拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
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  痴性の行く末に 『集団自決』

2023年02月27日 | 娑婆惰罵駄(シャバ・ダバダ)

  経済学者、成田悠輔氏・・・東大卒、某アメリカ大学教授?という華々しい肩書でメディアに頻繁に登場する経済評論家の高齢化社会問題の解決作として

  『老人の集団自決』発言(2021年12月17日放送の『ABEMA Prime』にて)がいまだに取り沙汰されている。

  この発言を聞いた時、当時『れいわ新選組』のメンバーだった大西つねき氏の『命の選別』発言を思い出した。

  2020年8月のブログ記事〜『命の選別』発言こそ魔性の選別・・・(ここに発言の詳細について書いてある。)

 

  両人とも、経済に関してスペシャリストを自認しておられると思うが、その結果が『命の選別』であり『集団自決』…というのはどうなの?

  あまりにも合理的というか短絡的思考に驚くが、そういった思考の持ち主が今もってメディアに頻出する社会が病んでいるということだろうか。

  『AI時代』でアルゴリズム一辺倒の価値判断だと『老人の集団自決』時代を迎えることになるのだろう。

  

  釈尊が人間社会を観て看破したのは『諸行無常』であり『一切皆苦』、このどうにもならないような事態に対しての根本的解決が

  『諸法無我』という『悟り』策(咲く)で、それはつまり『慈悲心の発露』であるところから『般若智』は『慈悲と智慧』なのだ。

  慈悲を欠いた知性は、病んで『痴性』となってしまう。AIによる合理的社会の最も危惧すべき点がここにあると言えそうだ。

 

          

 

     

 

  

  


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