今年のクラシックはなんだかんだいって見終わった後の印象が良いのが続いてくれて良かったな~と思う今日この頃。
オッズが示す通り、混戦模様だったわけですが、終わってみればトライアル優勝馬が1・2位と来てるのだから順当な結果に終わった今年の皐月賞。
前半1000m通過が60.2。後半1000mが59.4。若干の後傾ラップとは言え、力の要る馬場だったことを考えるとそんなに遅くはなく、結果を見ても前がそこまで有利になったとは思えず。
また3着争いに最後方にいたワンアンドオンリーが来てるので、そこまで位置取り的な有利不利はなかったように思えます。
そう考えると今日の結果はそのままある程度現時点での力関係を物語っていると素直に認めていい気がしますね。
距離延長という要素が一つのカギになるとは思いますが、ダービーの◎はイスラボニータかな。
アジアエクスプレスは大型の馬体、エンジンゆえの器用さのなさをリカバリーしようとしたであろう位置取りの差が最後に明暗を分けたので、騎乗に関しては不満はありません。
むしろあの位置でも勝ってくれるくらいの素質を期待をしていたので、今後の更なる成長を願います。
早熟ではなく、むしろさらに奥があると信じているので。
トゥザワールドはやはり人気背負った分仕方なかったのかなって気がする2着。
イスラとの差は位置取りの差ですよね。
もう少し内枠だったら結果は逆だったかなと思います。
まあこの2頭の評価は五分、ただしダービーだと適性的にイスラが上だと思います。
3着ウインフルブルームを買った人は期待通りか、それ以上に楽しませてくれたんじゃないですかね。
今日の乗り方で勝てないなら仕方ないってくらい最高の内容だったと思います。
逆に4着のワンアンドオンリーを買った人は最後方にいるその姿を見て、「あ~やっぱり」と思ったかと思います(苦笑)
アンカツさんがTwitterにて『思ったより行けなかった印象もあるけど、この陣営は次を見据えとるからね。末脚の破壊力は見てのとおりやし、ダービーに向けては一番魅力的な競馬しとった。評価は全く下がらんね。』と評価してますが、個人的にやっぱりああいう競馬しかできないのなら買いにくいというのが素直な心境。
一昔前のダービーなら全面的に同意する評価なんですが、今のダービーは破壊力より切れ味というか、素軽さも求められる馬場になっている印象を持っているので、その点からイスラを押しているのですが、逆にワンアンドオンリーやアジアエクスプレスのような破壊力の馬は差して届かずの2,3着が限度みたいな気もしてます。
まあとにかくようやく一つの舞台で持ち味を発揮し、それぞれの個性がおぼろげながら掴めてきた皐月賞が終わりました。
大まかな力関係もわかった気がしますし、求められる適性が替わるダービーで、さらなる成長を魅せる馬もいそうな予感もします。
個人的に現状◎はイスラですが、別路線組にも注目していきたいと思います。
今年の競馬はなんだかんだいって楽しいな~。
最後にみんな触れてますし、このブログでは褒めちぎってきたので今更かと思うので簡潔に書きますが、最後のチャンスでしっかり父の無念を晴らす孝行息子を送り出したフジキセキの偉大さには脱帽。
彼は本当にすごい馬です。