拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

  神様はギリシャ系がよい・・・

2023年09月21日 | 娑婆惰罵駄(シャバ・ダバダ)

  まぁ、煩悩まみれのこの世を仏教では、『色』という言葉で象徴しているようだ。(馬骨はそう理解し、それを気に入ってもいる)

 

  今日のカテゴリー『娑婆惰罵駄』なんかも、世の中『いろいろ』あるよね〜・・・の二アンスの『色』であり、『粋』とか『艶』っぽい事とかもまた

  ふだん堅苦しい人生に潤(うるお)いを与えてくれる『華』みたいなモノという意味でも『色』という表現は面白いと思う。

 

  今月はじめ、相方の誕生日プレゼントの一環として、彼女お気に入りスイス・ドイツ語圏の レッチェンタールの村々はローヌ川の上流域で

  カトリック教会、鼠返しの石のある木造を遺す酪農を中心にした、冬はスキー、夏はハイキングの客を呼び寄せる地域にあるホテルGlocke(グロック)で一泊旅行した。

 

  この谷村には昔、観光ガイドしていた時何度か来たし、この地域の独特の風習である秋田の『なまはげ』とほぼ同様な出で立ちの祭りを撮影したこともある。

                               

              2005年2月に撮ったチェゲッタと称する『なまはげ』に似た悪霊を追い払う祭りはこの谷村の風習

 

  だから今回、この地域に来たのは18年ぶりだろうか。 彼女のお気に入りのホテルは家族経営に関わらず、近年別棟を増築にともない

  4種のサウナを完備し、食事の評判も良い、この辺りでは人気の高いホテルだそうだ。

 

  散歩は翌日するとして、夕食前にホテル自慢のサウナに挑戦しましょう・・・ということになり、部屋備え付けのバスローブを着てサウナのある施設へ行った。

  施設内には地上階に3つの小型サウナ、2階に1のサウナがあり、ガラス越しにカップルらしき二人が寝椅子に横たわっている姿が見えた。

  通常、こちらのサウナでは水着着用であることが多いなか、このホテルのサウナは備え付けのタオル一枚までOKで、裸で入る事・・・というルール。

 

  午後5時というちょっと早めの時間であるし、他の人のいる気配が無い為、まぁスッポンポンでも別に問題なし・・・と、一つのサウナに入ろうとした時

  相方は急に隣のサウナに『こっちにするわ…』と行ってしまった。

 

  私が入ったサウナは、後でわかったことであるが平均温度60度で、2番目に熱いサウナであったようだ。

  5〜6人用のサウナに私は一人で、坐るところにタオルを敷いて『弥勒菩薩』のスタイルで瞑想に入ろうとした時・・・である・・・。

  透明ガラスの出入りドアから中を覗く女性の顔がチラリと見え、一瞬『えっ…』と思ったが、まぁ、中に東洋人の爺さんが一人だけいるのを見て

  他のサウナへ行くであろう・・・と、確信していたのに、数秒後、予想を裏切って50歳代とおぼしき女性が『ハーイ』と言って入ってきたのだ。

  私の真横に、私と同じようにタオルを敷いてその女性は坐った。 『混浴』とは聞いていたが・・・シャーロン・ストーン似の(妄想がそう思わせたか?)

  女性が真っ裸で『弥勒菩薩』をしているかと思うと、『15分の砂時計』は永遠・・・のように感じ、このままだと死んでしまう…と、汗ダラダラの格好で退室。

  一応礼儀として『Goodbye』の一瞥は忘れなかった・・・が・・・。 

  

  神様(ギリシャ系の)はときに、粋な計らいをしでかすものであることを、改めて知ったのである。

  



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