全大会の時は結構な量の記事を書いていたんですが、今回は私、実は原監督に決まった時点で予選敗退もあると思って見ていたので、決勝リーグに来たからそんなの気にせず素直に応援という気持ちになれず、陰からひっそり応援してました(苦笑)
でも3試合前くらいから不調のイチロ-を代えらない辺が、原さんのある種の弱さと捉えてるような人間なので、やっぱりちょっと罰が悪いというのが正直な話です。
まあ、この辺は原監督、イチロー云々よりも、いつもはよってたかって揚げ足とって痛め付ける事しかしない日本のメディアが、イチローに関しては何故か異様に庇う姿勢の報道が多かった所為なんですが。
こんな事ばかり書いていると、凄くひねくれた性格に思われそうですね(苦笑)
しかしそんな事は今日のイチローの最終打席の顔を見ていたら一瞬で吹き飛びました。
9回でダルビッシュが出てきた時には負ける事さえ覚悟していたら、案の上同点にされる嫌な流れを、イチローの一振りで驚異的な粘りを見せていた韓国の気迫を断ち切り、試合を決めたバッティング。
あの打席に入ったイチローからは、TV画面からも伝わる気迫がありました。
完全にゾーン、トンネルヴィジョンと言われる状態に入っているのが分かり、ここで試合の流れが決定的に決まる事が打つ前から分かるようなシーンが見れたのは、本当に良かったです。
実際試合後にイチローもあの打席に関しては、「神が降りてきた」なんて表現していますしね。
勿論それまでの試合の流れも一進一退で素晴らしい名ゲームでしたが、あの1プレイは超一流と言われる選手が、あの舞台でまさに超一流にしか出来ないプレーをしたわけでして、こういうドラマを肌で感じさせる一瞬が大好きな私は、この1シーンだけで120%くらいの満足を与えてもらいました。
いや本当に素晴らしい、間違いなくこの試合のMVPはイチローでした。
でも終始韓国に負けない気迫を前面に押し出し、二塁封殺とその直後のバッティングでもチームを助けた内川選手に影のMVPを与えたいです。
今日一日だけでも私の中でのこの方の株はストップ高です(笑)