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ブログスムタ

演劇だの映像だの猫だの犬だのなんでもいくぜ!

歪んだ批評 天空の蜂

2015-09-21 19:12:19 | 歪んだ批評
もうね、なにすんだ! 怖くて怖くて半泣きになりながら見たわい!

ヘリが飛び立つその描写だけで鳥肌もので、かっこいいっ!なんて思ってるのも束の間、もう怖くて泣きそうになるシーンが連発してひーって成ったっすよ。

力強さや不安を掻き立てるカメラアングルの素晴らしさはやっぱりピカイチなんだよね。元々、普通のドラマのような動きの少ない映像で人を不安に叩き込んできた実績があるからか、派手派手なシーンでも不安定な表現は素晴らしくて…もうガクブルでした。

実のところ、この映画にある怖いシーンやアクションは、他の映画でも散々っパラ観てきたはずなんだ。が、しかし、迫力が違う、何かが違う。

話を分かり易く描いているのも流石。よくわかんねーよ、みたいなところはないもんね。すごいね。

冒頭でガキンチョが壁をコンコンコンコン蹴っ飛ばすのにもイライラきたw。注意する父親にぐっじょぶ!なんて思ったが、ねぇ。ほんとにねえ!なにすんだないちゃったじゃないか!

音楽も「ハリウッド!」で盛り上がる盛り上がる。すさまじかったなあ。面白かったなあ。
まだ震えが止まらんぜよ。

歪んだ映画批評:ジュラシック ワールド

2015-09-06 19:05:34 | 歪んだ批評
映画の冒頭でクレアが「今時、普通の恐竜が出てきても」と新種の必要性を語る。これは都合よく映画を観た自称評論家(つまりおれ)に都合よく使われてしまうわけ。今更映画で恐竜出してもねー。

実はもうひとつ、この映画は続編としてパークと同じ悩みを抱えている。「維持」だ。

ジュラシックパークは、パーク創生の話しで、ワールドは取り込んだ顧客を如何にリピートさせるかだ。多分この映画に足りないのはそこかもしれない。このパークはこうやって管理してるの‥の説明が結構あって、そこが僕にとってはもう一声、の部分だったと思う。反対に顧客を如何に逃がさないかという仕事をしてるなら響くモノがあるのかもしれない。

もうちょっと笑いが多いと良いなー。

ミニオンズ -歪んだ映画批評

2015-08-10 08:19:17 | 歪んだ批評
もうね、ほぼ 100 点。楽しかったわ~。

以前は何かが違う‥と感じて観なかったのだが本作はとっても面白かった。

この作品の面白さは「集団」。大勢のミニオンズが右往左往する様が面白い。

これの問題点を挙げるとするなら‥ここから最大のネタバレになってしまうのだが。。

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最後に重要なポジションで、前作のボスがでてくる。前作を観てればおそらく、おおおおおっ!となったハズだ。が、ね、観てないのよ。もうガックシ。

こういう展開はうーん。観なかった俺が悪いのか‥うーん。

それにしてもやはり外国は凄い。
壮大な野原を映す時、さりげなく小さい虫を飛ばして置いたりするんだけどこういうのが、リアルに感じさせる仕掛けの一つで‥凄いなーと思う訳。

ところでね。

日本のドラマなり演劇なり観て思うんだけどさ、つまんないじゃん。
ミニオンズ、ストーリーに心打たれ感心したかっつーとそうでもないわけだ。

僕らが習ったり学ぶ基、間違ってないだろうか。



歪んだ映画鑑賞「トゥモローランド」

2015-07-09 17:02:38 | 歪んだ批評
俺も似た様な戯曲描きたく成っちゃったw。

お話自体は子供向けで…これ、でも子供喜ぶのかな? とも思ったんだけどそこは流石ハリウッド。きちんと未来を描いています。

最近の映画って、現実は未来に追いついちゃいました~という感じじゃない。出てくる通信機器はどうしても Apple 製品に見えるし、それ以外もなんとなくありそうかな~というものばかり。わくわくしないね。でもトゥモローランドはレールのないリニアモーターカーやその他わくわくする未来の商品が存在した。こういうのはとても大事だと思うのね。
あと、ジェットパック。背負って空飛ぶやつなんだけど、なんでこの類の装置はわくわくするのかね。ロケッティア思い出したよ。

さて。トゥモーロランド…話としては、主人公の女の子は選ばれし者で最終的に地球を救う事に成る…んだけど、登場人物は未来になにが起こるか、救世主に何をして欲しいか何故か言わない。

昔の SE の仕事がそんな感じで、「君は今日から SE だ。」「僕は何をすれば良いんですか?」「それは自分で見つけ出して欲しい」「でも…どうやって?」
ああ、なんか嫌な過去を思い出した。トゥモローランドの話し運びはフィクションかと思いきや…俺の人生をトレースした様な内容だったなあ。こういうの効率悪いんだよ。しかも世界が滅びようとしている最中に。

…この類の映画って子供に有害だと思うんだよね。僕らの世代はこういう漫画が多かった。いきなりビキニでツノ生えた女の子がやって来て恋人に成っちゃうやつとか、未来から猫型のロボットが来て問題を解決してくれたりとか。兎に角選ばれて持て囃されて…という展開。
そこには努力もなく、運が良ければ!という夢があった。だから俺は努力をしない大人になった。だめだよこんなの見せちゃ。と思った。いかん、批判モードだな。褒めなきゃな。

兎に角登場人物がいい。それとライセンスを取得したからだろうか、スターウォーズの登場シーンがあり、ディズニー社の喜びが感じられます。そんなほんわかした映画でした。

MAD MAX -歪んだ映画批評

2015-07-05 22:43:42 | 歪んだ批評
お気に入りポイント :べーーべーーべーー(ギター)

観ちゃいましたねー、マッドマックス。
まだ観てない人は「テレビでやってるCMが延々2時間続く」と思えば間違いありません。

が、しかし。面白いのは「鉄は硬い」という当たり前の事をきちんとやってること。

主人公マックスは鎖に繋がった悪者を殺したものの、鎖が切れないので暫く死体担いでうろうろせざるを得ないし、悪者は車の中、マックスは外にいたから二人の間には車のドアがある訳で、ドアも外してズルズル引きずる羽目になる。

当たり前なんだけどやってる映画はあまりないですよね。おもろい。

あと‥この映画、意外とアートでして、白塗りの人たちや、劇団四季のライオンキング、凄まじいトラウマのカットなんかがいい感じです。ブルーマンも思い出した。白いけど。

一応、愛だの死だの別れがあり、目指した故郷の成れの果てに愕然としたりするのですが、まあ、その辺りはね、オマケですよ。オマケ。感情なんかピクリとも動かんかったもんね。

あとこの映画の偉いところは、女性蔑視や奇形、ハンディキャップをぶちこんでるところ。近年そう言うのは避ける傾向がありますが、バンバン登場します。
良いかどうかは分かりませんが、全くそれがないのは如何なものかと思います。

この映画は、ディテールが兎に角良くて、車も人も、何もかもがかっこいい。そう感じました。