すずか*ぜ便り

季節の花や風景、美味しいものなど、日々の暮らしで見つけたものを気ままに撮っています。

秋の総括・7 ~ここも世界遺産編

2015-01-01 | ちょっとそこまで




昨年、世界遺産に登録された富岡製糸場は群馬県にあり、
県出身者としては、いつかは行っておきたい場所ですが、
実家から行くにしても、
意外に遠くて気軽には行けません。

それでは、ということで
富岡製糸場と一緒に登録された絹産業遺産群の一つ
「田島弥平旧宅」に行ってきました。

実家から近く、
ほとんど地元といっていい所にあるんです。






田島弥平氏は、
幕末から明治にかけて
優良な蚕種を生産する「清涼育」を体系的に完成させた人。

トップの写真が世界遺産登録された「田島弥平旧宅」。
近代養蚕農家の原型となった建物です。

屋根にある、換気のための「櫓(やぐら)」が特徴的で、
蚕室である2階の造りも開放的になっています。








庭には「貞明皇后行幸記念碑」が。
田島家は宮中養蚕の指導係を務めていたそうです。









一帯はかつて養蚕が盛んな地域で、
周辺にも同様な造りの養蚕農家がたくさんあり、
現在も住居として使われているので外からですが、見学できます。
(写真はその一部です)





記念にスタンプ押してきました。


現在、この地域に養蚕を続けている農家はないとのことですが、
日本の近代産業を支えていた技術が故郷にあったことを
とても誇りに思います。





近くにある公園から見えた秋空。
土手の向こうは利根川が流れています。



大晦日のうちにアップする予定が
新年を迎えてしまいました。
新年早々ではありますが、
今回の写真をもって再びお休みさせていただきます。

ご訪問ありがとうございました。


今年が皆様にとって幸せ多き年でありますよう