拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

『日日是好日』を読んで 

2020年10月11日 | 色読是空

  昨年だったか、アマゾンプライムで映画『日々是好日』を観て、素晴らしい…と思った。

  それが先日、北海道の田舎に住んでいる姉と携帯の映電で話した時、この映画の話がでてもう一度見る気になって観てみた。

  そしてさらに森下典子著の原作『日日是好日 お茶が教えてくれた15のしあわせ』を読んだ。

  この本を読んで、一層、映画『日日是好日』の素晴らしさを再確認したが、作者がお茶を通して『気づいていく』事柄を

  ボクが禅の修行で感じた事柄と照らし合わせながら、その当時はボク自身言葉に出来なかったであろう思いなどが書き留めてある、

  数々の珠玉の言葉に出会って、日本の『道の文化』が健在している事実と、

  そういった難しい内容を見事に『本』や『映画』にして世に出してくた人々に感謝と賞賛を送りたいと思った。

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  『世の中には「すぐ分かるもの」と「すぐわからないもの」の二種類がある。

  すぐわからないものは、長い時間をかけて少しずつ気づいて、わかってくる・・・』 とは作者の言葉。

 

  ここに『日日是好日』の日日の積み重ねがあることがわかるが、

  この『日』というのが、『曰く言い難し』の『曰く』の積み重ねである『一黙』の行・・・

  達磨さんの教えが日本に『道の文化』として黙々と伝えているところが素晴らしい。


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