黒い翼と山羊の頭を持つ悪魔。両性具有とされる。
異教や異端の隠喩であるが、これは最も忌むべき存在である。
悪魔を表現するものは、鷲でも虎でも蛇でもない。彼らは暴虐することもあるが、それなりの強さを持っている。
だが山羊のように弱いものが、絶大な権力を欲するとき、それは妖怪的に巨大な嘘をつかねばならない。
愛の世界にある法則の、あらゆることを曲げねばならない。それは全く愛をさかさまにすることだ。
弱い者、馬鹿な者が、神のような権力を欲するという、あまりにも愚かな目的を持つとき、こういう邪が発生することがある。
両性具有というのもおかしなことである。男の性欲も女の性欲も満たしたいという、みだらな欲望が見える。
こういうものに権力を渡すとき、世界は破滅に染まる。
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