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日記的雑記

馬バカな日々

朝日杯FS・予想

2015年12月20日 14時15分31秒 | 競馬
 習慣で予想とタイトルをつけたけど、実際は予想することは早い段階でやめました。

馬券を購入しなくても毎週レースの予想はしているのですが、今日は武豊という不世出の名騎手が前人未踏の大記録を達成する瞬間が見たいという思いが強く、予想していて彼とエアスピネルが負ける場合を考えること自体に引け目を感じてしまいます。

ファンが最も競馬に貢献するのは馬券を購入することが信条ですが、このレースに関しては馬券は買わず、純粋に記録に挑む二人の姿を見ることにしました。

地元栃木産のボールライトニング、シーザリオ産駒のリオンディーズなど応援したい馬は他にもいますが、今日だけはただ豊さんとエアスピネルの勝利を願います。

今日は良い日だ (色々雑感)

2015年12月13日 18時40分00秒 | 競馬
■ 阪神JF

予想段階では今年の2歳牝馬は抜けた馬がいないので、展開次第では下位評価の馬にもチャンスは十分あると思っていました。

そんな分析だったので、今週メディアで持ち上げられていたことも含めて全馬の的(目標)になるであろう1番人気のメジャーエンブレムは、展開的に辛い立場と考えたのとやや時計がかかる馬場だったことを考量して、ブランボヌールとデンコウアンジュのワイドだけ馬券を買って観戦。

ステイゴールド産駒の誰かは来ると思ってたけど、そこまで手広く広げて儲ける自信がありませんでした。

 そしていざレースになったらまあ強い、強い。

メジャーエンブレムの前走はなんだったんだと思ってしまう完勝。

的にされるどころか、他の馬を歯牙にもかけない内容。

スタート抜群、一旦絡まれてハナを譲ってもかからない、それでいて直線は突き放すし、まだまだ良くなると思いますが、首を使ってしっかり加速するフォーム。

完全に頭一つ抜けた実力を魅せつけました。

現状での評価は最大でウオッカ、ダイワスカーレット級に成長する可能性を秘めているといったところ。

最低でも春の主役はこの娘から動くことはないでしょう。

 2着ウインファビラス。

今年はこのレースに5頭の産駒を送り込んだステイゴールド。

本当に今でもその死が信じられませんが、その存在感は未だ健在。

それと併せて個人的に思ったのが、ビッグレッドファームさんの育成技術が確実に良くなっていそうなこと。

2着 ウインファビラス  (コスモビューファーム
6着 ペルソナリティ  (ビッグレッドファーム
8着 クロコスミア    (小島牧場)
9着 アドマイヤリード  (ノーザンF)
15着 ウインミレーユ  (コスモビューファーム

( )は生産牧場なんですが、ご覧の通り、3頭はビッグレッド関係の牧場からの生産馬です。

ステイは元々ビッグレッドさんでも繋養されている年もあるので勿論他の牧場よりも産駒数が多いはずですが、それだけでGⅠに3頭も出走することはないと思われるので、今日の3頭以外のビッグレッドさんの生産馬たちにもこれまで以上に注視したいところです。

 3着ブランボヌール。

-10kgはきつかったのか、時計がかかる馬場だったのもプラスには働かなかったでしょうし、それで3着はむしろ立派。

母父サクラバクシンオーという点からも、府中や京都のような軽めの馬場で改めて評価したいです(気が早い話ですが、ヴィクトリアマイルに出走したら狙いたい一頭)

 最後に触れたいのは7着デンコウアンジュ。

今日は勝つために前目の位置取りなどの工夫があったんでしょうが、個人的にはあまり良いとは思いませんでした。

根拠としているのは現状この馬の最大の長所は確実に伸びるしっかりとした末脚で、短所はあまり器用な立ち回りが出来ない事だと思っているから。

壁をつくれずに前に行ったのか、その辺はまだ確認してませんが、差し馬として成長させた方が良いと感じているので、出来れば抑えることを教えて欲しかったです。

素人考えの与太話ですが、その辺も含めて右回りよりも左回りの方がスムーズなようなので、オークスを見越して逆算した戦略をとって欲しいです。

メジャーエンブレムだって、桜花賞はともかくオークスの2400mなら万全ではないかもしれません。

血統面も含めて応援したい一頭なので、今後の成長を楽しみにしてます。


■ 香港関連

 なんか10年前くらいの勢いが戻ってきたのかと思うくらい今年は日本馬が大暴れ。

マイルCSで休み明けを理由に買わなかったら痛い目見た人間としては、海外GⅠという条件すら問題視する気がないくらいモーリスは絶対王者になってると思っていました。

そしてきっちり勝って今年全勝。

年度代表馬の目すら出てきたこの馬の今年の初戦が1000万条件って…(?_?)

ラブリーディといい、タマモクロスですかと聞きたくなる成長力。

 そしてエイシンヒカリもとうとうGⅠ馬に。

10戦9勝で1着と9着しかとったことのない天才児に、単勝30倍越えの低評価は舐め過ぎですよね。

そんな周囲をあざ笑うような快走劇。

2着ヌーボで、この2レースの馬券だけで旅費取り戻した人多そう^^;

まあなにはともあれ、今日のGⅠは国内も海外も、強い馬が強いレースで勝つというGⅠのあるべき姿を示してくれたので大満足でした。

JC回顧

2015年11月29日 19時55分55秒 | 競馬
 気分が乗ったので回顧を久しぶりに書こうかと。

予想段階の印は◎ラブリーディ。

今年の負けたレースの敗因が明らかに距離にあることと、天皇賞(秋)のラスト1ハロンは完全に脚色が一杯になっていたので、ディープ産駒の誰かに差されるケースが予想されつつも、それが出来そうなのが2頭しかいなかったので◎。

その2頭はミッキークイーンとショウナンパンドラ。

強さは認めるが430kg前後という馬体で古馬の牡馬相手にこれまで通りのパフォーマンスが発揮できるかが不安だったミッキークイーン。

天皇賞(秋)は上り最速、牡馬の一級線とも十分に渡り合ってきた実績を信頼できるも、後方からの脚質なので馬郡を捌くのが遅れると届かないことが予想されるショウナンパンドラ。

それぞれがラブリーディ以上の不安点を持っていたので、馬券は◎からこの2頭に馬連で流したのですが、ほぼ想定通りになったレースで唯一の想定外だったのはムーア騎手。

 ラストインパクトを2着に持ってきた名手の手腕にしてやられました。

ムーア騎手は同じコース取りで9レース2着、10レース1着と好走しており、レース前からあのコース取りで勝負することを決めていたのでしょう。

その名手の期待に応えたラストインパクトも立派。

ラブリーディを負かすなら鋭い切れ味をもったディープ産駒と想定していたのですが、ラストはミッキー、パンドラの2頭ほど切れるイメージがなかったので印を打たなかったのがあだになりました。

長距離で戦ってきた持続力を余すことなく発揮。

それでいてレース後のムーア騎手のコメントがこちら

「ラストインパクトは、とても勇敢なレースをしてくれた。来年で引退する、松田調教師に勝利を届けたかったが、申し訳ない」。

簡潔かつ男気溢れるコメントに素直に頭を下げたくなりました。

1着には届きませんでしたが、今日競馬の面白さと奥深さを体現したコンビは間違いなくこの二人でした。

 勝ったショウナンパンドラにも素直に脱帽。

牝馬とは思えないほどのレース振りと、前走惜しい競馬で4着となった反省を活かしきった池添騎手。

想定外であったろう前半の内容と、ゴールドシップの捲りにも動じず、完璧なタイミングでのスパートで快勝。

 ミッキークイーンは4コーナーまでじっくり我慢し、直線に入るところでうまくインを突く形になりましたが、最後は馬郡を割ったパンドラと違い、そこから伸びきれず8着。

この辺がやはり不安視していた馬体の小ささの影響なのかなと個人的には思っていますが、それでも1着馬とは0.3秒差ですからね。

来年さらに強くなるでしょうし、この一戦で評価を下すのは早いでしょう。

 3着に敗れたラブリーディ。

限界まで追い出しを待った川田騎手の騎乗にミスはありませんでしたが、早めに抜けだす王道こそが能力を活かすこの馬にとっては勝ち馬とは対照的に最後の1ハロンがきつかった印象。

2400mという距離はこなせるがベストではないのだろうという判断です。

それでもその強さは評価を下げるものでは断じてありませんが。

 最後に触れるのはゴールドシップ。

流れも府中もあわなかったでしょう。

ディープ産駒でワンツー決着の結果から見てもそれは明らか。

でもレースに出走するだけでファンが色めき立ち、そしてレース中にその馬が動きだしただけで歓声が上がるなんて馬は滅多に出てくるものではありません。

有馬記念で引退という限られた現役姿を見れて満足。

そしてやはり本番は次。

この千両役者が輝く舞台は・・・楽しみです。

ジャパンC・予想

2014年11月29日 21時45分59秒 | 競馬
 主要な国内のトップクラスのメンバーもほぼ出揃い、外国馬も参加する今年のジャパンC。

 展開予想は現段階ではサトノシュレンあたりがこういう言い方は適切じゃないかもしれませんが、『TV馬』的な逃げ方をする気がしますが、さすがにハイペースになったりはしないでしょう。

想定ペースはスローよりのミドルペース辺りが妥当な気がします。

 枠に関しては下記のデータを見れば一目瞭然内枠有利。 


 [1枠~2枠] 勝率10.5% 連対率15.8% 複勝率23.7% 複回率101% 枠番値+0.6
 [3枠~4枠] 勝率 6.2% 連対率 9.3% 複勝率16.4% 複回率 63% 枠番値-0.2
 [5枠~6枠] 勝率 3.5% 連対率11.0% 複勝率17.1% 複回率 67% 枠番値+0.2
 [7枠~8枠] 勝率 4.1% 連対率10.9% 複勝率14.3% 複回率 36% 枠番値-0.3
 ────────────────────────────────────
 [01番~09番] 勝率 7.8% 連対率12.9% 複勝率20.0% 複回率 81% 枠番値+0.1
 [10番~18番] 勝率 3.9% 連対率10.3% 複勝率15.1% 複回率 46% 枠番値-0.2
 →内枠である1枠~2枠の信頼度は他を圧倒。内外での勝率差も大きいコース

そのあたりを考慮してとりあえず印は以下の通り

◎ ジェンティルドンナ

○ イスラボニータ

▲ エピファネイア

△ スピルバーグ ハープスター

ジェンティルの◎は絶対の自信はありません(苦笑)

一番強いのは彼女だと信じていますが、近走の内容を顧みると、スタート後に前に行きたがるので天皇賞のように的にされてしまう可能性は結構高い確率で起こると思います。

そうなると差しが最も有利な展開になりやすいJCで勝ち切るのはかなり厳しい。

しかしそれでもここ3年間応援し続けてきた稀代の名牝に◎以外の印を打つわけにはいかないでしょう。

実現すれば奇跡と称しても何ら大袈裟ではないJC三連覇を達成して欲しいです。

 
 ○はイスラボニータ。

前走はルメール騎手が外枠を意識してポジショニングのために早めに動いたことが結果として首を絞めることになった結果の3着。

今回は主戦であり、東京コースを知り尽くした名手が鞍上に戻ってきたので、好位か中段からの真っ向勝負を期待してます。

今年の3歳勢でもっとも強いのはこの馬と春から言い続けてきた人間として、ワンアンドオンリーにダービーの雪辱を果たし、最強であることを証明して欲しいです。

 エピファネイアはとうとう鞍上が代わってくれました。

思えばクリスエスとシーザリオ、両馬が現役の時代、2頭はそれぞれの世代で最も応援した馬でした。

その2頭から誕生し、GⅠを制した彼はまさに夢のような存在。

にもかかわらず、今年は初戦から苦汁をなめさせられ、折り合いにあえぐ姿を常に苦々しく思っていました。

ウオッカがこのレースでルメール騎手を背に、ハイペースを先行して押し切った時のように、堂々と正面からその力を魅せ付けて欲しいという願望と期待を込めての3番手評価。

 △ハープスターに関しては体調面を考慮してこの印にとどめました。

前走から条件は圧倒的に好転してるとは思いますが、やはり凱旋門賞からJCというローテーションは中々厳しいものであり、なおかつ小柄な3歳牝馬の彼女には酷な気がします。

調教を見る限りは大丈夫そうですが、これだけの強豪を相手に限界まで能力を求められた時に果たして余力があるかは未知数だと思います。

 スピルバーグは天皇賞の回顧記事で書いた通り、能力的にはまだ信じきれないところがあるのでこの評価。

ただ今年の府中での好走と、安定した末脚の能力を考えると人気的にも無印は危険と判断。

天皇賞(秋)・回顧

2014年11月02日 18時07分05秒 | 競馬

 別に本命が惨敗したからいう訳ではありませんが、期待していたほどレベルの高い内容にならなかったというのが素直な印象。

12.9 - 11.7 - 11.8 - 12.2 - 12.1 - 12.1 - 12.3 - 11.4 - 11.3 - 11.9

前半1000m 60.7 後半1000m 59.0

時計が絶対的な能力の裏付けではないですが、勝ちタイム1.59.7は過去10年間で2005年にヘブンリーロマンスが勝った年に次ぐ遅い時計。

お世辞にもレベルが高い内容とは言えなかったと思います。

稍重に近い馬場だったとはいえ、ブエナビスタとメイショウサムソンが稍重で1分58秒台で勝っているのですから、それも言い訳にはなりませんし。

 勿論勝ったスピルバーグの能力は卑下しません。

しかし今回は差し馬有利な傾向にあった馬場、思いの他緩い流れになった展開の恩恵、ジェンティル、イスラが想定よりも前に位置取りした分詰めが甘くなったことなど、自力以外のアシストがあったことを考えると、JCや有馬記念で馬券を買うかは慎重になってしまいます。

 本命にしたフェノーメノは惨敗…

すぐ後ろに勝ち馬がいたことからもポジショニングの失敗とは思えませんし、今日はレース以前に体調面で勝負に加われなかったのでしょう。

一戦叩いただけで体調が戻れるのかが心配になるほどでした。

 ジェンティルは内容的に一番強い競馬だったかと。

スピルバーグの出し抜けを喰らったとはいえ、イスラには2着を譲らなかった意味は大きい。

JCでは今のところ本命予定です。

 そしてイスラはやはり懸念材料だった外枠があだになった印象。

ルメール騎手が良いポジショニングをしようと序盤に動いたのが結果として末脚を鈍らせる形になってしまいました。

それでも世代のトップとして初の古馬との対戦内容としては十分胸を張れるものだったと思うので、今後のめどは立てたと思います。

 近年天皇賞秋は、トップホースが凱旋門賞に挑戦するケースが増え、国内組もJC,有馬を先に見据えて休養明けの初戦に使う傾向が増えた結果、レースレベルが低下しているように思えます。

昨日の予想段階で敢えて触れませんでしたが、スピルバーグに関しては末脚の破壊力は認められても、1~3番人気に支持された馬の誰かが能力を出し切ればさすがに頭にはこれないと判断していた私にとって、4番人気は過剰人気と判断して▲以上の印を打ちませんでした。

天皇賞秋は重賞未勝利馬が初GⅠを勝てるレースであってほしくないという願望も少なからずありましたが、来年以降は認識を入れ替える必要があると痛感させられました。