拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

 必撮無眼流~ 写真展 Ave Maria・・・

2015年05月03日 | 必撮無眼流
 5月1日よりスイスはLutry村 世界五十一小さなギャラリー『Black and White』にて2ヶ月に及ぶ我が写真展『Ave Maria;With your child』が始まった。

             
                                   『Ave Maria;With your child』より 

 写真展を行うに当たりタイトルを求められた時、苦し紛れに『Ave Maria』に『With your child』を付けて落着した気でいたが、後で考えると
 『アヴェ・マリア』のAve~はラテン語で『や~』とか『こんにちは』の意味であるとは言うもののよりによって『安倍』を想起するあ『アベ』の一言が
 『祈るマリア』の前に付いていることに愕然としつつも、この必然的偶然に『親父ギャグ』ブロガーとして考え深いものを一人感じ入っていた。

 写真展オープニングの5月1日はメーデーでローザンヌでも各所でデモ隊が繰り出し道路も一時的に閉鎖された場所があったり
 加えて冷たい雨の降りしきる一日で、後で『行く気でいたが、冷たい雨で気持ちが萎えました・・・』というメールが納得いく一日であった。


 それでも30人近くの人が来てくれて小さがギャラリーが人で一杯になってそれなりの雰囲気で盛りあがり、楽しい一夜となった。

 『何故、いまマリア?』なのか・・・という自分の中での問いは、この写真展を見てくれた方々の問いでもあったと思う。
 40年前に撮った神戸のマリアのモノクロ写真にフォトショップで色を付け加えることで写真に込めた自分の『気持ち』をより明確にストレートに
 表現することを可能としたタイミングがこの現在であった・・・・ということの他に言いようがない気がする。

 写真を見に来てくれたスイス人の方々一人ひとりに、日本の政治状況に対する自分の危機感などをいちいち説明するわけにもいかず・・・
 いずれにしても 今ほど『愛』に向かう『祈り』というようなものが世界的に今一度喚起されるべき『時』ではないかと密かに思っている次第である。

            
             昨年、結婚式に招いてくれた若き友人ニコラが天使の如き9ヶ月の娘を連れて来てくれた図(02.05 2015)
  

 


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