ブログスムタ

演劇だの映像だの猫だの犬だのなんでもいくぜ!

あなたの声が聞こえなくて。

2018-10-08 11:13:44 | エキストラ
吉本のお笑いライブを観ました。全く興味が無かったので期待も何も無かったのですが、面白かったです。

ただ…声が聞こえない。

どうやら本当にセンターに突っ立ってるマイクで音を拾っているらしく(中にはピンマイクつけたりしている方もおり、当然舞台上にマイクも仕込まれていたように思いますが)、基本マイクに近い人間の声が入り、もう一人はスペースの都合上どうしてもマイクから遠ざかってしまう。

芸人さんたちはスピーカーではなく生の声でやりとりをしているので聞こえないことにあまり気づかない。
身長差のないコンビなら、なんとかしろよ、とも思いますが身長差が大きいコンビはそうもいかず…そろそろ芸人さんも歌手みたいイヤホンつける必要があるんじゃないかな?と思いました。

と言うかね、歌い手は一人一本マイク持ってるんだからお笑いも一人一本であるべきでしょ。
ビジュアル的にインパクトあるから今からでもそれやりなさいって。


お客さんが素人であれば素人であるほど(つまり俺)これを問題視する訳です。ディープなファンならその芸人さん、その役者さんが好きだから、でカバーできちゃうんだけどね。俺は現場の問題もわからないから「しっかりしろよ」とイラついてしまう。

明治座で行われた某有名俳優の一人芝居も「聞こえん!」と腹を立てたしその役者が嫌いになった。テレビでは大好きだったんだよ、その役者。

演劇はお笑い以上に問題が多く…後ろむいちゃったり小声で喋る必要があったり、最早本人の努力じゃどうにもならないレベルまできている。音響がいくら生声に近い感じで聞かせたい、なんて思っても聞こえなければストーリーも何も関係ない。キャパ50超えたらもう、マイク。

そもそもそんな演劇をやる主宰が悪いといえば悪いんだけど、きちんとやらない演出が悪いんだけど、仕方ないよね。

だから本当は小劇場が最高の場所で、絃楽器が震えるような声で、囁いて欲しい、それを聞かせてほしんだよね。