すずか*ぜ便り

季節の花や風景、美味しいものなど、日々の暮らしで見つけたものを気ままに撮っています。

宝塚版『るろうに剣心』

2016-04-19 | 観劇&映画のこと




先週末、
雪組『浪漫活劇 るろうに剣心』を観てきました。

コミックでおなじみの、
映画でもおなじみの、
あの『るろうに剣心』です。

上の公演チラシのちぎちゃん(早霧せいな)、
映画の佐藤健(たける)くんに勝るイケメンぶりでしょ?

さすが5組一の美形トップスター。
(と、私は思ってるのですけど)





初のミュージカル化である宝塚の『るろうに剣心』は、
あでやかな花魁(太夫)が登場したり、
ダンスパーティーシーンがあったり、
宝塚らしさをちりばめながらも
殺陣(たて)はなかなか本格的。

なかでも、
剣心と本作オリジナルの敵役・加納惣三郎(元新選組隊士)の対決は
宝塚の舞台であることを忘れさせるような
息をのむ迫力で、
拍手喝采なシーンでした。

登場人物それぞれ
どうしても映画での俳優さん達のイメージで見てしまいますが、
薫も、恵(めぐみ)も、斎藤も、観柳も、佐之助も、
とっても雰囲気を出していてよかったです。

斎藤一役の(彩風)咲奈くん。
あの颯爽とした歩き方って宝塚の男役しかできないよね~、
と歩く場面が何気に楽しみでした(笑)

恵役の(大湖)せしるちゃん、
元男役らしい男前なところ、
映画での蒼井優ちゃんの恵よりいいかも。

惣三郎役のだいもんくん(望海風斗・のぞみふうと)、
私は『ルパン三世』以来なのだけど、
ますます存在感がアップしていて
実力を備えた堂々たる2番手になりましたね。

ちぎちゃんの弱点を補って余りある歌うまさんだし、
演技も磨きがかかり
いつトップスターになってもいいくらいの貫禄を感じました。

ゆうちゃん(真飛聖)トップ時代の花組生が
宙組トップのまあくん(朝夏まなと)に続き、
いよいよトップスターになるんだなぁ、と感慨深いです。




(今回は宝塚らしくないこんな幕)


原作や映画の『るろうに剣心』ファンなど
ヅカファン以外の方がいつになく観劇したと思うのだけど、
宝塚って意外に面白い、
と思ってもらえる作品になっているんじゃないでしょうか。

ちなみにですが、
今回のプログラム、
カッコよすぎる写真が満載。
ヅカファンが見るだけではもったいないレベルなので
余裕があれば買い、でしょう。

コミックでの主なキャラクタープロフィールページもあったりして
お得感ありですよ。


雪組は『ルパン三世』に『るろうに剣心』ときて、
次は『ローマの休日』。

またまた多くの人が知る名作を演じることになるちぎちゃん。
役に恵まれているのか、そうでないのか、
もはやわかりません~