気ままな遍路人

人生いろいろ…徒然な日記

役に立つということ。

2008-02-11 22:32:46 | 日記

「何か私に出来ることはないだろうか?」・「人のために何か役にたつ事がしたい。」などと言う人がいます。確かに聞こえは良いですが、あえて他人に聞こえるように言うのは、どうかと思います。

最初のお遍路で出会った人の中にも、「回りの人に何をしたら喜ばれるか。答えを出すために遍路に来た。」と言っていた人もいました。

でも、こう言うことを口に出して言う人って、その人の理想の形にこだわっている人に多いような気がします。

もし、私が「何かしてほしい事がない?」と言われたら、私に対して上から目線で言われているような気になります。本当に心から「何かをしてあげたい」と思うなら、静かにそばに寄り添って、ただ優しい表情で見守られたほうが心が安らぎます。

人はその優しさに感謝するのであって、何かをしてくれたから感謝をするのではないと思うのです。

人はその優しさに心を許し、何かを貴方に委ねるのです。

その時こそ、貴方が望む「何か」がわかるのだと思うのです。

その時こそ、「貴方も私も」幸せな気持ちになれるのだと思うのです。