拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

  拳はアナログだ!

2023年04月28日 | 娑婆惰罵駄(シャバ・ダバダ)

  明日、4月29日・・・血の気の多い爺婆&ガキ共が待ちに待った格闘技大会が行われる。朝倉対牛久、斎藤対平本・・・などなど

 

  この世界的政情不安の中、『格闘技』でもなかろう・・・と思う反面、だからこその『格闘技』ともいえる。

  悪代官どもにとっては、熱狂によって大衆の眼が政治から逸れるのは望ましい事に違いない。

  政治も元は『祭り事』、そして格闘技は『正に祭り事』で抑圧されたような時代だからこそ『拳と気合』だけで勝敗を決める

  格闘技は『息抜き』であり、明日を生き抜く『勇気』を頂く『祭』となって、娑婆界ならではの出来事といえる。

 

  私が『格闘技』に観るのは、原始的なほど『アナログ』であることだ。

  世の中デジタル一色に染まる中、『拳』を象徴とする『原始感』に私達は血が沸くのであるが、その先には『気合』があり

  それによって『心身一如』が実現したとき、そのうちの何人かは人間にしか開花することが出来ない『境涯』に至るのだろう。

  その『境涯』に至る道には、デジタルがどんなに発達しようが、『AIの王道』は無く、『穴(アナ)・魯(ロ)・愚(グ)』と書いて

  愚直なほどの『努力』のあとは『天命を待つ』… いや、待つという意識すら片鱗も無い『アナログの極致』であることが必須要件なのだ。

  その時、ガキ共も娑婆をゆっくり見据える眼を持つのだろう。政治によって抑圧されている娑婆社会への問題意識が芽生えるのだ。

 

         

        『パンダ眼』も急速に回復しつつある相方は、天然の『アナログ人』であることを今日も発揮中!