拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

 カルトな一日

2014年03月25日 | ヨーロッパの風
  地元スイスフランス語圏のテレビ番組で もっとも評判の高いものに『Passe moi jumelles』=『ちょと双眼鏡をとって!』というタイトルの番組がある。
  スイスの大地にしっかり根を張って生きている人々のドキュメントが主体になっていて その映像の美しさには定評がある。

  その番組に 相方がほぼメンバーになっているかのように 月に2,3回土曜日に通っている 無農薬農家をしている『Kalt 一家』(店・農家・レストラン)が
  選ばれ 3週間の準備 9日間の撮影 4週間の編集でようやく出来上がり一昨日の日曜3月23日に テレビで放送される前に 地元の映画館を借りて
  26分の『カルト家』ドキュメンタリーを 親しい人々(約60人)を招いて特別公開された。

  娘のベガ(19歳)をメインに 家畜の動物たちとの関わり。 無農薬農業をするにあたって一家言をもつ陽気でタフな親父さんトーマス。
  朝3時には起きて店にだすパンを独り黙々と焼くお母さんのゲグラの 三人の生活が映されていた。

  それはまるで 『ハイジー』・・・だなぁ! と、言うのがボクの第一感想
  あの幼いハイジーが 19歳になったのが この映像になったのだ・・・と思った。

  この美しい映像を撮ったのが 女性カメラマンであったが、 その彼女がこのカルト農場に買物に来ているうちに これは『絵になる』と思ったのが
  キッカケになったという。

  この映画館での発表のあと、彼らの農場にある テント・レストランへ行き 昼食の打ち上げパーティをした。
  カルト一家の人々もこの映像を この日初めて見、 自分たちの生き方を 客観視することで受けた感激が 明日への活力とつながったようだ。

  そして僕らも カルト一家が惹きつけた人々との新たな出逢いが 幾つかあって じつに愉快な一日であった。

                   
                    パーティが終わって 人々を見送る カルト一家の一員 ワンちゃん
  

  


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