シリコンバレーで綴る弁理士日記

創英特許事務所の米国オフィスに駐在する弁理士が日常の出来事や発見を書き綴ります。

(101) ある登録証が届いた

2006年09月30日 | 日常生活
長らく待っていたある登録証が手元に届いた。 何の登録証であるかは気が向いたら書きますが、とりあえず嬉しい。 先程、ある件で某社に問い合わせたときに、その担当の方が「私は今の会社に2003年10月1日に入所したので、今日で丸3年になります。お電話ありがとうございます」と言っていたので、「では、私は記念日に電話したのですね」と何気無く答えた。 その後ふと、自分も創英に入所したのは10月1日であるこ . . . 本文を読む

(100) 運命的な一冊・・・!

2006年09月27日 | 出会い&人
誰にでも「思い出の本」があると思います。それが小学校の夏休みの宿題で読んだ本かもしれないし、一人旅の途中で読んだ本かもしれません。 僕にとって運命的ともいえた一冊が、ジョン・グリシャムの『法律事務所』。 数年前、名古屋市の特許事務所で新人弁理士として働いていた頃にふと立ち寄った書店で、なぜかこの本が目に止まりました。(上)(下)2冊の文庫本で、数日寝る前に布団の中で読みふけっていたのを覚えてい . . . 本文を読む

(99)アメリカでよく受ける質問

2006年09月21日 | 知財&技術
「日本では、どのようなタイミングで分割出願をできますか?」 これは、米国の特許関係者からよく受ける質問の一つです。 たいてい自分の回答は、「①分割できる時期は補正できる時期と同じです。②特許査定が下りた後はもう分割出願はできません。③拒絶査定が下りた後は拒絶査定不服審判を請求しなければ分割はできません」というものです。この回答を聞いて、質問者は特に②の点に戸惑います。特許査定がいつ下りるなんて . . . 本文を読む

(98) ファーストネーム

2006年09月15日 | 日常生活
本日のミーティングを終えて、コーヒーショップで少し休憩です。 写真のコーヒーカップに“Toyo”と私のニックネームがマジックで書かれていますが、自分で書いたわけではありません。コーヒーを注文するとき、レジの店員がお客さんに名前を聞き、それをカップに書き込みます。そして、そのカップを受け取った別の店員は、コーヒーが出来上がると、カップに書かれた名前を大声で呼びます。 “Tall Mocha, T . . . 本文を読む

(97) 米国出張と治安

2006年09月14日 | 日常生活
シカゴでの業務を終えて、別の州に来ています。今回の出張では、デトロイト、シカゴ、そして今いるこの都市の順に周って来ましたが、「治安」もこの順に良くなっています。 米国内の出張では、「治安」にかなり気を遣います。創英本部で働いていた頃、関東以外にも、秋田・福島・新潟・長野・静岡・名古屋・大阪・兵庫等と各地へ出張しましたが、「治安」を考えたことはありませんでした。ところが米国の出張では、いつも事前に . . . 本文を読む

(96) シカゴ:世界一の夜景のレストラン

2006年09月11日 | 日常生活
デトロイトでの業務を終え、一時間程度のフライトでシカゴに移動しました。シカゴは人口が全米3位の都市で、知財を扱う法律事務所もそれなりにあります(参考までに、人口1位はニューヨーク、2位はロサンゼルス)。 街並みという観点では、僕はシカゴが全米で一番好きです。様々なデザインのビルが建ち並び多様性に富んでいます。それに、街には活気があるけれども人ごみで苦しくなるくらいには混雑せず、人の多さもちょうど . . . 本文を読む

(95) デトロイト

2006年09月08日 | 仕事
デトロイトに来ています。前々から是非とも会っておきたかった特許弁護士を訪問する、というのが主目的です。 シリコンバレーからは直行便が無いのでテキサス州のダラス空港で乗り継ぎし、合計で約6時間のフライトでした。日本から6時間というと確かハワイやタイまで行けますが、それよりも心持ち気軽な移動に感じます。といいますか、時間をかけて移動するのを躊躇していては、米国での出張は出来なくなります・・・。 デ . . . 本文を読む

(94) ムーア教授がCAFC判事に

2006年09月06日 | 知財&技術
Kimberly Moore(キンバリー ムーア)教授がCAFC(Court of Appeals for the Federal Circuit:連邦巡回控訴裁判所)判事になることが米国上院議会で承認されたようです(ワシントンDCの特許弁護士から本日入手した情報です)。 CAFCは米国の特許動向を実質的に左右する業界最高峰の裁判所なので(最高裁判所までいく特許ケースは僅かしかないので)、その裁 . . . 本文を読む

(93) 『シリコンバレー精神』を読みました。

2006年09月05日 | シリコンバレー
梅田望夫さんの『シリコンバレー精神』を読みました。この本は8月の一時帰国中に日本で購入したのですが、なんだかんだで帰国中は慌しくて途中までしか読めず、シリコンバレーに持ち帰ってきたのでした。 梅田さんはシリコンバレー在住12年。ネット革命、バブル崩壊、そこからの復活といった激動のシリコンバレーをご経験されていらっしゃり、この本では1996年から2001年までの5年間について語られています。 「 . . . 本文を読む

(92) Goodbye & Welcome!

2006年09月02日 | 出会い&人
このビルの管理会社のマネージャさん(写真左の女性)が、ここを去ることになりました。約1年間お世話になりました。 マネージャさんは、時にはオフィス賃料の交渉相手であり、時にはオフィス運営に必要な情報を提供してくれる我々のサポーターでした。なかでも結構助かっていたのが、「留守電の応答メッセージ」です。 創英シリコンバレーオフィスでは、ネイティブスピーカーは働いていません(本部にはいるのですが・・・ . . . 本文を読む