ブログスムタ

演劇だの映像だの猫だの犬だのなんでもいくぜ!

感想:たまゆら、の。

2019-01-28 07:38:57 | 公演打とうぜ
とても良いお芝居でした。ただただ悔しい(笑)。



ハリウッドバカ映画しか観たことのない私には、この類の演劇の見方が分からなかったのです、今までは。

「たまゆら、の。」は内容を公開していないみたいなので粗筋にも触れませんが、人の日常をただ演じ続ける様なタイプのもので、犯人が捕まったり宇宙人と死闘を繰り広げたりする様な要素は一切ありません。

大きな起承転結を持たない演劇をどうやって楽しむのか。いや、有るんですけど宇宙人と戦って地球を守ることに比べたら普通の生活の範囲で誰にでも起こり得る話をどう楽しめば良いのか。

じっと観てました。

最初はただじっと。

舞台の上の人も只々、舞台の上で生きていました。

只々生きている人を只々観る。只々笑い、只々涙が溢れ…夢中になってました。

ああ、そうか、この演劇はこう愉しむのか。

不器用な生き様を見て、喜ぶ様を見て、人を好きになって愉しむのか。そうか。

演劇というものは素晴らしいものかも知れないな。

演劇が芸術?

2019-01-24 20:00:38 | 公演打とうぜ
演劇研究会所長(といっても僕含めて二人ですけど)は言いました。

「舞台の上で、お客さんの目を意識せず、自然な感じで、う〜ん、なんて云うのかな」

ただただ生きる人、たまたまそこが舞台だっただけ。そんな意味合いでしょうか。
きちんと理解できていないのですが…僕はお客さんと一体になってコミュニケーションを取りたいと思う人なので、かなり理解に苦しみます。

もしかしたら究極の VR みたいなものかも知れません。

もしかしたら舞台の上で、居てもなんとも思わない、ああ、人が確かにいたねえ...みたいな、あるいは動いても目立ちもせずとても自然な...なんと云うか...レストランの店員さんみたいな、テーブルについているわけではないから、食事のグループとしてはいない人、そんな感じなのだろうか...悩みます。
果たしてそれは観るものなのか(笑)。


そう云うのが芸術だと僕は思います。私は所長の言っていることはわかってないのかも知れないのですが、その意見はとても大好きで尊重したいのです。
演劇をやる方と話をしていると、演劇は芸術だから...とおっしゃる方は非常に多い。

じゃあ、どの部分が芸術なのか。

本当に見せたいのは芸術なのか、それとも演劇なのか。

自分が見せたい芸術を、きちんと語れれば、それは芸術だと思います。
特に、言葉にならない言葉で、真剣に説明してくださるそれは、芸術だと思います。
きちんと芸術の芯を、自身の中に据えていなければ、どんな目新しい衣装でも、効果でも、それは芸術ではないと思うのです。


僕は一年悩んで、ああ、僕は芸術じゃないや、と思いました。ワーグナーのように、新しいカテゴリーの名前も探しています。

所長には「僕のお芝居でてください」ってお願いすることもあると思いますがそれは芸術ではございません。
ただ、芸術っていうのはどこかで大衆に向けて開かれるものだと思うのです。

ムンクの叫びか〜、すげ〜なあ。

…なんてね、わかんないっすよ。わかんないけどみんな好きでしょ、ムンク。
最初は叫んでる人が面白いだけなんだけど、みていると色使いもいいし、え、あの絵に他にも人が書かれてるんだ!とか、思いますよね。思わない?
それも芸術の一面で、いずれ本物を見たときに「すごい」と見たまま震えるんですよね。

考古学考察。

2019-01-21 08:19:39 | 公演打とうぜ
竜を倒しに行くのです、というショー(演劇?)を作らんと頑張っています。

筋書きというか、構成というか、そういうのやキャラクターについても悩んでいます。

根本は、デカイ竜を出したい!という欲求です。できるかどうか知りませんが、これが全てなのですが、やはりそれを見た人間の物語でもあるので、少なからず台詞があります。

…どんどん台詞が増えて行きます。ダメなんだって、脚本書いちゃ。ビジュアルじゃなきゃ。

俺もちょっと出たいな、と思いましたので書き込みましたが、こいつが喋りすぎるので、主役を別に立てることにしました。

考古学者。

どんな理由がいいか。そうだな、日本の成り立ちを調べている人にしようか。そう思いました。
舞台が日本だから。

定説で語られる日本の始まりって…あれ? 知らない。ネットで調べ始めると、魏志倭人伝だの古事記だの日本書紀だのがでてくるのですが、どれが最初? という初歩的なことでコケます。

どーでもいいのよね、エンタメなんだから、とは思うものの、気になります。邪馬台国だの卑弥呼様だの出したら、そういうのは好きな人がいるからタチが悪い。

演劇の性質上、主役を立てるより全員が均等に出番がある方がいいかなーと思うんですが、「ひとりが主役で引っ張って行くはなしがいいなー」と言われた事があり、まあ、そうだよなー、そうだよなー、とも思いまして。

もうどうして良いか分からないのですが、取り敢えず考古学者を一日使って考えてみよう、と思いました。

地面師かな?

2019-01-19 17:15:01 | 公演打とうぜ


どこに書いていいか分からないけど、兎に角書き留めておきたいのと吐き出したいので。

竜を倒しに行くのです。 という出し物のイメージをハッキリさせるために歩いています。



地面師ではありませんが、好立地の土地に御神体があり売れない、という場所なので、駅前、左右はひなびた商店街とショッピングモールにしたい訳ですが、なんかこう、いまいちどんな場所か想像がつかないです。



うーーーん。


近所の蕎麦屋が潰れます。

2019-01-14 19:08:22 | 日記
近所に、船橋駅近くではおそらく有名ではなかろうか、と思われる蕎麦屋がありますが、とうとう潰れるそうで。

「蕎麦ってのは、あ〜あ〜そんなに汁につけるんじゃないよ」という落語を小学校の頃に観て、ダサい食い方はしたくない! と思いあれこれ試してきましたが、結果として、「蕎麦の麺ってのはどーでもいい」という結論に達したのが去年の年末。

どんなに立派なお店に行っても長野に行っても蕎麦の香りってのはあまりしないもので、どういう事か、と蕎麦の粉を買ってきて水で練ってみますと驚くほどの香りがするんです。なのに店で出てくるやつは香りがしない。

蕎麦がき のような状態だと結構な匂い(くさいので匂いね)がするのですが、麺にすると香りはすれど、それはほんのりと。両国の名店(だそうです)でも香りなんかそんなにありません。多分、蕎麦の実を味わうには不適当な提供方法なのです。

恐らく、理想の蕎麦ってのは何もつけずに食べると香りと風味があって、蕎麦つゆが「刺身につける醤油」のように蕎麦の旨みを引き立てる。そういうもんだと思うんですが、残念なことにそんな蕎麦にはお目にかかれませんでした。

一応、最近の私の一押しは船橋駅前の「車や」というお店で、ここが一番麺の香りと甘みがわかる気がします(なんで甘いんだろう…とは思いますが)。
立ち食いっぽいし…食券だし…と小馬鹿にしておりましたが、周囲の同意は得られませんでしたが、美味しいです(笑)。


周囲の人にオススメの蕎麦屋を聞いてみると、世間がいかにお蕎麦に興味を持ていないかわかります。
「天ぷらが美味しいの!」「あそこはツユがいいんだよ!」

ね。僕の中で蕎麦ってのは冷たい、ツユが別になってるやつなの。

まあ、そういう訳で、真剣にお蕎麦を作ってても大半の人は蕎麦なんか望んでない訳です。そりゃ、潰れますわな。