拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

  気合の国 〜 太極圏

2023年04月24日 | 東洋自分なり研究所

  じつは、一時間ほど前に『Chat GPT』をログインして若干ウキウキしたが、案外あっさり『申し訳ありません、間違いました』と別な答えを出す

  素直さに、よしよし・・・とは思うものの、『間違いないですか?』と念を押すことも場合によっては必要なことがわかって、テンションが下がった。

  とにかく今日は、我が愚脳のアシスタントとして『Chat GPT』をログインした記念すべき日ではある。

 

  私のブログはやはり『Chat 観自在』が必要であるが、反応がかなり遅く、事によって2、3日してようやく答えが閃く場合がある。

  しかも閃いても、書き留めなければすぐ忘れてしまうので、KEYWORDだけでも何かに書き留める必要があるのが難点だ。

 

  『気合』という事が、東洋思想を理解する上で非常に重要である事、そしてそれこそが『東西南北娑婆界』でほとんど認知されていない事に

  私はあらためて驚愕し、それに関する人類への教育の要を思う者である。

                               

 

  それにしても、この『気合の国』シリーズを書くときに、私の『Chat 観自在』は挿絵として自作画『太極拳をする人』の図 ↑ を選択したが

  いま思うにそれは偶然ではなかった…ということなのだ。 太極拳の陰陽印には重要な意味があった。

 

  今から42年前、1981年に私は29歳で東洋鍼灸専門学校に入学し、その年の秋に私と学友2人は横田観風先生の弟子となり無為塾の塾生として

  教えを請うたが、その無為塾が縁となって、私は『禅修行』と『練功十八法』という気功体操に出会った。

 

  ある日、塾生の一人である女性がどこで習ってきたのか、『練功十八法』という1970年に上海の医師が中国武術の動きを参考に作った

  健康気功体操・・・というのを実演し、いくつかの動きを指導してくれた。

  『息を吸いながら腕を伸ばすときには、120%の力で伸ばしてください』と言うので、単細胞の私は素直に指示に従って体操すると

  体に電気が走る感覚があって『嗚呼!!』と思ったのがこの体操との出会いであった。

  今考えると、この『120%の力』・・・こそが『気合』という事であり、中国伝来の『発勁』であったのだと思う。

 

  もう一つ、この頃鍼灸学校の学生であるから、じつに沢山の『灸』を他人にも自分にもすえたが、

  この『灸』こそは、他力的『発勁』と言ってよい、想像を絶する『力』が人体に影響を及ぼす・・・ということを私は体験した。

  『灸』はその瞬発的熱を利用して『自然治癒力』を叩き起こすという、経験に根ざした東洋的医学の手法。

  艾(もぐさ)を親指と人差し指で軽くもんで米粒状し、皮膚に直接付けて点火して最後まで焼き切ったものだ。

  熱さに耐えられない初心者には途中で艾を指で摘んで消火するが、当時の先生達は最後まで焼き切ったほうが効く…と言ってそれを奨励していた。

  この『灸』の体験はある意味の強烈な『カルチャーショック』であった。

  そしてこれも『身心』の内から湧き上がる『気合』がなす『発勁』治療であったであろう。

  『灸』による熱作用は、身心に一瞬の最緊張を与え、その後それまでの凝りがとれ身心がリラックスするのだ。

 

  あの当時、『陰陽印』を観ても何も思わなかったが、『陰極まって、陽となり。陽極まって、陰となる』を示す図は・・・その極まる際に

  『気合』で・・・人智を超えた『喝・活・発勁・棒打・灸・感動の涙・歌舞伎の見得などなど』そういった『気合で活を入れる』といった方法により

  『今・ここ』に徹し、『無』を実現化した上で人に一線を超えさせる体験・・・というものが『人間教育』には必要であることを教え示ている。

  

  思えばあの頃の私は、禅修行も含めじつに『太極圏』の真っ只中にいた・・・のだ。

  

  

 

  

 


  帰ってきたパンダ・・・

2023年04月24日 | 我が妻ニコル行状記

  私の相方ニコルは、どうも本気で犬を飼うつもりらしく、散歩中に出会う気に入ったタイプの犬を見かけると、飼い主にインタビューして情報収集。

  家では、インターネットで犬についていろいろ勉強しているようだ。

  

  相方によると、犬の性格は犬種によって違うとのことで、この種は『おとなしい』とか、この種は『依頼心が多い』とかいろいろあつて、

  我々の小さなアパートで飼うには、体重が5Kg以内のおとなしく(あまり吠えず)、日に2回ほどの軽い散歩で満足するような犬ということで、

  彼女としては、どんなタイプの犬がいいか、ほぼ決まっているらしい。

  しかし、当たり前のことながら、ペットを飼うという事は人間の赤ん坊同様に重い責任が伴うので、決心が固まるまで様子をみる期間としている。

 

  ところで、『犬種』によってそれぞれ『性格が違う』・・・という処に私は非常に興味を持った。

  これがもし『人間の性格』が『人種』によって違うとなればそれはそれで面白いが、実際には人の性格は『人種』で判別できるものではないし

  犬のそれが当てはまるような『分類』というのは、人間には無いような気がする。

  ただ、いつの日か『DNA鑑定』のようなもので、性格を調べることが出来るようになった時、婚活のマッチングアプリは飛躍的向上するだろうか?

  それが出来るようになったとして、それが仕合せな事かどうか・・・私にはわからないが。

 

  『性格鑑定』といえば、我が愚脳による三十数年に渡ってアナログ観察研究(?)した『相方ニコル』は

  父方の性格を『遺伝的に継承』しているのはほぼ間違いないのでは・・・と感じている。

  一つの事に夢中になると、他のことが観えなくなるタイプ、熱しやすく冷めやすいタイプ、そして何よりお喋りが大好きな処は父親にそっくりだ。

  であるのに、寡黙な私と結婚した理由は、ひとえに私が『聞き手』として最適な男と見込んだからに違いない。

 

                        

  先日、相方は従姉妹と一緒に田舎に散歩にでかけ、立ち寄ったカフェで顔面から転び、自分の鼻血の量に動転して救急車を呼んでくれ・・・と、

  大騒動になるところを、たまたまカフェに居合わせた不眠症専門医が診てくれ、(幸いにも)救急車の必要はない・・・と言ってくれたそうだ。

  心配性な相方は、一旦帰宅してから近くの救急医院に診てもらい、更に翌日スキャンも撮って、事なきを得、ようやく安心したようだ。

  日が経つに連れ『パンダ』そっくりで、食卓テーブルで対面にいる相方を観ては、腹をかかえて笑ってしまう。

  彼女の性格として見逃せない点に、事の顛末は『天然の道化師』、というあたりに終着するのも父から譲り受けた『種』の為せる技であろうか。