ブログスムタ

演劇だの映像だの猫だの犬だのなんでもいくぜ!

演劇と助成金と私の思うところ。

2019-10-20 01:16:10 | 公演打とうぜ
キャラメルボックス元顧問会計士から見た演劇ビジネスの困難さ」という動画を観ました。

この会計士の意見の中に「助成金を活用しろ」という意見がありました。これが演劇にとって本当に良くない気がします。

言ってることは正しいと思います。もらえるものは病気以外もらっとけ、と。

ただ、この助成金が曲者です。涙、感動などにしか出ないイメージですよね。私は助成金の内容を確認していないので想像で描くのはよろしくないのですが、客を呼べるものに助成金が出ないような気がします。

そりゃ、感動作品は素晴らしいかもしれませんが、助成金を得た、お墨付き作品はくだらなさに欠ける...というイメージがあり、演劇をあまり観ない私なんかは避けてしまうわけです。

お金貰って、演劇で生きる。そんな事するくらいなら、お客に助成金渡して好きなもの観ろ! という方がよっぽど演劇界のためだと僕は思うのです。

大体助成金がもらえれば...どんなビジネスだって上手くいくわけです。ラーメン屋でもゲームセンターでも。
うちの近くの蕎麦屋だって電気屋だって潰れなくて済んだはずです。

良いもの...というのが何を指すか知りませんが、戦争の悲惨さや原発の何かや、震災や津波などを扱った結果が今の演劇界だとしたら、少なくとも助成金は演劇界にとって有益ではないはずで、キャラメルボックスや劇団四季なんかに出しておいた方が良いはずだと私は思います。

なぜ演劇界が停滞しているか。つまんないからです。

少なくとも、一般人からは選ばれていない、と私は思っています。