ブログスムタ

演劇だの映像だの猫だの犬だのなんでもいくぜ!

萎縮。

2019-11-03 09:46:10 | 公演打とうぜ
「女装した夫が、妻を周囲に紹介した」と書かれたツイート。

ツイートされた方は多分、それだけ愛情がというつもりなのかもしれないけれど、そういうケースが珍しい事と捉えた私には「巻き込んでしまった」そういうことが非常に申し訳なく思えてやりきれない。

男性が女性の格好をするのはやはり普通ではないわけで。ジェンダー的にあーだこーだ言われても女装する男はやはり通常ではないのね。恥ずかしいことに人を巻き込んでしまった、と認識した時から心の萎縮が始まった。

そうだった。演劇って恥ずかしいことなんだよね。

舞台から降りると、真っ先にメイクを落とし来てくださった方に挨拶する。小劇場ならではの面白い風習。

お客様に。舞台上の人物は、物語の中で生きている訳で、私は体と声を貸しているだけに過ぎない。虚構と現実の境を明確にする、私の理解があっているかどうかわからないけど、演劇の人に教わった。

そもそもハリウッド映画に憧れ、邦画に魅せられ、演劇に来た私にとっては、性別や年齢が、現実と異なるということはあまり受け入れられない。

舞台に立って、私以外の人間に恥ずかし思いをさせてしまったのではないか、そう思うとどうしても萎縮してしまう。

本当にごめんなさい。