シリコンバレーで綴る弁理士日記

創英特許事務所の米国オフィスに駐在する弁理士が日常の出来事や発見を書き綴ります。

(48) 字が小さい・・・。

2006年01月28日 | 仕事
とある理由により、数ヵ月後にオフィスを移転することになりました。
といっても、別の建物へ引っ越すのではなく、「隣部屋」への移動です。今よりも少し部屋が広くなります。ちょっとした仕組みがあって、住所表示を変更する必要がありません。

アメリカで生活していると、ありとあらゆる所でサインを要求されますが(印鑑を使わないので余計にそう思うのでしょうか)、オフィス契約でも当然にサインが必要になります。迂闊にサインすると後々ひどい目に遭いかねませんので、小さな文字(米国特許公報よりも小さい)で疲れますが新しい契約書に目を通しました。

すると、以下のような条項が。。。
「本契約書は、ここに示された期間有効であり、その後は同じ期間だけ自動的に更新される。更新後の家賃は、本契約書に示されたマーケットプライスとなる。」

契約書には、(1)マーケットプライスと(2)実際に支払うプライスが書かれていますが、当然、前者の方が高くなっています。引用した条項によれば、こちらが何もせずにオフィス契約が自動更新されると、それまでの家賃よりも高いマーケットプライスを請求されても反論できないことになる!?

別の条項には、「契約を終了させる場合は、期間満了の少なくとも3ヶ月前に書面にて通知する。」という記述があります。ということは、期間満了の3~4ヶ月くらい前に、家賃現状維持での再契約を申し込まなければならないのでしょうか・・・。

とりあえず、オフィスの契約書にサインする前に、管理オフィスに上記の点を質問してみます。

うーん、他の諸々の契約でもそうですが、重要事項をこんな小さな字で書かないで欲しいですネ・・・

January 27, 2006

最新の画像もっと見る