すずか*ぜ便り

季節の花や風景、美味しいものなど、日々の暮らしで見つけたものを気ままに撮っています。

玉三郎×鼓童の舞台

2013-07-31 | 観劇&映画のこと



舞台『アマテラス』を観ました。

人間国宝の歌舞伎女形・坂東玉三郎さんと太鼓芸能集団・鼓童が共演するこの舞台は、
好評を博した2006年の初演から6年ぶりとのこと。


玉三郎さんの女形を観たい観たいと思いながら、
歌舞伎はどうも敷居が高く、
指南してくれる(連れて行ってくれる)友人もなく、
いまだ生で観たことがありません。

特に鼓童に興味があるわけでもない、
観るなら、できれば歌舞伎での玉三郎さん、と思っていた私のお目当ては、
特別出演の愛音羽麗(あいね・はれい)さんです。
(名前がすごいでしょ、いかにも宝塚で)


宝塚花組の美しき3番手男役さんだった羽麗さん(みわっちさん)。
可愛い娘役からおじいちゃんドクターまで幅広い役柄をこなし、
外伝の「ベルサイユのばら」では、
うっとりの美しいオスカルを見せてくれました。

それだけに、昨年10月の退団はとても寂しい思いをしたものですが、
玉三郎さんと共演と聞き、
みわっちさん、すごいと、本当に嬉しかった。


みわっちさんの役は‘アメノウズメノミコト’。

そうそう、
『アマテラス』は、神話の「天の岩屋戸(いわと)」伝説がモチーフとなっている音楽劇です。

もちろんアマテラス(天照大神)は玉三郎さん。
鼓童は、音楽とその他の役を担当。


セリフもなく、玉三郎さんの出番も決して多くはないのですが、
(岩屋戸に隠れてしまうので、むしろ少ない)
その存在感に圧倒されました。

「玉三郎さんは、神」

その一言につきます。

役そのものが神ではありますが、
玉三郎さん自身がもはや神でした。

もう神々しくて神々しくて・・・


一方、みわっちさんは、
髪を長く垂らし、
衣装も桃色。

軽やかに、
なまめかしく、
そして力強く踊り、
アメノウズメノミコトとして生きていました。


ラスト、
岩屋戸から出てきたアマテラスとアメノウズメが手をとり、
一緒に踊る姿に、うるうる
みわっちさんと玉三郎さんが一緒に踊っているのを観られるなんて・・・


鼓童を観たのは初めて。
二幕は鼓童の演奏が主役な感じで、
素晴らしい技、演奏の連続。

舞台通して、
太鼓のみならず、笛や琴など楽器はすべて鼓童メンバーが担当とのこと。
プロの心意気を感じました。

鼓童単独の公演はたぶん観ることはないでしょうから、
このような機会を与えてくれた玉三郎さんとみわっちさんに感謝ですね。


今回のご縁で、
みわっちさんが玉三郎さんの舞台に出演、ということもあるかもで、
それも楽しみです。





さっそく、8月には鼓童の野外公演に特別出演。

花組時代も華やかな容姿の男役さんでしたが、
こうして見ると
男役さんだったとは思えないですね。

『アマテラス』では、
顔もほっそりして、すごく痩せた感じだったのがちょっと心配なんですけど。








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