シリコンバレーで綴る弁理士日記

創英特許事務所の米国オフィスに駐在する弁理士が日常の出来事や発見を書き綴ります。

(140) 嬉しい特許査定

2007年03月27日 | 仕事
私の現在の実務の半分は中間処理(特許庁からの拒絶理由通知に対する応答等)なのですが、やはり特許査定を受けた瞬間は嬉しいものです。 この喜びは、特許査定を受けた特許明細書を自分が作成していた場合はさらに大きくなります。その点では、外内業務(海外企業の日本出願)よりも国内業務(日本企業の日本出願)の方が充実感を味わえるかもしれません(もちろん、外内業務にも楽しい面はあります)。 ところで、私は3年 . . . 本文を読む

(139) 給料ゼロのCEO

2007年03月23日 | シリコンバレー
某シリコンバレー企業のCEO(最高経営責任者)を務めていた知人が、別の企業にCEOとして移っていたことを知りました。CEOを勤めるのはこれで3社目という凄腕の経営者です。ユーモアもお持ちですが、どことなく「厳格」な雰囲気を醸し出している方です。 アメリカではこのようにCEOが渡り歩くことが多いようです。数年ごとに新たな目標を掲げる経営トップを迎え入れることで、会社にとっては常に改革できるという利 . . . 本文を読む

(138) 大学の知的財産

2007年03月15日 | 知財&技術
今週の月曜日と火曜日に、日本の大学の知的財産部の方がご来所されました。 月曜にお越し頂いたのは東京より北に位置する大学、火曜にお越し頂いたのは東京よりも南に位置する大学です。お話を伺っていると、大学の知的財産部にもその筋の経験者が揃い始め、知財活動が活発になっているようです。 ところで、シリコンバレーには、日本の大学がしばしばモデルとするスタンフォード大学のOTLがあります。OTLと書きました . . . 本文を読む

(137) サマータイム

2007年03月12日 | 日常生活
米国3月11日(日)からサマータイム(デイライトセービングタイム)が開始されました。昨年まではサマータイムは4月第1日曜から10月最終日曜までだったのですが、今年からは3月第2日曜から11月第1日曜までとなり、4週間長くなりました。 ところでこのサマータイム、米国の全ての地域で使用されているわけではありません。 まず、日本人に身近な「ハワイ州」にサマータイムが適用されるという話は聞いたことがな . . . 本文を読む

(136) 知財の仕事は「地味」

2007年03月03日 | 知財&技術
アメリカのロースクール(Law School)に通われているHさんとお会いしました。このブログがキッカケです。 Hさんは日本の某企業の知的財産部で数年間働いてひと通りの経験を積んだ後、権利活用が盛んの米国特許の世界に身を投じるべく、会社を退職して3年間のJDコースの道に進まれました。収入無しの3年間、しかも物価の高いカリフォルニアでの生活ですから、勇気も根性もお持ちです。いつも思いますが、こうや . . . 本文を読む