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日記的雑記

馬バカな日々

皐月賞・回顧

2014年04月20日 16時45分14秒 | 競馬

 今年のクラシックはなんだかんだいって見終わった後の印象が良いのが続いてくれて良かったな~と思う今日この頃。

オッズが示す通り、混戦模様だったわけですが、終わってみればトライアル優勝馬が1・2位と来てるのだから順当な結果に終わった今年の皐月賞。

前半1000m通過が60.2。後半1000mが59.4。若干の後傾ラップとは言え、力の要る馬場だったことを考えるとそんなに遅くはなく、結果を見ても前がそこまで有利になったとは思えず。

また3着争いに最後方にいたワンアンドオンリーが来てるので、そこまで位置取り的な有利不利はなかったように思えます。

そう考えると今日の結果はそのままある程度現時点での力関係を物語っていると素直に認めていい気がしますね。

距離延長という要素が一つのカギになるとは思いますが、ダービーの◎はイスラボニータかな。

 アジアエクスプレスは大型の馬体、エンジンゆえの器用さのなさをリカバリーしようとしたであろう位置取りの差が最後に明暗を分けたので、騎乗に関しては不満はありません。

むしろあの位置でも勝ってくれるくらいの素質を期待をしていたので、今後の更なる成長を願います。

早熟ではなく、むしろさらに奥があると信じているので。

 トゥザワールドはやはり人気背負った分仕方なかったのかなって気がする2着。

イスラとの差は位置取りの差ですよね。

もう少し内枠だったら結果は逆だったかなと思います。

まあこの2頭の評価は五分、ただしダービーだと適性的にイスラが上だと思います。

 3着ウインフルブルームを買った人は期待通りか、それ以上に楽しませてくれたんじゃないですかね。

今日の乗り方で勝てないなら仕方ないってくらい最高の内容だったと思います。

逆に4着のワンアンドオンリーを買った人は最後方にいるその姿を見て、「あ~やっぱり」と思ったかと思います(苦笑)

アンカツさんがTwitterにて『思ったより行けなかった印象もあるけど、この陣営は次を見据えとるからね。末脚の破壊力は見てのとおりやし、ダービーに向けては一番魅力的な競馬しとった。評価は全く下がらんね。』と評価してますが、個人的にやっぱりああいう競馬しかできないのなら買いにくいというのが素直な心境。

一昔前のダービーなら全面的に同意する評価なんですが、今のダービーは破壊力より切れ味というか、素軽さも求められる馬場になっている印象を持っているので、その点からイスラを押しているのですが、逆にワンアンドオンリーやアジアエクスプレスのような破壊力の馬は差して届かずの2,3着が限度みたいな気もしてます。

 まあとにかくようやく一つの舞台で持ち味を発揮し、それぞれの個性がおぼろげながら掴めてきた皐月賞が終わりました。

大まかな力関係もわかった気がしますし、求められる適性が替わるダービーで、さらなる成長を魅せる馬もいそうな予感もします。

個人的に現状◎はイスラですが、別路線組にも注目していきたいと思います。

今年の競馬はなんだかんだいって楽しいな~。

 最後にみんな触れてますし、このブログでは褒めちぎってきたので今更かと思うので簡潔に書きますが、最後のチャンスでしっかり父の無念を晴らす孝行息子を送り出したフジキセキの偉大さには脱帽。

彼は本当にすごい馬です。


皐月賞・予想

2014年04月20日 11時26分54秒 | 競馬

 予想というか、桜花賞の回顧を機に、以前のようにぼつぼつ更新するスタイルに戻そうかなって気もあるのでリハビリがてら簡単な記事でも書いとこうかなと。

◎ アジアエクスプレス

〇 イスラボニータ

▲ トゥーザワールド

この3頭で。

とはいえ別に馬券は買わなそう(;¬∀¬)ハハハ…

3頭を選んだ理由もこの3頭から勝ち馬出るだろうなってだけですし、印の順番もアジアエクスプレスが一番強いと思っているから◎なんですが、この舞台はあわなそうだから強気になれないし、〇と▲の2頭は人気背負った方が負けそうだからというだけの差です。

今回は馬券的には素直に見を決め込んで、気負いゼロで楽しむことにしそうです。

買っても◎の単勝一点かな。

追記 

◎単勝ちょっとだけ買いました。せっかくの皐月賞なんで参加料代わりです(*ゝω・`)


桜花賞・回顧

2014年04月13日 18時26分04秒 | 競馬

 見た目的にも内容的にもファンにとっても受けの良い味のあるレースだったのでしれっと記事を書こうかと(笑)

凱旋門賞を視線の先に走るハープスターにとっては、この栄えある桜花賞ですら通過点になってもらわなくてはならなかったわけで、そういう意味でも勝つだけでなく内容も問われるレースだったのですが、十分その期待に応えた走りだったのではないかと思います。

もはや不安点として挙げられるのは母父ファルブラヴの直仔が短距離向けの馬が多いことから考えられる、距離が伸びた場合のパフォーマンスの低下くらいでしょうが、馬体の作りを見る限りそれも杞憂に終わってくれると期待してます。

祖母ベガから連なる母系の魅力は日本の競馬ファンなら誰しも応援したくなる素養を持つ彼女の今後に幸多からんことを。

 2着レッドリヴェールに関してはその強さを認めつつ、さすがにぶっつけは厳しかろうとフォーエバーモアに〇を打った私は素直に平謝り。

馬券的には2番人気で買ってはいけないパターンでしたので悔いはありませんが、ステイに申し訳ないです(^^;

ゴール100m前まではむしろ彼女の方の末脚が鋭かったのでこれは来るかと思ったのですが、その瞬間ぐっとハープが加速したことに驚愕しました。

そしてその一瞬の加速で付けた差を維持しながらゴールした底知れない余裕には3歳牝馬らしからぬ地力の高さにただただ感動。

今日の桜花賞が一強では決して見ることの出来ない名勝負になったことを2頭の名牝に感謝します。

馬体重が増えなかった事は不安でしたが、斤量への対応力も含め、この走りを見る限り過去のステイゴールド産駒の一流馬たちと同様のかなりの大物だと思います。

 またホウライアキコやベルカントなどは今後はスプリント戦線の主力になってくれることを期待していますし、距離が延びるオークスで更なる期待が持てた3着のヌーヴォレコルトなど、魅力あふれる今年の3歳牝馬勢の今後が楽しみです。

良いレースが行われた日はそれだけで幸せ。


『トントン』って呼び方もどうなんだろう?

2014年02月03日 21時53分25秒 | 競馬

<競馬>「かっこ悪い」乗り方 その背景にある心の叫び

ヤフーのニュースにこんな記事が出てくるのがすごいというのがまず第一印象(笑)

 『トントン』と銘打たれた鞍の上で連続的に尻もちをつくような追い方に関しての記事ですが、記事の内容を順に要約していくと

最近は若手やベテランを問わず、トントンで馬を追う騎手が増えて来た

馬上での激しいアクションは怪我のリスクも伴うし、関係者の中には「あんな追い方をされると馬の背中が痛む」と非難する声もあり、決して万人に好まれているわけではない

しかしわずか鼻差が明暗を分ける勝負の世界でトントンのような迫力のある追い方は、直線の叩き合いで頼りになる。

例え負けたとしても、力を振り絞った彼らの姿に「あれだけ追って負けたのなら仕方がない」と納得する関係者やファンは多く、その風潮を察し、JRA生え抜きの騎手もトントンをするようになった。

その背景には、ビジネス化が進む競馬界の厳しい現実があり、地方出身騎手、外国人騎手の台頭に加え、、エージェントと呼ばれる騎乗依頼仲介者の影響力も大きく、ビッグレースに乗れる騎手はほんのひと握り。

若手は何かキラリと光るものを見せなければ声が掛からないし、名のあるベテランとて、うかうかできない状況だからである。

馬主あっての厩舎運営。

調教師は馬主の意見に従わざるを得ず、最近は調教師の意思を飛び越えて、馬主が騎手を指名するケースも多い。

今の調教師が新人騎手を取りたがらないのもこれが原因。

自分の厩舎の馬ですら思い通りの騎手を乗せられないのだから、弟子を育てることなどできるはずがない

このままでは、日本人横綱がいなくなり、人気が下降した相撲界の二の舞になりかねない。

今のうちに何か手を打たなければ、取り返しのつかないことになる。

ひたむきに努力し続けているJRAの騎手の内面からあふれ出る彼らの心の叫びにもっと耳を傾けて欲しい。

…長くなりましたが、こんな感じです。

あくまで一ファンとしての意見ですが、ファンの立場でこんな話をされても(--;)というのが正直なところ。

そもそも私、この記事のタイトルで一番期待したのは、あのお尻で背中を押す騎乗技術が実際に有効かどうかを客観的な事実として書かれているのかが知りたかったんですよね。

実際にジャパンCダートでの幸騎手の追い方を見た北米の競馬ジャーナリストが「彼はマイケル・ジャクソンより良い動きをしている!」、「私はたくさんの日本のレースを見てきたけど、これだけ馬の上で動く騎手は今まで見たことがない」なんてコメントをしているのが話題になったのを知って、やはり世界的に見ても変な追い方なんだろうなと思ったのも記憶に新しかったので。

ところがその辺はあいまいで、少なくとも見栄え的に頑張ってるのが伝わってくるじゃなんの益体もない上、最終的な結論がファンではどうしてみようもない部分だったので正直期待外れでした。

 正直あの追い方を通じて日本人騎手をもっと起用しようなんて話をするのなら、例えば私が前から主張する1日の騎乗数を制限するなどの制度変更を訴えた方がよほど実益があるのではないかと思ってしまいます。

まあジャパンカップダートを廃止するなど、JRAも今後の目線を海外から国内に向けるべき時期に来ていることは分かっていると思いますので、生産界や日本人騎手に対してある一定以上の底上げになるような手助けをしてくれることを期待したいと思います。


ありがとう

2014年01月23日 20時12分45秒 | 競馬

 新年早々寝耳に水でした。

人気種牡馬アフリート死す (日刊スポーツ)

http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20140123-1247642.html

とうとうこの日が来てしまったのか…

私にとってアフは本当になじみ深い方でして、長年撮り続けてきたというだけでは語れない存在でした。

強く残っている最も古い思い出は、先に旅立ってしまったサッカーボーイがまだブリーダーズSSさんに繋養されていた頃。

パドックが隣同士だった二人は、いつも近くのお気に入りの場所で仲良く昼寝をしていました。

その頃から大人な性格でしたので、私の中のアフリートは出会った時から紳士なイメージでしたね。

 それからもう10年以上見続けてきたわけですが、初年度産駒からプリモディーネを送り出した彼は、1999年から7年連続でリーディングトップ10入りする安定感を誇り、2005年にはアメリカでアフリートアレックスという二冠馬を送り出し、2012年には産駒の通算勝利数は1000を超え、サンデーやブライアンズタイムに勝るとも劣らぬ存在感を示し続け、ブリダーズSSの看板馬としてあり続けていたその姿にはただただ敬意を払うばかりでした。

ちなみに産駒の勝馬率が2006年産までで74.98%という数値は、サンデー以外の誰にも破られていない点からも、彼の偉大さが分かると思います。

何頭もの馬が旅立っていても変わらずあり続けたアフリートは、まさに私にとってブリーダーズSSのイメージそのもの。

アローSで言えばアンバーシャダイのような存在でした。

 しかし今思えばミスプロ系には多い蹄の不安を抱えた健康状態に加え、何年かに一度は夏風邪などで体調を崩したりと、決して丈夫だというイメージを私は持っていなかったのです。

それなのにここまで長生きしてくれたことには、それだけでただただ頭が下がる想いです。

とにかく今はお疲れ様でしたと手を合わせるばかりです。

 最後に紹介するのは、昨年の8月に撮影した最後のお姿。

Bs_0531

この晴れ空の下で撮った画像の毛艶の良いこと。

Bs_0609

これを見て今年も再会できることを期待していたのですが…

しかし今はその口惜しさを抑え、偉大な彼の存在を慈しみながら送り出したいと思います。

本当にお疲れ様でした。

そしてなにより今までありがとう。