いつも小さな谷間のわが家の映像なので、今日は大きく、花巻の北上川右岸の今の風景です。いよいよ寒々としてきましたが、今日はちょっと気持悪いくらい温かい日です。
どうも気候も政治も世の中も、落ち付きのないフワフワした状況だが、せめて個人的には心静かでいたいものだが、やっぱり、世の中は気になってしまう。それが世相と言うものなのだろう。
そんな中、脳科学のスーパースター茂木健一郎が4億円の所得申告もれを指摘されていた。彼にとっての4億円がたいしたものではないならいざ知らず、やっぱり大した金額なのだから、それを申告漏れ、というのはどうしたものか。
あれだけの頭で、記憶力、思考力で、所得の申告という国民の義務(彼は確か東大の法学部も出たはず)を忘れてましたはないだろうし、うっかりしてしてましたもないだろうし、積極的な悪意はなくても、ひょっとしたら、ごまかせるかも、と言う意識、かれのいうクオリアがあったのではいか。
現代最先端の脳科学では、人間の個人的な自由意志など無いに等しい、というのが通説になりつつある。
茂木健一郎のいうクオリア、突然無意識のなかで降って沸く意識。ベンジャミン・リベットのアウエネス(意識)の、意識は意識する0.5秒前に神経系は作動しているという。
すなわち、人間の意識は、個々の人間が意識する前に、すでに脳が指令を出していると言うことである。
そして、人間は、脳が最初に何を指令として出すかは、意識的にコントロールできないという。
であれば、あれほどの脳の持ち主、茂木健一郎の脳は、あわよくば、世の中を欺いてでも、金儲けをしたい、税金を払いたくない、という脳のようである。
ただ、これが、茂木健一郎という人間性の問題なのか、茂木健一郎の脳の問題なのか???そのあたりを茂木健一郎に説明して欲しいものである。
ここの所、また凄惨な事件が目立ってきたが、人間性、人間の脳は、環境に左右されるもの。このあたりは認知科学の領域だが。やっぱ、社会が不安定だと、人心も不安定になる。
さて、茂木さん、あなたの正義は、あなたが考えるのか、あなたの脳が考えるのか。意識は無意識の中から発生しても、意志はあなたのものである。