた。

 膵がんとの診断が公表されて以降、健康を不安視する声は常にくすぶっていた。しかし、翁長氏は県政界の保守側の重鎮ながら、辺野古反対の旗を立てて知事選に立候補。保守・革新を超えて幅広い支持を集める「オール沖縄」を誕生させた立役者だった。

 本土復帰後、沖縄の知事選は基地問題を軸に保革が激しく対立してきた。そんな歴史の中で、旧来の枠を超えて一つの体制をつくり上げたのが翁長氏で、反対派の中では「翁長氏の代わりは翁長氏しかいない」(県政与党幹部)と言うのが一致した見方だった。謝花氏の記者会見の直前にも、共産や社民など県政与党の国会議員や県議らが那覇市内で集まり、再選を目指すと確認し合っていた。

 知事選は前倒しされることになり、候補者選びは自紙に戻った。共産の赤嶺政賢衆院議員(沖縄1区)は「知事が残した財産は、保守・革新の対立をやめ、沖縄の将来のために基地を残さないという考え。オール沖縄として、今後も残していく」。社民の照屋寛徳衆院議員(沖縄2区)も「今こそ、一つにまとまらなければならない」と話した。翁長氏を抜きに幅広い勢力を結集できるのか、反対派に難しい課題が突きつけられた。


「弔い合戦」官邸幹部「流れ読めない」

 翁長氏の死去を受けて、中央政界でも哀悼の声が相次いだ。自民党の二階俊博幹事長は「沖縄が抱える諸課題に命がけで取り組む知事の姿に政治家として、人間として通じるものを常々感じていた。ご冥福を心からお祈りする」。公明党の山口那津男代表は「沖縄の発展、振興のため懸命に努力されていた。大変残念。これまでの功績に感謝する」とコメントした。

 立憲民主党の辻元清美国会対策委員長は「沖縄最後のとりでだった。命を削って沖縄を守ろうとしていた」と朝日新聞に語った。共産党の志位和夫委員長は「不屈の信念と烈々たる気概で、新基地反対を貫いた4年間のたたかいに深い敬意と感謝を捧げる。保守・革新の垣根を超えた共闘にこそ沖縄の未来がある」とコメントした。

 死去を受けた知事選は50日以内に行われる。政府・与党側は佐喜真淳宣野湾市長(54)を擁立する方針で、自民党はすでに選挙対策本部職員を沖縄入りさせている。党関係者は「現地の態勢を整えるスピードをアップさせる」「地元の県連関係者も、翁長氏が意識混濁状態になっていると発表された段階で「選挙が早まるかもしれない。怠りないよう準備をしたい」と語っていた。

 ただ、知事選は移設計画反対の旗振り役だった翁長氏の「弔い合戦」の色合いが濃くなる可能性があり、官邸幹部は「無党派層を含めて票の流れが読めない」とみる。

 普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画で予定している土砂投入のタイミングを見直すかどうかを含めて、改めて検討するという。
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「オール沖縄」旗頭失う 翁長知事死去 支持者ら悲しみ  【朝日新聞】

 「オ-ル沖縄}を掲げ、米軍普天間飛行場(沖縄県宣野湾市)の県内移設に強ぐ反対してきた翁長雄志知事(67)が亡くなった。複雑に絡み合う基地問題をめぐり、一様々な政治信条の人たちを糾合したリーダーだった。1期目の任期途中での突然の訃報に、支持者たちに悲しみと動揺が広がった。

 8日夜、駆けめぐった翁長知事の訃報。稲嶺恵一元知事は一報を聞いて病院に駆けつけた。対面後、「安らかにお休みくださいと声をかけた。胸の中に穴が開いた感じだ」と沈痛な面持ちで語った。

 1998年から2期8年知事を務めた稲嶺氏。擁立に動いたのが、自民党県議だった翁長知事だった。98年の知事選では、県内移設の条件付き容認を掲げた稲嶺氏が、反対する現職を退けた。稲嶺氏は報道陣に「基地問題に心身を使い果たし、心残りがあるだろう。私も知事として微力だったゆえにその後の問題につながっており、責任を感じている」と述べた。

 自由党の玉城デニー衆院議員(沖縄3区)は「驚いた。政治家らしい信念と行動力にあふれた人だった」と声を落とした。

 翁長知事と最後に顔を合わせたのは6月23日の「沖縄慰霊の日」、「『お元気ですか』と声をかけたら、にこっと笑って手を上げた。いつもと変わらない様子だった」と振り返った。

 米軍普天間飛行場の名護市辺野市への移設をめぐり、翁長知事は7月下旬、埋め立て承認を撤回すると表明「今後の手続きへの影響を懸念する声もあるが、玉城氏は「職務代理者を置いているので影響はないと思う」との見方を示した。

 辺野古では移設工事が進み、政府は今月17日にも土砂投入を予定している。現地で抗議を続ける市民団体「ヘリ基地反対協議会」の安次富浩・共同代表は「とにかくショック。『辺野古に新しい基地を絶対つくらせない』という政治信念を我々が引き継ぎ、これからも闘いを進めていく」。そのうえで「県幹部は、埋め立て承認の撤回といった行政手続きを、知事の意向通り着実に進めてほしい」と求めた。

 2014年11月に初当選した翁長知事はいかつて自民党県連幹事長を務めており、移設を進める自民党の支持者らからも支持を受けていた。党県連関係者は「突然の訃報に驚いている。沖縄のために頑張ってきた人」と言葉を詰まらせた。

 沖縄防衛局長として翁長知事とやりとりした井上一徳・衆院議員は「言葉が出てこない」と繰り返した。「沖縄の民意を受けてなられた知事。立場は違ったが、立派な知事として第一線に戻ってきて頂きたいと思っていた」と悼んだ。

 市民団体「『辺野古』県民投票の会」の元山仁士郎代表は「辺野古だけでなく、沖縄の未来を見据えた人だった。思いをつないでいきたい」と話した。
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 茫然自失、って感じじゃないかな、それにしても後継者はいるのか、カネヒデグループの会長あたりが出れば保守からも受け入れられるし経済も何とか明るいが、究極は翁長夫人に出てもらう事だ、弔い合戦で勝てる候補だ。


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【農協改革】 「ウォール街」にJAマネー155兆円を献上  【日刊ゲンダイ】
 「お友達」便宜供与の実態  東京大学教授鈴木宣弘氏

 「今だけ、金だけ、自分だけ」の「3だけ主義」による国家の私物化、世界の私物化の対極に位置するのが、食と暮らしを核にした共助・共生システムである。

 だから、一部に利益が集中しないように相互扶助で農家や地域住民の利益と権利を守り、命と健康、資源と環境、暮らしを守る協同組合(農協、漁協、生協、労組など)は、「3だけ主義」にとっては、目障りで存在を否定すべき障害物なのである。そこで、「既得権益」「岩盤規制」と攻撃し、ドリルで壊して市場を奪う。逆に自らの既得権益にして、私腹を肥やそうとする。

 例えば、米国のウォール街は郵貯マネーに続き、貯金・共済のJAマネーも喉から手が出るほど欲しいから農協改革(=農協解体)を要請する。これが、彼らがもっともらしく主張する「対等な競争条件」要求の実態である。

 農協解体の序章は郵政民営化だった。あれは、貯金と保険の郵政マネー350兆円の運用資金を米国のウォール街がどうしても欲しいと言ったから実行に移された。対等な競争条件という建前で米国から「民営化しろ」と言われて、小泉内閣の時に断行した。けれどもA社は、民営化されたかんぽ生命を見て、「これはいかん。大き過ぎるから競争したくない」とおののいた。そこで、「日本がTPPに入れてもらいたいならば、かんぽ生命はがん保険に参入しないと宣言しろ」と米国に要求され、財務大臣が「自主的に」それを宣言した。

 日本の政治・行政が「自主的に」と言う時は、「米国(のグローバル企業)の言う通りに」と変換すると意味が分かる。

 ただ、それだけでは済まなかった。その半年後、なんと、「全国2万局の郵便局でA社の保険を売ります」とまで言わされた。要は、全部市場をよこしたら許してやるということなのだ。

 郵政マネー350兆円の次に狙われたのが、JAマネー155兆円だ。米国はこれをもらうまでは絶対に要求をやめない。だから、農協は解体してもらうという。つまり、農協改革の目的は農業所得の向上などという話ではないのだ。

 規制改革推進会議の答申をよく透かして見ると、ちゃんと書いてある。まず、グローバル企業が1番目に欲しいのが155兆円、2番目に崩したいのが農協の共同販売だと。共同販売をできなくすれば、大手流通企業が農家から農産物を購入する際に、もっと買いたたけるからだ。農業機械や資材の共同購入についても崩して、大手企業がシェアを握ったら、後で価格を吊り上げる。そうすれば、農協も農家も苦しくなって潰れてしまうと考えているのだ。

 でも、それでいい。なぜなら、農業に参入してみたい、政権の「お友達」の大手流通企業が控えているのだから。待っていましたとばかりに、全国で条件のいい農地だけつまみ食いして、農業に参入して、利益が得られればそれでいいじゃないかという発想。確かに、規制改革会議の答申にはその通り書いてある。
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 気が付かない間に郵便局でアフラックのがん保険を売っている、知らない間に彼らの思うつぼに。
 


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被災地や被爆者よりも…安倍首相は総裁3選で頭がいっぱい  【日刊ゲンダイ】

 一体、何のために広島に行ったのか。6日、広島市の平和記念公園で営まれた「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)に出席した安倍首相。被爆者7団体の代表らとの面会では、被爆者側から昨年7月に国連で採択された核兵器禁止条約への批准を求められたにもかかわらず、「実践的な取り組みを進める」とノラリクラリ。被爆者側は「私たちの要望に聞く耳を持たず、腹立たしい」(広島被爆者団体連絡会議の吉岡幸雄事務局長)とカンカンだったが、今の安倍首相に何を言っても無駄。アタマの中は「総裁3選」しかないからだ。

■視察は6カ所98分

 広島は7月の西日本豪雨災害で100人以上の死者を出した。全半壊や床上・床下浸水した住宅は計1万5000軒近くに上り、被災者は今も不自由な避難所生活が続いている。

 平和記念式典に出席するために広島を訪問するとはいえ、マトモな感覚を持った政治家であれば、少しでも早く現地入りし、豪雨被害の状況を確認したり、復興支援に向けた被災者の切実な思いに耳を傾けたりしたい――と考えるだろう。ところが、安倍首相は違う。「首相動静」を確認する限り、被災者のことなど、これっぽっちも考えていなかったことがよく分かる。

 安倍首相が広島入りしたのは5日。当日朝は午前11時近くに都内の私邸をゆったりと出発。羽田空港から空自の支援機で広島空港に向かい、到着したのは午後0時37分だ。ここから東広島市のJR山陽線の崩落現場や熊野町民体育館、呉市の土砂災害現場などを視察したのだが、注目は現場の滞在時間。視察場所6カ所で計98分。つまり、1カ所あたり、16・3分しか滞在していなかったのだ。

 そして午後5時過ぎには広島市内の「グランドプリンスホテル広島」にチェックイン。被災者が狭い避難所暮らしを余儀なくされているのに、1泊20万円以上(スイートルーム)ともいわれるホテルに平気で泊まる神経が理解できない。これで「視察」とはよく言えたもの。どうみても単なる「立ち寄り」「観光」ではないか。

 他方、たっぷりと時間をかけたのは、自民党の岸田政調会長とのディナー会談だ。ホテル22階の高級ステーキ&シーフード店「ボストン」で午後7時32分から始まった会食は101分。被災現場や避難所の滞在時間よりも長~く時間を費やした。

「会談内容は明らかになっていませんが、おそらく安倍3選を支持した岸田さんへのお礼と次のポスト、地方票の動向などについて話をしたとみられています」(与党担当記者)

 政治評論家の山口朝雄氏がこう言う。

「平和記念式典の出席はともかく、広島の被災地視察は行きたくなかったのが本音だったのではないか。そう受け取られても仕方がないでしょう。もう何をやっても3選は大丈夫とタカをくくっている。自分の行動が世論にどう受け止められるかなど全く頭にないのでしょう」

 地方の自民党員はこんな男がトップで本当にいいのか。
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 空っぽの頭には自らの首相の座を守る事しかない、それは首相の座から降りれば逮捕起訴される恐れがあるのも一つではないか。
 
 

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なぜ山崎がしゃべったのか  【日刊スポーツ】

 ★6日付読売新聞は、1面で「首相・議員票7割固める 石破氏を圧倒」と、自民党総裁選の結果が見えたと報じた。本当にそうだろうか。無投票に終わった前回の総裁選と同じ状況なのだろうか。現在の党内でオール主流派への流れが加速していると見るのは、早計だ。石破派は当然戦いを挑み、安倍政治ではダメだと問うだろう。今の様子では、竹下派もこのままでいいのかと、党内で声を上げるだろう。首相に反旗を翻した場合、総裁選後の人事で冷遇されるとの見方に対して、総務会長・竹下亘が「そんなばかげた話はない」とけん制したのは、その証左だろう。

 ★一方、7月26日付の読売新聞によれば、首相サイドは6月18日夜、料理店で政調会長・岸田文雄と会った際「(総裁選に)出たら処遇はできないよ。私を応援してくれる他の派閥に示しがつかない」と、どう喝に近い形で不出馬を迫った。この通告が決め手となって岸田氏は7月24日、「不出馬、安倍氏支援を表明している」と書いている。この言い方だと、頑張った人への論功行賞というよりは、「排除するぞ」とのどう喝と読める。新自由主義者の首相は総裁選でも、戦い終えたら双方が同じ仲間だという精神に由来する、ノーサイドを否定するようだ。勝ち組と負け組を分けないと気が済まないのなら、首相の考え通り、党内には明確な反主流派や非主流派が生まれるだろう。

 ★時を同じくして自民党OBが動きを見せた。6日、元自民党副総裁・山崎拓が講演で、自由党代表・小沢一郎が元首相・小泉純一郎に対し、来年の参院選に野党統一候補として出馬を打診していたことを明かした。小泉は5日、山崎に電話で不出馬を伝えたという。何紙かが小さい記事にまとめていたが、不思議なのは、小沢が小泉に打診したことをなぜ山崎に返事をして、それを山崎は講演でしゃべったのか。政界関係者が言う。「ここで終わった話ではないのでは。続きがあるのだろう。安倍政権の反主流派は、OBを含め政界には多い。官邸はこれで疑心暗鬼になるだろう」。政界の一寸先は闇だ。
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 アベ総裁は自分が主流じゃないことを十分わかっている、ただただ権力で縛り付けているだけ、だから腹心からバッサリと切られるのが怖いのだ、山崎、小泉、小沢などはまだまだ十分な力を持っているんだろう。


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異次元緩和に限界…「金利急騰」市場に翻弄される黒田日銀  【日刊ゲンダイ】
 金子勝の「天下の逆襲」  立教大学大学院特任教授・慶應義塾大学名誉教授の金子勝氏

 海外の金利上昇の下でも無理な「異次元緩和」を続けてきた黒田日銀が、いよいよ「市場」に翻弄され迷走を始めた。日銀の「金融政策決定会合」が開かれた7月30日、31日を挟んで日銀を試すように金利(国債利回り)が急上昇した。

 金利が上昇したのは、異常な低金利に苦しむ金融機関を救済するために、日銀は金利上昇を容認するだろうと「市場」が判断したからだ。

 急上昇を牽制するために、日銀は7月23日、27日、30日と短期間に3回も「指し値オペ」を実施。「指し値オペ」とは、利回り(価格)を指定して無制限に国債を買い入れるというものだ。結局、30日には買い入れ額が過去最大の1兆6403億円まで膨らんだ。過去最大の規模だ。

 その際、日銀が金利(利回り)を抑えるために高値で国債を引き受けることを見越して、投機筋が国債の「空売り」で利益を得る事態が発生している。しかも、「空売り」するための国債を、結果的に日銀が1兆円も供給するというマンガのような状況になっているのだ。

 それでも、8月2日は長期金利の指標となる「新発10年物国債」の利回りが0.145%まで上昇した。1年半ぶりの高値(国債価格は下落)だ。慌てた日銀は2日午後、急きょ予定になかった異例の国債買いを通知。4000億円を買い入れるとした。事前予定なく国債を大量に買い入れるのは異例のことだ。金利の急上昇を阻止するために、日銀がなりふり構わず国債を買っている構図だ。

 なぜ、こうした異常な事態が起きているのか。低金利に苦しむ金融機関を救うためには、これ以上、異常な低金利は続けられない。かといって、金利が上昇すると国債利払い費が増加して日本の財政はもたなくなる。その矛盾を投機筋に突かれているのだろう。

 このまま金利上昇圧力が続けば、日銀が大量に持つ国債価格が急落し、いずれ巨額の不良債権となる恐れがある。

 本来、中央銀行の役割は、物価を安定させ、信用秩序を守ることだ。ところが、物価目標は達成できず、銀行経営を圧迫し、国債市場もマヒさせてしまった。日銀は、本来の役割を取り戻すべき時期に来ている。
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 黒田総裁及び安倍政権に送り込まれた日銀の政策委員会は実体経済はわかっているんだろうか、と疑問になるほど出鱈目、ただアベに忖度しているだけじゃないか。


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「人事で干す」恫喝が裏目に…参院竹下派“石破支持”の矜持  【日刊ゲンダイ】

「逆らったら干すぞ」――と恫喝されても、「安倍1強支配」に反旗を翻した参院竹下派(21人)。竹下派は、衆参(55人)そろって「石破支持」で動くかどうか、9日、長野市で開く派閥会合で正式に態度表明する意向だ。

 参院竹下派が「石破支持」で固まったのは、かつて参院のドンとして権勢をふるった青木幹雄元参院議員会長(84)が、竹下派会長代行の吉田博美参院幹事長に「石破茂でいけ」と命じたのが発端だ。青木氏は気分や感情で動く政治家ではなく、確固たる戦略をもって行動するタイプだ。「安倍1強」と距離を置いた方が得策だと計算したのは間違いない。

 ただ、参院竹下派が安倍首相ではなく、石破支持で固まったのは、安倍陣営に対して感情的なシコリが相当あったからだという。

 安倍首相を支える細田派、麻生派、二階派の主要3派閥が、人事を材料に圧力をかけていることに対して「冗談じゃない」という気分が蔓延しているというのだ。吉田氏も、安倍首相に向かって「人事で圧力をかけるなんてことがあってはならない」と直接、抗議している。

「結束が固いうえに、一人一人が力を持っているのが、参院竹下派です。しかも、衆議院と違って、自民党参院は派閥を超えてまとまっている。『干せるものなら干してみろ』と反発しています。安倍陣営は、恫喝すれば皆ひれ伏すと考えていたようですが、完全に裏目に出ています」(自民党関係者)

 さらに、安倍首相にスリ寄る竹下派の衆院幹部が、参院竹下派の議員に「来年の選挙は公認しない。総理も同意しています」と恫喝メールを送ったという話が広まり、ますます「安倍陣営に一泡吹かせてやる」というムードが強まっているという。

「安倍1強」の傲慢さが、敵をつくっている格好だ。しかも、反省するどころか、麻生財務相は、遅れて安倍支持を表明した岸田政調会長に「乗り遅れたな」と冷たく声をかけたという。この先、「安倍1強」に反旗を翻す議員がさらに出てくるのではないか。
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 竹下派は衆議院を抑えきれず自主投票に成ったそうだがそんな事をすればアベよりの議員(茂木ほか)が造反してアベよりの新派閥を作るか細田派に下るのではないか、しかし肝心の茂木はとんと人望がないそうだ。


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埋め立て承認撤回へ「聴聞」始まる  【琉球新報】

 名護市辺野古の新基地建設に関する埋め立て承認撤回手続きで、県は9日午後2時から県庁で沖縄防衛局側の言い分を聞く「聴聞」を開始した。

 中嶋浩一郎沖縄防衛局長らが出頭した。聴聞は撤回手続きの初段階に位置付けられ、9日のみで終わるのか、その後も続くのかが焦点となる。沖縄防衛局は17日にも辺野古海域へ土砂を投入すると県に通知しており、県の撤回がその前になるか後になるかに注目が集まっている。

 沖縄防衛局は当初、準備に時間が掛かるとして9月3日以降の聴聞実施を求めていたが、県はその申し出を拒んだ。今後の流れは、1回目となる9日の聴聞の内容を受けて県が判断する。

 基地建設に関する計画の合理性や環境保全策などを巡って県と国の主張は食い違っており、聴聞での争点となる見通しだ。

 県は、新基地建設事業が公有水面埋立法上の埋め立て要件を失っており、承認時の留意事項にも違反していると指摘している。それに対し、沖縄防衛局はどう反論するか。沖縄防衛局は聴聞前日の8日、琉球新報の取材に対し、「聴聞通知書や閲覧した資料の内容を精査しているところで、一つ一つの事項について答えることは差し控える」と述べるにとどめていた。
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 まだわからないが沖縄防衛局は引き延ばしを図るだろう、がその間に土砂投入をすれば不誠実な態度として県民から反発を受けることは間違いない。
  






 Twitterコーナー、ご参考に

 立教大学大学院特任教授・慶應義塾大学名誉教授の金子勝氏のツイッター

 元外務省国際情報局局長の孫崎享氏のツイッター

 自由党の 小沢一郎事務所のツイッター

 社民党参議院議員 福島みずほ氏のツイッター

 東京新聞 政治部のツイッター

 東京新聞 ほっとwebのツイッター

 市民連合のツイッター

 関西市民連合のツイッター

 SADL大阪のツイッター

 上智大学 中野晃一教授のツイッター

 法政大学法学部 山口二郎教授のツイッター


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昨日の神戸(神戸市中央区脇浜海岸通 神戸地方気象台 (標高:5.0m))
 最低気温  25.2度(05:30) 前日差-1.6度)
 最高気温  31.8度(15:11) 前日差-3.0度)

  今朝の神戸最低気温  26.4度 (03:11)  最も暑い時期を上回った 平年より0.5度高い (熱帯夜)
   、

今日の神戸の
   日の出     5時15分 (昨日 5時14分)
   日の入り   18時54分 (昨日18時55分)

       日の出は昨日より一分遅く、日の入りは昨日より一分早い


   今日の日の出から日の入りまでの時間: 13時間39分。

       
 

 東シナ海の高気圧はほとんど停滞中、千島列島の東の高気圧はゆっくりと東に移動、前線は途切れ東北北部から太平洋へ伸びる、台風13号はゆっくりと房総半島から日立沖を海岸に沿って北上、台風14号はゆっくりと方向を沖縄方面に変える。
 沖縄は晴れ九州から東海まで晴れ、関東は曇りのち晴れ所により雨、北陸は晴れのち曇り、東北は台風13号の影響で雨で激しく降る所も、北海道は曇りのち雨。
     
          
 明日の朝、台風13号は関東、東北の海岸寄りを北上その後北東へ進む、東シナ海の高気圧はほぼ停滞、千島列島の東にあった高気圧は東へ移動、台風14号はゆっくりと北西方向へ進む。
 沖縄は晴れ、九州から近畿まで晴れ、東海は晴れのち曇り、関東は晴れ所により雨、北陸は曇りで所により雨、東北は曇りで太平洋側で雨も、北海道は曇りで朝晩雨で雷を伴う予報。
     
     
     
     
 今朝は曇りしかし西の空には青空も覗く、山はすっきり、朝の気温は低めだが昨日より高い、昼過ぎから晴れ、風はほとんど無い。
     
 今日の神戸(地方気象台で)の最高気温は  31.8度(真夏日)、昨日と同じ、 平年より 0.3度低かった、 今日の最高気温は 8月中旬並み  
 明日は晴れ、朝の最低気温は 26.6度、昼の最高気温は  33.9度、午後の最低気温は  27.7度。
     


     
 台風の位置は    

 台風13号(サンサン)はいわき市の東北東約50kmを北北西へ20km/hで進んでいる、中心気圧980hPa、中心付近の最大風速30m/s。

 台風14号(ヤギ、日本、星座の名やぎ座)は日本の南を北西へゆっくりと進んでいる。



 午前7時の衛星写真

 午前7時の台風進路

 午後3時の衛星写真、7時に比べてあんまり進んでいない感じ





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