ブログスムタ

演劇だの映像だの猫だの犬だのなんでもいくぜ!

演劇とセットと私。

2018-02-25 23:43:01 | 公演打とうぜ
話を聞いてゆくと、自分とお友達の望む演劇に大きな差がありました。その人は「セットはいらない」言いました。私はセットは必須と思いました。多分、嫌な思いをさせてしまったと思います。あああ、もうしわけないでした。

何故にそこまでセットにこだわるでしょう。私は自分に確認した。

実は私も「セットなんか」というひとりでした。

真っ黒な小屋の姿で、輝く役者さんを見た時、真っ黒な木の箱の中に輝く宝石を見た思いがありました。美しくて、とても素敵で、これが演劇を始める大きなきっかけのひとつだったのです。(その真っ赤な宝石は…戸田恵子さんなんですけどね。美しいと思いました。)まあ、その舞台にセットはありましたけど、その存在にセットが姿を消したように思えたのです。

ただ残念なことに、多くの演劇は、多くの小劇場系演劇はコストや手間を惜しむためにセットを用意しません。反面、私の打った演劇は多くのものを用意しました。非常に手間がかかり辛い思いをしました。

コップに口を近づけ、クククっと飲み干すその芸をみせるのが観客の為か、あるいは本物のコップですっと飲むか。テレビカメラの代わりにどこにフォーカスさせるのか、と云う問題でしょうか。私は私に問います。

真剣な話の最中に落語のような酒の飲み方を見せるフォーカスは邪魔になるのではないか? そこは本物を持っていた方が邪魔な思いをさせないのではないか?と思うのです。これはあくまでも私の場合です。いやいや、そこまで演芸しなくてもいいじゃないか、手でクッとやればいいじゃあないか。となるとそこは単純な手抜きなわけです。コップはどの家にあるもので、用意できない理由がないのです。

私はできれば、役者さんに少しでも豪華な舞台に立って欲しいです。大黒のみの舞台で愚痴を言うお客様も結構見てきました。私たちの始めた頃は2,500円でも高額なチケットとされ、「さぞ立派な舞台を見せてくれるのでしょうな。まさかセットなしとかありえませんな」と言う陰口を嫌という程聞いてきましたし言われました。悔しかったです。

あと。素晴らしい演技は、余計なものを消すのです。それは、空港で飛び立つ飛行機に注目するあまり、手前の金網が見えなくなるそれに似ています。セットがあって、それが邪魔なら役者はそれを消して、違う風景で塗り替えるだけのチカラがあるのです。

私と友人と、それ以外の人の方向性の違いはとても面白く、私は重なっていないことをとても嬉しく思います。私は私以外が主宰をする場合はそれに異議を唱えるつもりはないのでした。
ただここだけ知って欲しいのと、私の時は私のやり方でよろしくね、と思うのでした。

物を観る恐怖。

2018-02-17 22:14:51 | 公演打とうぜ
ある演劇が気になった。それは「こういう演劇というかショーというかがあれば面白いのではないか」とずーっと思っていたものに近いと思われる。フェイスブックに「気になる」と書いたら「観ればいいのに」というコメントが付いた。

観たものは食事と同様、私に成る。この恐怖。

勿論、僕が創りたい芝居は、色々な演劇の寄せ集めにすぎない。オリジナルというよりは普通の演劇なのだと思う。前回の演劇でやっとこさ自分の進みたい方向を見つけこれからだ、という時でもある。ここで自分の臨ものに(或いは望むもの)に近いものを見てしまったらそれに成ってしまうのではないか。安直にあれでこうやってたから、その方法で行こう、と成らないか。

何かをリスペクトして、とか何々から引用して、とか、そういうのはできれば避けたい。偶然そう見えてしまうものは仕方ないし気付かず真似てしまうものもあるけど、できれば僕はそうしたくない。

限界も見えてしまうのではないか。例えば人を宙に浮かせたい、と考えたら当然のように「ワイヤーですね」と答えを出してしまう、そういうのが嫌なんだ。結果としてワイヤーになるとしても。

戯曲セミナーに通っていた時、多くの大作家先生に「もっと演劇を観ろ!」と言われたが、果たして…。

ふと思ったこと。

2018-02-17 11:24:15 | 公演打とうぜ
2〜3日前にふと思ったことなのです。

私はおはよう、と言いました。これは全く今回の話には関係ありませんのですが。

それで、思ったことなのですがね? 役者さんは…全員ではありませんのです、何人かの役者さんは…なのですが、キャラクターになりたいのですか? と思いました。
要するに古畑任三郎であったり、ジャックダニエルだったりええこれはお酒ですねぇそうですねぇ、ジャック・スパロウだったり。

何か一つ心なしか氷解したのでありました。ああ、そういうことですねぇ、そうですねえ。
そうなのですかねえ?

ひとりクランクアアップ〜。

2018-02-11 10:26:18 | エキストラ
エキストラ業務が昨日で終わりました〜。
参加させていただきまして、本当にありがとうございました。
某神監督、色々と拝見出来て嬉しかったです。
某監督助手、かまってくれてありがとうございました。全員気分よく参加できました。初めてのエキストラの方もいて、楽しい!とおっしゃっていました。
こういう現場があると、他のにも参加するようになるのかな〜、とエキストラの活性化なんかを考えてしまいました。

俳優さん、女優さんもいらっしゃいましたが、「ああ、普通の人間なんだなあ」なんて思いました。普通の世間話とか聞こえると、そう思います。

素敵な作品になりますように。多くの人が観ますように。

描くかー。

2018-02-08 07:38:56 | 日記


線を一本引いた。左にはスタート、右にはゴール。

登場人物を決めた。珍しく役割をキチンと決めた。東京乾電池式(笑)。

話しは単純な一本道。何人かがそういうストーリーを望んだから、それならば、と。これは以前作ったハンバーガー屋と同じ作りで、始まって数分経てば途中の展開も、75分後のゴールもはっきりわかる作り。

書き始めれば1〜3日で書き上がってしまうだろう。つまらん。

今はそんな感じ。