毎年迎える 9月6日は ボクにとってちょっぴり緊張によって『冷や汗』を強いられる一日である・・・
我が妻ニコルの『誕生日』であり、しかも60回目・・・つまり『還暦』なのである。
こちらスイスでは日本人のように『還暦』っていうようなニアンスではないものの、やはり60歳まで『よう生きたわい!』的な感慨を、人生の一つの大きな
『区切り眼』として普段の誕生日より以上に『祝う』人が多いようだ。
ボクの時もそうであったが、59から60歳代への突入・・・というのは感慨深いものがあり、その点日本人は『還暦』などとよんであらためてそれを『祝う』風習などが
あるところが人生の機微が『わかっている』ね~・・・と感心もし、有難いとも思える日本文化(中国から引き継いている?)の良さであろうか。
さて、口では『何も特別なプレゼントなんかいいからね・・・』と言ってはいるが、それを真に受けて『いけない!』・・・という教訓をこれまでの人生でしっかり
学んできたボクは、日本で言う『還暦』という視点から我が妻への『プレゼント』戦略を練ったのである。
ボクと我が妻の『還暦』の・・・その原点はやはり、スイスで出会ってからすぐ日本で共に過ごした5年間が二人で振り返ることの出来る大切な思い出というか
『初心忘れるべからず』的なエポックであろう・・・ということで、ボクは二人のアルバムの写真から選択、スキャンして『音楽付きスライドショー』にすることにした。
奇しくも、ボクがニコルと出会った時期は、ボクが『写真活動放棄』して『禅』に専心する時期と重なり彼女の写真は本当に少なく、使い捨てのバカチョン・カメラで
撮った記念写真、アルバムに貼り付けたL版というキャビネの半分のサイズ写真しかなかった。
ニコルにとって日本で過ごした5年間の思い出は、スイスに来た時にスイスの友人たちに『語って』理解してもらえる様なものではないので、まさに彼女の心に秘めた
大切な思い出としてアルバムに閉じ込めていたわけであるが、2015年現在彼女の『還暦の日』にそれらを絆いだアルバム写真を眺めては、自分たちを振り返り、
お世話になった沢山の人々を振り返るのも一考であろうかと思う。(彼女の還暦を祝うと共に、お世話になった人々に感謝を込めて!)
1987〜91
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