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すや亀 信州香味だより

酢屋亀本店が年4回発行する、
パンフレットに記載されたすや亀だよりを
インターネットでお読みいただけます。

信州香味だより166号 ~暖簾の向こうから(亀のかたらい)/すや亀スタッフの裏ばなし・表ばなし

2018-05-15 | Weblog
亀のかたらい 第17回
すや亀スタッフの裏ばなし・表ばなし


営業、販売、製造、事務それぞれの現場で働く個性豊かな"すや亀"スタッフをインタビュー形式で紹介します。
今回は昨春新卒で入社し、1年を経た梁川智陽。
みそという食品の奥深さに魅了され、日々の学びや仕事に熱心に取り組んでいます。
インタビュアー:浅野ひろこ

第一製造部 梁川智陽

目指すは、味と品質を追求する「みそ職人」!


◆入社から1年。みそづくりの現場に携わった率直な感想は?
まだほんの一部の工程を経験しただけですが、この規模の工場ならではの手づくりのよさを実感しています。
現在の私の担当は「みそ練り」。熟成したみそを商品としてパッケージする前によく練って、色や水分量を均質にする仕事です。1日約400kgを練っていますね。機械もあるんですが、最終工程は手で練ります。
心を込め、愛情を込めて、ていねいに。みその声に耳を傾け、こちらの言葉も伝えるという感覚なんです。




◆どんな言葉をかけるのですか?
「今日は調子いいね」とか「きれいだねぇ」とか、見たままを心で語るという感じ。
実際、いいあんばいに練り上がるとすごく艶が出ます。ちょうど練り上がる午後、高窓から入る陽を受けて、みそが山吹色に輝いて実にきれいなんですよ。
もちろん、みそが言葉を発するわけではありませんが、不思議と心が通い合うような感覚を覚えます。
みそづくりの道具や機械の扱いも、ていねいにするよう心がけています。菌が生きているので、洗浄には基本的に洗剤を使いません。
あえて手をかけ、「ご苦労様」という気持ちを込めて、ていねいに洗うんです。


◆発酵食品は神秘に満ちています。その思いも味や品質に反映しそうですね。
今年5月から2年間「信州味噌研究所」の研修生となり、みそづくりの技術や最新情報をしっかり身につける予定です。
発酵や醸造のおもしろさも、これからより深く知ることになるでしょう。とても楽しみです。


◆出荷業務も担当していますね。
他品種、小ロット、さまざまなお客様のご要望にきめ細かくお応えしている当店では、出荷も流れ作業というわけにはいきません。ベテランのパートナーさんの手を借り、経験に支えられて、仕事をしています。
社内全体の空気があたたかいことも、製品の個性に息づいているかもしれませんね。





◆これからの抱負は?
食品ですから、責任ある確かな製品をつくることが大事だと思っています。
そして味の追求に貢献できる知識や技術を身につけ、お客様に愛されるおいしいみそをつくっていきたいですね。


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